ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲
ロシアを代表とする作曲家の一人セルゲイ・ラフマニノフ。
同じロシアの作曲家チャイコフスキーに才能が認めながらも一度は音楽を挫折したこともあるラフマニノフ。
そんな心境と環境で生み出されたからか現代人にも通じるものがあり、切なくて儚い、時には熱情的な作風は聞いた人全員を虜にします。
今回はオーケストラで演奏される交響曲から声楽、ピアノ曲までセレクトしました。
知らない曲を聞いても「あ!
ラフマニノフだ」と思うのではないでしょうか。
ぜひ聴いてみてくださいね。
ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(21〜40)
ジプシーの主題による奇想曲 作品12Sergei Rachmaninov

ジプシーとは、ヨーロッパの各地に散在する民族で独自の歌と踊りの文化を持っていました。
ベースはラフマニノフらしい優雅さが感じられますが、ところどころに「おや?」と思わせるほど舞踊音楽のような旋律が顔を出します。
ちょっと変り種のラフマニノフを聴きたい時におすすめ。
パガニーニの主題による狂詩曲Sergei Rachmaninov

ロシアのロマン派を代表する作曲家セルゲイ・ラフマニノフが手掛けた傑作。
ニコロ・パガニーニの有名な作品をテーマに、ピアノとオーケストラのために書かれました。
1934年11月に初演され、24の変奏からなっています。
とくに印象的なのは第18変奏で、パガニーニの主題を逆転させたラフマニノフらしい哀愁を帯びた美しい旋律が奏でられます。
日本ではBGMなどに起用されることも多いので、このメロディだけを聴いたことがある方も多いかもしれません。
彼自身も「これはエージェントのためだ」と語るほどの人気ぶり。
また、「ディエス・イレ」と呼ばれる中世の聖歌の旋律も組み込まれ、作品全体に神秘的な雰囲気を与えています。
劇的な展開と技巧的な要素が見事に融合した本作、ぜひ聴いてみてください!
楽興の時 作品16 第5番Sergei Rachmaninov

ロシア出身でありロマン主義の巨匠、セルゲイ・ラフマニノフが1896年に作曲した『楽興の時』。
全6曲からなり、そのうちの第5曲目にあるこの曲は、緩やかなテンポで奏でられる抒情的な作品です。
ラフマニノフは4歳でピアノを始め、モスクワ音楽院で学び、ピアノだけでなく作曲や指揮者としても活躍しました。
本作は、彼が経済的困難の中で生み出された珠玉の小品。
変ニ長調の美しい旋律が、夜想曲のような夢幻的な雰囲気を醸し出します。
ピアノの音色を堪能したい方にオススメの、心に染み入る名曲です。
交響曲 第2番 ホ短調 Op.27 第3楽章Sergei Rachmaninov

1908年、ラフマニノフ自身の指揮で初演された本作。
ロシアロマン派の伝統を受け継ぎつつ、独自の感性で紡ぎだされた美しい旋律が印象的です。
ピアノ協奏曲で知られる作曲家ですが、交響曲の分野でも卓越した才能を発揮しています。
第3楽章のメロディは特に人気が高く、ピアノ独奏用の楽譜も出版されているほど。
オーケストラの壮大な響きをピアノ1台で表現する楽しさを味わえるのも魅力です。
クラシック音楽の奥深さを感じたい方におすすめの1曲といえるでしょう。
交響曲第2番Sergei Rachmaninov

作曲家としても大成功をし世間に認められ、私生活では結婚をするなど公私ともに順風満帆だった頃のラフマニノフによって作られた曲です。
終始ロマンティックでドラマティックな美しい旋律が広がります。
幸福感に満ち溢れた気持ちになれます。