ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲
ロシアを代表とする作曲家の一人セルゲイ・ラフマニノフ。
同じロシアの作曲家チャイコフスキーに才能が認めながらも一度は音楽を挫折したこともあるラフマニノフ。
そんな心境と環境で生み出されたからか現代人にも通じるものがあり、切なくて儚い、時には熱情的な作風は聞いた人全員を虜にします。
今回はオーケストラで演奏される交響曲から声楽、ピアノ曲までセレクトしました。
知らない曲を聞いても「あ!
ラフマニノフだ」と思うのではないでしょうか。
ぜひ聴いてみてくださいね。
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ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(61〜70)
幻想的小品集「エレジー(悲歌)変ホ短調」作品3-1Sergei Rachmaninov

まるで歌い上げるような旋律を持つ、叙情的な一曲。
ラフマニノフがモスクワ音楽院を卒業した翌年に完成したものだそうです。
ただ一瞬わぁっと悲しいのではなく、悲しさが後から後から押し寄せるけど、徐々に引いていく…そんな印象です。
管弦楽のためのスケルツォ ニ短調Sergei Rachmaninov

ラフマニノフの現存する管弦楽曲の中でも最初期の作品で、モスクワ音楽院時代の1887年に作曲されました。
当時、作曲者はまだ14歳で、譜面には誰のものか分からない字で「1887年」と記してあります。
曲は、従兄のアレクサンドル・ジロティに献呈されました。
組曲 第2番Sergei Rachmaninov

こちらもピアノ2台で演奏するデュオ曲で、≪2台のピアノのための組曲 第2番≫とも呼ばれています。
神経衰弱のため、前作にあたる≪楽興の詩≫から5年ほどのブランクを置いた、1900年12月から1901年4月にかけて作曲されました。
ピアノ協奏曲 第1番(嬰ヘ短調)作品1Sergei Rachmaninov

モスクワ音楽院に在学していたラフマニノフが卒業試験のために書いた一曲。
最初に演奏された後、かなりの改定が加えられて居間の形になったそうです。
有名なピアノ協奏曲第2番や3番に比べると、とても情熱的で激しい印象。
ピアノ協奏曲第2番第1楽章Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフ作曲の『ピアノ協奏曲第2番第1楽章』です。
ドラマ『のだめカンタービレ』でも披露され、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
ピアノだけではなくオーケストラと一緒に演奏するピアノコンチェルトですが、ラフマニノフ独特の甘いメロディーと、美しい旋律が良いですね。
オーケストラとの音のハーモニーも素晴らしく、音を紡いでいくような感じが魅力的な曲です。
ピアノパートは美しい一方で難易度はもちろん高いものがあります。
オーケストラと共演を夢見るピアニストはこぞってチャレンジしますが、技術だけではなく指揮者やオーケストラからのアプローチがないと難しいので単に弾くだけではなく音楽の環境的な良さも求められます。
指揮者に合わせて弾くという経験が出来るのもコンチェルトの醍醐味ですが、自分のテンポだけではいけないので合わせる難しさもあることでしょう。
絵画的練習曲「音の絵」Op.39 第6曲「赤ずきんちゃんと狼」Sergei Rachmaninov

ロシアを代表する偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
こちらの『絵画的練習曲「音の絵」Op.39 第6曲「赤ずきんちゃんと狼」』は、ラフマニノフの作品のなかでも特に有名な難曲です。
ラフマニノフの作品を知っている方なら誰でもご存じでしょうが、本作の難所はなんといっても左手のオクターブと跳躍。
他にも半音階進行のオクターブや面倒な16分音符の音型といった部分も難しいので、総合的な演奏力の高さが求められます。
ピアノソナタ第2番 変ロ短調 Op.36Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフは、生涯で2つのピアノソナタを残しています。
そのうちの1曲である『ピアノソナタ第2番 変ロ短調 Op.36』は、ドラマチックで重厚な雰囲気で人気の作品です。
3楽章を通してロシア正教の鐘の音を模したフレーズが繰り返され、激しさをともなうアルペジオも多用されています。
しかし、ただ激しいだけではなく、神の救いのような穏やかさや幸せに満ちた雰囲気を感じられる部分もあります。
ぜひ、場面の変化を楽しみながら聴いてみてください。





