ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲
ロシアを代表とする作曲家の一人セルゲイ・ラフマニノフ。
同じロシアの作曲家チャイコフスキーに才能が認めながらも一度は音楽を挫折したこともあるラフマニノフ。
そんな心境と環境で生み出されたからか現代人にも通じるものがあり、切なくて儚い、時には熱情的な作風は聞いた人全員を虜にします。
今回はオーケストラで演奏される交響曲から声楽、ピアノ曲までセレクトしました。
知らない曲を聞いても「あ!
ラフマニノフだ」と思うのではないでしょうか。
ぜひ聴いてみてくださいね。
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ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(81〜90)
前奏曲作品23の5 ト短調Sergei Rachmaninov

20世紀を代表するロシアのピアニスト、作曲家であるラフマニノフ。
彼の作品は、シンプルで美しいく、また勇ましいメロディーが特徴的で、むき出しな感情が音楽で表現されているかのような強烈な印象を与えます。
この曲は全24曲ある前奏曲の中でも、最もよく知られている曲の1つです。
冒頭からいさましく、しかし自由に奏される行進曲風のリズムが印象的で、中間部できかれるロマンチックな旋律もラフマニノフならではの美しさをもっています。
濃厚なロシアの民族的情緒にあふれた魅力的な1曲です!
幻想的小品集 Op.3 第4曲 道化師Sergei Rachmaninov

異なる性格の小品全5曲からなる『幻想的小品集 Op.3』。
第4曲の『道化師』は、繰り返される転調が道化師の奇想天外な動きを表しているかのような、変化に富んだ作品です。
非常に速いテンポの中での表情の変化が求められるため、難易度としては決して易しくはありません。
ただ、曲自体がコンパクトで繰り返しも多いため、部分的な練習を丁寧に行うことで比較的スムーズに仕上げまで持っていけるでしょう。
変化のある軽快な曲がお好きな方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」Sergei Rachmaninov

1890年代に大活躍したロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
こちらの『幻想的小品集 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2「鐘」』はラフマニノフの作品のなかでも、特に有名な作品です。
この楽曲の難易度は中級のなかでも上位のレベルといったところなのですが、人によっては上級に相当する難易度になることも。
ラフマニノフは非常に手が大きく、この作品も余裕を持って10度を演奏できなければなりません。
鐘の音をピアノで表現するところも難しいのですが、とにかくオクターブが多く難しい作品なので、ピアノに詳しい人にとっては大いに聴き映えする楽曲と言えるでしょう。
悲歌Sergei Rachmaninov

ロシアよりアメリカに亡命を余儀なくされた作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
作られた曲の多くが暗く物悲しい曲想のもので、故郷ロシアを思って書かれたことがわかります。
曲後半に、盛り上がり哀しい旋律が一気に押し寄せます。
もう一度聴きたくなる素晴らしい曲です。
楽興の時 作品16 第5番Sergei Rachmaninov

ロシア出身でありロマン主義の巨匠、セルゲイ・ラフマニノフが1896年に作曲した『楽興の時』。
全6曲からなり、そのうちの第5曲目にあるこの曲は、緩やかなテンポで奏でられる抒情的な作品です。
ラフマニノフは4歳でピアノを始め、モスクワ音楽院で学び、ピアノだけでなく作曲や指揮者としても活躍しました。
本作は、彼が経済的困難の中で生み出された珠玉の小品。
変ニ長調の美しい旋律が、夜想曲のような夢幻的な雰囲気を醸し出します。
ピアノの音色を堪能したい方にオススメの、心に染み入る名曲です。
楽興の時 第4番 ホ短調「プレスト」Sergei Rachmaninov

哀愁ただようメロディーが印象的なセルゲイ・ラフマニノフの名曲『楽興の時 第4番 ホ短調「プレスト」』。
ラフマニノフはピアニストとしても評価が高く、非常に手が大きかったことで知られています。
もちろん、この作品でもそんな彼の手の大きさはしっかりと反映されており、右手のオクターブが何度も登場します。
細かいスラーがあるにもかかわらず、スタッカートを強調しなければならなかったりと、非常に難しい部分が多いので、上級者でこの楽曲を練習したことがない方は、ぜひ取り組んでみてください。
楽興の時 第4番ホ短調Sergei Rachmaninov

ラフマニノフはロシアの作曲家。
ピアニストでもあった彼が、1896年に作曲した「楽興の時」には、1番から6番までの曲が含まれていますが、本作はその中の4番目です。
激しさと憂いとが一緒になっているような作品で、超絶技巧が必要とされる内容でした。
ピアノ演奏、海瀬京子。
鐘Sergei Rachmaninov

1913年に発表されたラフマニノフの作品『鐘』。
ラフマニノフの代表的な作品『怒りの日』がところどころで登場する遊び心のある作品でありながら、非常に高い難易度をほこる曲でもあります。
その難しさは、主に中盤の速弾きと全体の表現にあるでしょう。
速弾きが難しいのはもちろんのことですが、楽譜を追うだけでは表現しきれない魅力を秘めた曲でもあり、楽曲への深い理解や高い表現力も求められます。
まさに、上級者にはうってつけの作品といえるでしょう。
エレジーSergei Rachmaninov

