ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲
ロシアを代表とする作曲家の一人セルゲイ・ラフマニノフ。
同じロシアの作曲家チャイコフスキーに才能が認めながらも一度は音楽を挫折したこともあるラフマニノフ。
そんな心境と環境で生み出されたからか現代人にも通じるものがあり、切なくて儚い、時には熱情的な作風は聞いた人全員を虜にします。
今回はオーケストラで演奏される交響曲から声楽、ピアノ曲までセレクトしました。
知らない曲を聞いても「あ!
ラフマニノフだ」と思うのではないでしょうか。
ぜひ聴いてみてくださいね。
ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(81〜100)
ピアノ協奏曲第三番第三楽章Sergei Rachmaninov

ラフマニノフの代表作のひとつであり、演奏者に求められる技術、音楽的要求の高さで有名な作品です。
この曲は夏にタンボフ州イワノフカの別荘で作曲されました。
この曲が作曲された時期と同じ時期に聴くことで、普通に聴くのとはまた違った発見があるかもしれません。
ヴォカリーズSergei Rachmaninov

ヴォカリーズはもともと[a][u]といった母音のみで歌う方法のことですが、ラフマニノフは歌曲のタイトルに使い、彼の代表曲の1つとなっています。
ソプラノまたはテノール歌手とピアノ演奏の編成で1912年6月に作曲されましたが、その後ラフマニノフ自身の手で何度か管弦楽への編曲が行われています。
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 第18変奏「アンダンテ・カンタービレ」Sergei Rachmaninov

偉大なピアニストにして偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
彼の作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 第18変奏「アンダンテ・カンタービレ」』。
4分の3拍子で平行長調である変ニ長調に転じており、タイトルの通りテンポをAndanteに落としているのが特徴です。
独奏曲として演奏されることの多い本作は、とにかく甘美で完成されたピアノ作品の傑作と言えるでしょう。
パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 Op.43 第18変奏Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフの代表作の1つと言える『パガニーニの主題による狂詩曲』は、伝説的なイタリアのバイオリニスト兼作曲家ニコロ・パガニーニによる『24の奇想曲 第24番』の主題を変奏した作品です。
主題と24の変奏で構成された作品の中で、今回紹介している第18変奏は特に単独で演奏されることも多く、映画の中のBGMとしても好んで使われています。
甘美でいて哀愁を帯びたこの旋律は、何となく聞き覚えがあるのではないでしょうか。
バイオリンが入ってこその第18変奏と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ピアノソロでも十二分に美しい旋律を楽しめます。
クラシック音楽初心者の方でも聴きやすくオススメですよ。
前奏曲 ト短調 Op.23-5Sergei Rachmaninov

ロシアの音楽家セルゲイ・ラフマニノフさんが1901年に完成させた本作は、ラフマニノフのロシア国民主義を象徴する力強い作品です。
満ちあふれる和音と魅惑的な旋律が特徴で、行進曲風の開始部分、メランコリックな中間部、そして最初のテーマへの再現部によって構成されています。
壮大な性質にもかかわらず、柔らかな音で終わるのも印象的。
難易度の高い作品ですが、ロシア音楽を体感したい方にピッタリのピアノ曲といえるのではないでしょうか。