ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
ベートーヴェンやシューベルトのロマン的後継者として評価され、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した作曲家、ロベルト・シューマン。
彼の作品はこれまでに、ピアノ曲と歌曲においてとくに注目されてきました。
古典派とロマン派の両方の様式を上手く掛け合わせており、ほかの作曲家にはない叙情的でロマンティックな作品が多く存在します。
今回はそんなシューマンの名曲、代表曲をピックアップしました。
後の作曲家にも大きく影響を残したシューマンの作品を、ぜひ聴いてみてください。
ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介(101〜120)
アルバムの綴り 作品124-6「子守歌」Robert Schumann

全20曲からなるピアノ小品曲集『アルバムの綴り Op.124』。
第6曲の『子守歌』は、流れるようなやさしいメロディーと、それを支える細かな伴奏の動きで構成された楽曲です。
子守歌にしてはテンポが速めで動きのある印象ですが、メロディーの美しさの影響か、聴いていると心地よくなり眠気に襲われてしまいます。
『子守歌』であるからには、聴いていて穏やかな気持ちになれる音楽に仕上げることが重要!
急に音が飛び出たりリズムが崩れたりしないよう、自分の弾いている音をしっかし耳で聴きながら弾いてみてくださいね!
アラベスク作品18Robert Schumann

アラベスクはいろいろなピアニストが作曲されています。
シューマン作曲『アラベスク作品18』もアラベスク作品のひとつです。
やわらかで優雅な美しい作品18番は、オーロラが目の前に広がってきそうです。
軽やかな流れるようなメロディーと、ゆったりとしたおだやかなメロディラインが、優しい時間をもたらしてくれます。
パピヨン 第2番 Op.2 変ホ長調Robert Schumann

穏やかな作品の定評のある作曲家、ロベルト・シューマン。
日本でも非常に人気の作曲家ですね。
そんなシューマンの作品のなかでも、春にピッタリな楽曲として特にオススメしたいのが、こちらの『パピヨン 第2番 Op.2 変ホ長調』。
本作はドイツの幻想詩人であるジャン・パウル・リヒターの『生意気ざかり』という作品からインスパイアを受けた作品です。
この楽曲の深さをより味わいたい方は、そちらも合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか?
交響曲第3番 変ホ長調作品97「ライン」Robert Schumann

1850年に作曲されました。
番号は3番ですが、4曲ある交響曲の中で最後に書かれたものが「ライン」です。
シューマンは40歳で、デュッセルドルフに引っ越してきました。
そこでライン川沿いの暮らしからインスピレーションを得た作品といわれています。
第1楽章の生き生きとしたメロディは聴いている人を明るい気持ちにさせます。
子どものためのアルバム Op.68 第10曲 楽しき農夫Robert Schumann

シューマンの「子どものためのアルバム」の中に収められている曲です。
タイトル通りに元気に楽しく弾くとよいでしょう。
このアルバムの中では最もよく知られている曲で、もともとのタイトルは「仕事を終えて帰る楽しげな農夫」だったそうです。