ロシア生まれの音楽家で、幻想的小品集の中の1曲です。
モスクワ音楽院時代の作曲の師のために作られた曲です。
深い哀しみを現しています。
悲しい曲を聴くと落ち着く人も多いと思います。
寡黙な性格で有名な彼ですが、普段彼の表に現さない感情を曲に込めている感じがしますね。
Rachmaninoff – The Miserly Knight, Op. 24Sergei Rachmaninov

1873年ロシア生まれ、作曲家でピアニスト、指揮者でもあるセルゲイ・ラフマニノフがオペラ化した作品、歌劇「けちな騎士」よりOp.24です。
登場人物が全て男性だけという異色の作品です。
作品の大きな部分をオーケストラが担う、新しいスタイルのオペラを誕生させました。
ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(91〜100)
前奏曲作品23の第5番Sergei Rachmaninov

ラフマニノフといえば、「のだめカンタービレ」でのだめと千秋先輩が奏でた「ピアノ協奏曲」が人気ですが、この曲も実は人気のある曲です。
耳なじみのよいテンポのよいリズムが最初から最後まで続きます。
まっすぐで勢いがあり、そして情緒的です。
いろんな表情を持つ曲です。
幻想的絵画より「復活祭」Sergei Rachmaninov

「幻想的絵画」はどの曲も2台のピアノで演奏される連弾曲です。
ロシア聖教の復活祭の聖歌や、鐘の音の響きが繰り返されながら分厚く重なっていき、最後に「聖なる勝利」にたどり着く様子が描写されます。
重厚な鐘の音に圧倒されます。
ヴォカリーズSergei Rachmaninov

ヴォカリーズはもともと[a][u]といった母音のみで歌う方法のことですが、ラフマニノフは歌曲のタイトルに使い、彼の代表曲の1つとなっています。
ソプラノまたはテノール歌手とピアノ演奏の編成で1912年6月に作曲されましたが、その後ラフマニノフ自身の手で何度か管弦楽への編曲が行われています。
パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 Op.43 第18変奏Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフの代表作の1つと言える『パガニーニの主題による狂詩曲』は、伝説的なイタリアのバイオリニスト兼作曲家ニコロ・パガニーニによる『24の奇想曲 第24番』の主題を変奏した作品です。
主題と24の変奏で構成された作品の中で、今回紹介している第18変奏は特に単独で演奏されることも多く、映画の中のBGMとしても好んで使われています。
甘美でいて哀愁を帯びたこの旋律は、何となく聞き覚えがあるのではないでしょうか。
バイオリンが入ってこその第18変奏と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ピアノソロでも十二分に美しい旋律を楽しめます。
クラシック音楽初心者の方でも聴きやすくオススメですよ。
死の島Sergei Rachmaninov

マックス・クリンガーによる同名タイトルの銅版画を見たラフマニノフが1909年に作曲した交響詩です。
銅版画の原画となったのは、スイスの画家アルノルト・ベックリンによる油彩画なのですが、後にこの油彩画を見たラフマニノフは予想外に明るい色調に驚き、「これを見ていたらあの曲は作らなかっただろう」といっています。
悲しみの三重奏曲 第1番(ト短調)Sergei Rachmaninov

ピアノとヴァイオリン、そしてチェロで構成された三重奏。
主旋律の多くはヴァイオリンとチェロが担っていますが、背景できらきらと鳴るピアノの音も十分に存在感があります。
オーケストラほどの派手さはありませんが、3種類の楽器が競演は音だけではなく映像も一緒に見るとより楽しめます。
悲しみの三重奏曲 第2番(ニ短調)作品9Sergei Rachmaninov

チャイコフスキーの訃報を受けて、わずか1ヶ月あまりで作られた曲。
はじめは厳格かつしめやかに進みますが、徐々に高ぶる気持ちを表すかのようにヴァイオリンの悲痛な調べが響きます。
疾走感のあるヴァイオリンは失った人との思い出が頭を駆け巡っているようにも聞こえます。
ピアノ・ソナタ 第1番 ニ短調 作品28Sergei Rachmaninov
元々はゲーテの戯曲「ファウスト」ともとに作られた曲。
3つの楽章それぞれにファウストの登場人物の名が冠されていたが、世に出る際に破棄されたという。
演奏時間は約40分と交響曲並みに長い!
リズムや曲調の変化が多いので難解ですが、聴き続けるうちに味わい深くなる一曲です。
前奏曲 ト短調 Op.23-5Sergei Rachmaninov

ロシアの音楽家セルゲイ・ラフマニノフさんが1901年に完成させた本作は、ラフマニノフのロシア国民主義を象徴する力強い作品です。
満ちあふれる和音と魅惑的な旋律が特徴で、行進曲風の開始部分、メランコリックな中間部、そして最初のテーマへの再現部によって構成されています。
壮大な性質にもかかわらず、柔らかな音で終わるのも印象的。
難易度の高い作品ですが、ロシア音楽を体感したい方にピッタリのピアノ曲といえるのではないでしょうか。
ヴォカリーズ 作品34-14Sergei Rachmaninov

もともとは歌曲として書かれ、歌詞はなく母音(A)だけで歌われます。
哀愁が漂うロマンティックな旋律で、女声の美しさが映える1曲です。
ラフマニノフの策人の仲ではとても有名で、さまざまな歌手が歌っており、ピアノ曲にも編曲されています。