ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲
ロシアを代表とする作曲家の一人セルゲイ・ラフマニノフ。
同じロシアの作曲家チャイコフスキーに才能が認めながらも一度は音楽を挫折したこともあるラフマニノフ。
そんな心境と環境で生み出されたからか現代人にも通じるものがあり、切なくて儚い、時には熱情的な作風は聞いた人全員を虜にします。
今回はオーケストラで演奏される交響曲から声楽、ピアノ曲までセレクトしました。
知らない曲を聞いても「あ!
ラフマニノフだ」と思うのではないでしょうか。
ぜひ聴いてみてくださいね。
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ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(41〜50)
2台のピアノのための組曲第2番「タランテラ」Sergei Rachmaninov

ラフマニノフのキラキラ感を常にまといながらも力強さと厚みを併せ持つクールかつ情熱的な曲です。
曲の始まりからひきつけられることまちがいなしです。
ラフマニノフは交響曲第1番の初演失敗後しばらく落ち込んで作曲できない時期が続きました。
この曲はその後、立ち直りはじめた頃の作品です。
『14の歌曲集』第14曲「ヴォカリーズ」Sergei Rachmaninov

ヴォカリーズは主に発声練習のときに用いる「アー」など母音のみによって歌う歌唱法で、このラフマニノフの曲にも歌詞がありません。
はじめは独唱とピアノ伴奏でしたが、自ら管弦楽版を作りました。
ピアノ独奏版、チェロやヴァイオリンなどの独奏楽器とピアノ伴奏によるデュエット版がなどさまざまな編曲がされています。
編曲版では、ホ短調に移調されていることが多い作品です。
ピアノとオーケストラのための「パガニーニの主題による狂詩曲」より 第18変奏Sergei Rachmaninov

ピアノとオーケストラのために作曲された名作です。
ニコロ・パガニーニの『24のカプリース』をもとに、24の変奏が繰り広げられます。
特に第18変奏は、優美で魅力的な旋律と和声で多くの人を魅了している人気の高い1曲!
ラフマニノフさんは1934年夏、スイスの自宅でたった7週間で本作を完成させました。
1934年11月、フィラデルフィア管弦楽団とともに初演し、演奏前にクレーム・ド・メンテを飲んで緊張を和らげたそうです。
和音の中のメロディラインを意識的に響かせながら、穏やかにかつロマンティックに演奏したい方におすすめの曲ですね。
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 第2楽章Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフが協奏曲作曲家として広く知られるきっかけとなった『ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18』。
激しい第1楽章とは打って変わって、この第2楽章は祈りのような穏やかで崇高な雰囲気が印象的で、ピアノ部分だけを切り取ってもうっとりするような美しさを味わえます。
ラフマニノフによるピアノ独奏版はありませんが、さまざまなアレンジの楽譜が出版されていますので、自分のレベルに合ったものを選び、なめらかに流れるメロディとラフマニノフらしい和声の移り変わりを楽しみながら弾いてみましょう。
ピアノ協奏曲第3話Sergei Rachmaninov

高い技術の上に成立するラフマニノフの美しさが際立つ作品です。
イェフィム・ブロンフマンは、旧ソ連、ウズベキスタンのタシケント生まれのピアニストです。
演奏しているラフマニノフのピアノコンチェルトは、大変有名な曲で、ウィーンフィルとの共演です。
ピアノ協奏曲第三番第三楽章Sergei Rachmaninov

ラフマニノフの代表作のひとつであり、演奏者に求められる技術、音楽的要求の高さで有名な作品です。
この曲は夏にタンボフ州イワノフカの別荘で作曲されました。
この曲が作曲された時期と同じ時期に聴くことで、普通に聴くのとはまた違った発見があるかもしれません。
交響曲第2番Sergei Rachmaninov

作曲家としても大成功をし世間に認められ、私生活では結婚をするなど公私ともに順風満帆だった頃のラフマニノフによって作られた曲です。
終始ロマンティックでドラマティックな美しい旋律が広がります。
幸福感に満ち溢れた気持ちになれます。
組曲 第1番 幻想的絵画Sergei Rachmaninov

1893年、ラフマニノフが20歳のころに作曲したピアノ・デュオ曲で、尊敬するチャイコフスキーに献呈されました。
初演はラフマニノフ自身とパーヴェル・パプストが演奏しました。
第1楽章「舟歌(バルカロール)」が最も有名で、ラフマニノフの「舟歌」といえ
ピアノ協奏曲第2番Sergei Rachmaninov

ロシアを代表する作曲家であるラフマニノフ。
彼は合計4曲のピアノ協奏曲を書きましたが、この第2番は最も人気が高くラフマニノフを世に知らしめた作品でもあります。
ロシア正教の鐘をイメージした音をピアノが鳴らした後に、ロシアの広大な大地を思い出させる重厚なオーケストラが続く第1楽章、甘く切ない旋律が印象的な第2楽章、華やかで壮大な第3楽章と、全楽章を通してロシアの雄大さとラフマニノフの満身の思いが伝わってくるような作品です。
楽興の時 作品16Sergei Rachmaninov

突き進むような激しい旋律と、ゆったりした叙情的な旋律が交互に顔を出す、エッジの聞いた曲。
この曲が出来上がる数ヶ月前、乗り合わせた列車の中でお金が盗まれるという災難に遭ったそうです。
お金に困って相当大変だったとのことですが、心の乱れを微塵も感じさせないほど完成度の高い作品です。
ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(51〜60)
前奏曲 作品3-2「鐘」Sergei Rachmaninov

