ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲
ロシアを代表とする作曲家の一人セルゲイ・ラフマニノフ。
同じロシアの作曲家チャイコフスキーに才能が認めながらも一度は音楽を挫折したこともあるラフマニノフ。
そんな心境と環境で生み出されたからか現代人にも通じるものがあり、切なくて儚い、時には熱情的な作風は聞いた人全員を虜にします。
今回はオーケストラで演奏される交響曲から声楽、ピアノ曲までセレクトしました。
知らない曲を聞いても「あ!
ラフマニノフだ」と思うのではないでしょうか。
ぜひ聴いてみてくださいね。
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ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲(1〜20)
コレルリの主題による変奏曲 作品42Sergei Rachmaninov

1918年、ロシア革命を逃れてアメリカに移住したラフマニノフが最後に作曲したピアノ独奏曲。
ここでの主題は、アルカンジェロ・コレルリの『ヴァイオリンのための作品(12の独奏ソナタ集 作品5)』の第12曲『ラ・フォリア』。
低音部から高音部に向かって和音が繰り返されたり、“ブンチャ!
ブンチャ!
”と舞踊のようなリズムが出てきたりとなかなか変化の多い曲です。
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 第18変奏Sergei Rachmaninov

ロシアの作曲家ラフマニノフによる不朽の名作。
バレエ音楽としても使用された本作は、パガニーニの主題に基づいた24の変奏から成る傑作です。
1934年の夏、スイスの別荘で作曲され、同年11月7日にボルチモアで初演されました。
ピアノ協奏曲の形で書かれ、超絶技巧を要する華麗な演奏が特徴的。
特に有名な変奏は、美しい旋律と和声で多くの人を魅了しています。
和音の中のメロディラインを意識しながら、穏やかでロマンティックな演奏が求められる1曲。
クラシック音楽入門としてもおすすめの、心に響く名曲です。
交響的舞曲 作品45Sergei Rachmaninov

ラフマニノフ最後の作品。
冒頭のドラマティックな主題に引き込まれ、さぁ踊りが始まるのか…と思いきや、ラフマニノフがお得意の郷愁を誘う旋律へと変化。
第二楽章は終始哀愁をたたえ、第三楽章ではリズムを変化させながらだんだん激しくなっていき、賑やかにフィニッシュ。
1曲でいろんな曲調を味わえます。
交響詩「死の島」作品29Sergei Rachmaninov

19世紀に活躍したスイス出身の画家であるアルノルト・ベックリンが描いた『死の島』という油彩画に着想を得て作曲された曲です。
本作品は『死の島』といえば宮崎駿監督作品のスタジオジブリ映画『君たちはどう生きるか』のモチーフになったともいわれる作品ですが、『死の島』とは小島に設けられた墓地で、船でそこに向かったのだと考えられます。
ラフマニノフが実際に見たのは、別の画家による同名の銅版画だったそうですが、『破局に向かっていく時代』を彷彿させる作品から着想されたためか、時折、不安に揺れる波のような旋律が現れます。
絵画的練習曲「音の絵」Op.33 第1番 ヘ短調Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフが1911年に作曲した『絵画的練習曲「音の絵」』は、ピアノの魔術師と呼ぶにふさわしい作品です。
Op.33の第1番は、力強いマーチのような開始部分と抒情的なモチーフが印象的な1曲。
ラフマニノフ自身は具体的な情景を明かしていませんが、聴く人それぞれの想像力をかき立てる音の世界が広がります。
ショパンの『練習曲 Op.25-4』に似たフレーズもあり、ラフマニノフ独自の世界観とともに楽しめます。
高度な技術を要する曲ですが、クラシック音楽の奥深さを体感したい方にぜひおすすめしたい1曲です。
イタリアン・ポルカSergei Rachmaninov

華やかな音色と絶妙な息づかいが織りなす、ピアノ連弾ならではの魅力が詰まった一曲です。
陽気なポルカのリズムと親しみやすい旋律が印象的な本作は、家族や友人との私的な演奏会のために作られました。
プリモとセコンドの掛け合いが生み出す躍動感があふれる響きは、聴く人の心を明るく弾ませてくれます。
ロマン派による特有の美しい和声進行も随所に取り入れられており、短い曲ながらも豊かな音楽性が感じられます。
映画やテレビ番組のBGMとしても使用される、この軽快な楽曲は、連弾を楽しみたいピアノ愛好家の皆様にぴったりの作品です。
音楽を通じて大切な人との絆を深めたい方に、心からおすすめしたい名曲といえるでしょう。