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ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲

ロシアを代表とする作曲家の一人セルゲイ・ラフマニノフ。

同じロシアの作曲家チャイコフスキーに才能が認めながらも一度は音楽を挫折したこともあるラフマニノフ。

そんな心境と環境で生み出されたからか現代人にも通じるものがあり、切なくて儚い、時には熱情的な作風は聞いた人全員を虜にします。

今回はオーケストラで演奏される交響曲から声楽、ピアノ曲までセレクトしました。

知らない曲を聞いても「あ!

ラフマニノフだ」と思うのではないでしょうか。

ぜひ聴いてみてくださいね。

ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(71〜80)

交響曲2番第3楽章Sergei Rachmaninov

1906年から1907年にかけて、ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフが作曲した交響曲。

この3楽章は全4楽章の中で最も広く知られる、ラフマニノフならではの美しい緩徐楽章です。

スラヴ音楽のような流れる旋律が、はかない憧れを込めるかのように歌われます。

滑らかで甘美なラフマニノフの世界をお楽しみください。

前奏曲 作品3-2「鐘」Sergei Rachmaninov

Evgeny Kissin Rachmaninoff Prelude Op 3 No 2 in C Sharp minor
前奏曲 作品3-2「鐘」Sergei Rachmaninov

本作は、セルゲイ・ラフマニノフが19歳のときに作曲した『幻想的小品集』の中の第2曲目にあります。

頭の重厚な和音は、まるでロシアの教会の鐘が鳴り響くよう。

その響きからか、『鐘』や『モスクワの鐘』と呼ばれ親しまれています。

1892年9月、モスクワ電気博覧会で初演され、ラフマニノフの初期作品の中で最も有名な曲となりました。

中間部では一転して急速な音型が展開され、ラフマニノフの見た夢からインスパイアされたとも言われています。

不気味さと美しさが絶妙に調和した本作を、ぜひハロウィンの夜に聴いてみてはいかがでしょうか。

前奏曲作品23の5 ト短調Sergei Rachmaninov

ラフマニノフ/前奏曲集(プレリュード) Op.23-5 ト短調, 2009王子賞
前奏曲作品23の5 ト短調Sergei Rachmaninov

20世紀を代表するロシアのピアニスト、作曲家であるラフマニノフ。

彼の作品は、シンプルで美しいく、また勇ましいメロディーが特徴的で、むき出しな感情が音楽で表現されているかのような強烈な印象を与えます。

この曲は全24曲ある前奏曲の中でも、最もよく知られている曲の1つです。

冒頭からいさましく、しかし自由に奏される行進曲風のリズムが印象的で、中間部できかれるロマンチックな旋律もラフマニノフならではの美しさをもっています。

濃厚なロシアの民族的情緒にあふれた魅力的な1曲です!

ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(81〜90)

幻想的小品集 Op.3 第4曲 道化師Sergei Rachmaninov

ラフマニノフ:《幻想的小品集》Op.3 より 第4曲 「道化師」/平瀬 颯蘭(第46回入賞者記念コンサートC級[金賞])
幻想的小品集 Op.3 第4曲 道化師Sergei Rachmaninov

異なる性格の小品全5曲からなる『幻想的小品集 Op.3』。

第4曲の『道化師』は、繰り返される転調が道化師の奇想天外な動きを表しているかのような、変化に富んだ作品です。

非常に速いテンポの中での表情の変化が求められるため、難易度としては決して易しくはありません。

ただ、曲自体がコンパクトで繰り返しも多いため、部分的な練習を丁寧に行うことで比較的スムーズに仕上げまで持っていけるでしょう。

変化のある軽快な曲がお好きな方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」Sergei Rachmaninov

ラフマニノフ:前奏曲 『鐘』作品3-2 / Rachmaninoff: Prelude Op.3-2 小瀧俊治(ピアノ)
幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」Sergei Rachmaninov

1890年代に大活躍したロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。

こちらの『幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」』はラフマニノフの作品のなかでも、特に有名な作品です。

この楽曲の難易度は中級のなかでも上位のレベルといったところなのですが、人によっては上級に相当する難易度になることも。

ラフマニノフは非常に手が大きく、この作品も余裕を持って10度を演奏できなければなりません。

鐘の音をピアノで表現するところも難しいのですが、とにかくオクターブが多く難しい作品なので、ピアノに詳しい人にとっては大いに聴き映えする楽曲と言えるでしょう。

悲歌Sergei Rachmaninov

Rachmaninoff plays Elegie Op. 3 No. 1
悲歌Sergei Rachmaninov

ロシアよりアメリカに亡命を余儀なくされた作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。

作られた曲の多くが暗く物悲しい曲想のもので、故郷ロシアを思って書かれたことがわかります。

曲後半に、盛り上がり哀しい旋律が一気に押し寄せます。

もう一度聴きたくなる素晴らしい曲です。

楽興の時 作品16 第5番Sergei Rachmaninov

Rachmaninoff: 6 Moments musicaux, Op. 16: No. 5 in D flat, Adagio sostenuto
楽興の時 作品16 第5番Sergei Rachmaninov

ロシア出身でありロマン主義の巨匠、セルゲイ・ラフマニノフが1896年に作曲した『楽興の時』。

全6曲からなり、そのうちの第5曲目にあるこの曲は、緩やかなテンポで奏でられる抒情的な作品です。

ラフマニノフは4歳でピアノを始め、モスクワ音楽院で学び、ピアノだけでなく作曲や指揮者としても活躍しました。

本作は、彼が経済的困難の中で生み出された珠玉の小品。

変ニ長調の美しい旋律が、夜想曲のような夢幻的な雰囲気を醸し出します。

ピアノの音色を堪能したい方にオススメの、心に染み入る名曲です。