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ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲

ロシアを代表とする作曲家の一人セルゲイ・ラフマニノフ。

同じロシアの作曲家チャイコフスキーに才能が認めながらも一度は音楽を挫折したこともあるラフマニノフ。

そんな心境と環境で生み出されたからか現代人にも通じるものがあり、切なくて儚い、時には熱情的な作風は聞いた人全員を虜にします。

今回はオーケストラで演奏される交響曲から声楽、ピアノ曲までセレクトしました。

知らない曲を聞いても「あ!

ラフマニノフだ」と思うのではないでしょうか。

ぜひ聴いてみてくださいね。

ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(21〜40)

13の前奏曲 Op.32 第5番 ト長調Sergei Rachmaninov

ラフマニノフ: 前奏曲集(プレリュード),Op.32 5. ト長調 Pf.ミハイル・カンディンスキー:MikhailKandinsky
13の前奏曲 Op.32 第5番 ト長調Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフが1910年に完成させた13曲からなる『13の前奏曲 Op.32』。

演奏活動で多忙を極める中、落ち着いたタイミングで短い期間で作曲された作品とされています。

『第5番 ト長調』は、長調でありながらどこか不安定さも感じさせる左手の伴奏の上に、穏やかなメロディが重なった繊細な1曲です。

長いトリルや細かく動くパッセージの音の粒をそろえ、にごりのないよう、音質にこだわって練習しましょう。

東洋のスケッチ 変ロ長調Sergei Rachmaninov

ロシア革命が進行する最中の1917年に≪前奏曲 ニ短調≫や≪断章≫とともに作曲された小品です。

元々は無題でしたが、後年、作曲者自身が「東洋のスケッチ」と呼んだことからタイトルになっています。

2分足らずの短い曲で、流れるように激しくせわしない旋律が特徴です。

幻想的小品集 作品3-2「前奏曲」Sergei Rachmaninov

『鐘』という名で有名な、ロシア出身のセルゲイ・ラフマニノフが19歳の頃に作曲したピアノ曲。

彼の代表曲の一つです。

冒頭の重厚な和音がまるで鐘の音のように鳴り響き、おどろおどろしい雰囲気はハロウィンにぴったり!

中間部では激しい三連符が不安と緊張を高め、ゾクゾクするような気分にもなります。

欧米では「モスクワの鐘」の愛称で親しまれ、ラフマニノフの演奏会では必ずアンコールで求められたそう。

ハロウィンパーティーのBGMや、怖い話をする時の伴奏にもいかがでしょうか?

本作を聴けば、きっと特別な雰囲気を味わえるはずです。

楽興の時 作品16Sergei Rachmaninov

2016PTNA特級セミファイナル 杉本直登/ラフマニノフ:楽興の時 Op.16(全曲)
楽興の時 作品16Sergei Rachmaninov

突き進むような激しい旋律と、ゆったりした叙情的な旋律が交互に顔を出す、エッジの聞いた曲。

この曲が出来上がる数ヶ月前、乗り合わせた列車の中でお金が盗まれるという災難に遭ったそうです。

お金に困って相当大変だったとのことですが、心の乱れを微塵も感じさせないほど完成度の高い作品です。

聖金口イオアン聖体礼儀 作品3Sergei Rachmaninov

2. 「聖金口イオアン聖体礼儀」Op.16より12.天に在す我等の父(K.Shvedov)
聖金口イオアン聖体礼儀 作品3Sergei Rachmaninov

「徹夜禱」と同様、正教会の祈祷のために作曲した無伴奏の聖歌。

ラフマニノフといえば交響曲やピアノ曲、という方にとっては取っ付きにくいかもしれません。

しかし、人の声の重なりの美しさを堪能できる曲なのでぜひ聞いてほしい一曲です。

その場の空気がきれいに感じられる作品です。