本作は、セルゲイ・ラフマニノフが19歳のときに作曲した『幻想的小品集』の中の第2曲目にあります。
頭の重厚な和音は、まるでロシアの教会の鐘が鳴り響くよう。
その響きからか、『鐘』や『モスクワの鐘』と呼ばれ親しまれています。
1892年9月、モスクワ電気博覧会で初演され、ラフマニノフの初期作品の中で最も有名な曲となりました。
中間部では一転して急速な音型が展開され、ラフマニノフの見た夢からインスパイアされたとも言われています。
不気味さと美しさが絶妙に調和した本作を、ぜひハロウィンの夜に聴いてみてはいかがでしょうか。
前奏曲嬰ハ短調「鐘」Sergei Rachmaninov

後期ロマン派の時代には、ロシアからすばらしい作曲家が続出します。
ラフマニノフも、そのひとりです。
この曲はラフマニノフの曲の中でも最高に人気がある曲で、全5曲からなる「幻想的小品集」に収録されています。
3つのノクターンより第1曲Sergei Rachmaninov

19世紀から20世紀にかけて活躍したロシアのピアニスト、作曲家であるラフマニノフ。
この『3つの夜想曲』は、なんとラフマニノフが14歳時に書いた作品です。
少年らしいみずみずしさと勢いのある曲で、ラフマニノフの内に秘めている思いがストレートに表現されているような音楽です。
子供と大人のはざまで揺れている、青年期ならではの悩みや葛藤、推進力が感じ取れる作品です。
彼の才能を認めていた、同じロシア出身の作曲家であるチャイコフスキーにも似た、ロシア情緒あふれる1曲です。
パガニーニの主題による狂詩曲Sergei Rachmaninov

ロシアのロマン派を代表する作曲家セルゲイ・ラフマニノフが手掛けた傑作。
ニコロ・パガニーニの有名な作品をテーマに、ピアノとオーケストラのために書かれました。
1934年11月に初演され、24の変奏からなっています。
とくに印象的なのは第18変奏で、パガニーニの主題を逆転させたラフマニノフらしい哀愁を帯びた美しい旋律が奏でられます。
日本ではBGMなどに起用されることも多いので、このメロディだけを聴いたことがある方も多いかもしれません。
彼自身も「これはエージェントのためだ」と語るほどの人気ぶり。
また、「ディエス・イレ」と呼ばれる中世の聖歌の旋律も組み込まれ、作品全体に神秘的な雰囲気を与えています。
劇的な展開と技巧的な要素が見事に融合した本作、ぜひ聴いてみてください!
3つの夜想曲Sergei Rachmaninov

ラフマニノフが14歳の時の作品で、少年らしい瑞々しい感性にあふれています。
若干のぎこちなさはありますが、尊敬するチャイコフスキーを思わせるロシア情緒が感じられ、繊細なメロディはすでに音楽作品として一定のレベルにまで仕上がっています。
サロン小品集Sergei Rachmaninov

ラフマニノフが若いころの作品で、モスクワ音楽院を卒業した1893年から1894年にかけて作曲され、同年94年に出版もされました。
「夜想曲 イ短調」や「ワルツ イ長調」などの7曲からなっており、揺れるような優しい旋律が特徴です。
ピアノ協奏曲 第2番 第1楽章 [連弾]Sergei Rachmaninov
![ピアノ協奏曲 第2番 第1楽章 [連弾]Sergei Rachmaninov](https://i.ytimg.com/vi/9Eg92n8C4Hw/sddefault.jpg)
20世紀を代表するロシアの作曲家:ラフマニノフ。
「のだめカンタービレ」を始めとし、様々な作品で使用されてきた、クラシックの中では最もポピュラーな楽曲の1つ。
原曲はオーケストラとの協奏曲ですが、兄弟や友人ともに楽しめる連弾をご紹介。
主旋律と伴奏を交代しながら、友人と切磋琢磨するのも良いでしょう。
エチュード(練習曲)「音の絵」作品39-1Sergei Rachmaninov

“練習曲”というにはあまりにも難解な、ラフマニノフによるピアノ独奏曲。
切れ目なくほとばしる重低音にぞくぞくさせられる一曲です。
3分あまりの短い曲ですが、とてもドラマティックであっという間にフィニッシュ。
聞き応え十分です。
ショパンの主題による変奏曲 作品22Sergei Rachmaninov

ショパンの前奏曲代20番ハ単調の主題が繰り返し登場する1曲。
曲の骨組みはショパンだけど、全体的にただよう憂鬱な雰囲気はラフマニノフのなせる業というべきか。
3分の2を過ぎたあたりから終盤に向けてスピード感あふれる長調となり、きらめくような細かい音や重厚な和音が登場。
ドラマティックに終了します。
幻想的小品集 Op.3 第2曲 前奏曲「鐘」Sergei Rachmaninov

フィギュアスケーターの浅田真央さんが2009年から2010年のシーズンのフリープログラムで使用したことで広く知られるようになったセルゲイ・ラフマニノフの名曲。
19歳でモスクワ音楽院を卒業した直後に作曲された本作は、厳かなクレムリンの鐘の響きを思わせる印象的な冒頭で始まります。
少ない音数で深い悲しみや苦しみを表す美しいメロディに心を奪われた方も多いのではないでしょうか?
深い闇に包まれた冒頭部分と、短調でありながらも躍動感のある中間部分の対比も、ドラマティックな印象を作り出す要素の一つです。