背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集
VOCALOIDが広まった理由の一つに「作者の思う通りに歌ってくれるボーカリスト」というのがありますね。
同じ音声ライブラリを使っていたとしても、作品の内容は千差万別。
ラブソング、かわいい歌応援歌、ロックやヒップホップ、R&B、そして中には怖い曲も。
ということで今回この記事では背筋が冷えるようなボカロ楽曲をまとめてみました。
怖々聴いているうちクセになってしまう作品ばかり登場!
深いボカロの世界へぜひとも飛び込んでみてください!
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(71〜80)
よだかの神社さなぎ骨董

神社に祀られている神様の正体とはいったい。
物語が気になって仕方なくなるこちら『よだかの神社』は、ボカロPさなぎ骨董さんによる作品。
2023年3月に公開、ボカコレ2023春ルーキーランキングへの参加曲でした。
オリエンタルな雰囲気を持ったサウンドアレンジが特徴的。
星界のあどけない歌声が理由か、絵本の読み聞かせのような印象も受けます。
主人公は曲が終わって以降、どこに行ってしまったのでしょうかね……思いをはせずにはいられません。
mimic×holicVell

病みソングが好きなら『mimic×holic』も必聴ですよ。
本作はVellさんが手がけた楽曲で、歌詞は美しさを求めて顔のパーツを変える女性を描いています。
タイトルにある「mimic」はマネするという意味、「holic」は熱中しているという意味です。
そのことから、曲中の女性は誰か他人になりたいと願っていると考えられます。
間奏部分に心電図の音がサンプリングされているなど、ダークな演出も聴きどころですね。
Love Shakeえもん

ボカロPのえもんさんが手がけた、2024年11月に発表された本作は、ダウナーな曲調と歌愛ユキのあどこえない歌声が印象的。
人との歪んだ関係性や自己中心的な生き方を描いた歌詞は、現代社会を生きる私たちの心に刺さります。
こういうダークな世界観を持った曲が好きな方は多いはず。
深い内省と感情の揺れ動きを描写した作品、ぜひじっくり聴き込んでみてください。
pity partyRoji

重苦しいサウンドに痛々しい歌声、Rojiさんの楽曲は背筋が凍るような感覚を呼び起こします。
2024年10月にリリースされたこの曲は、孤独や自己嫌悪をテーマに、聴く人の心の闇に迫ります。
歌詞の世界観は直接的ではないのに、なぜか「話を聞かなければ」という強迫観念にかられてしまう、そんな不思議な魅力があります。
エレクトロとロックを融合させた独特のリズムは、主人公の感情の揺れを表現しているよう。
ダークでシリアスな雰囲気に惹かれる人や、自分の内面と向き合いたい人におすすめの一曲です。
おわりに
あなたの琴線に触れる怖いボカロ曲、見つかったでしょうか。
何をもってして「怖い」と感じるかは人それぞれ。
ということで音楽ジャンルなどは度外視して、とにかくオススメしたいものを集めてあります。
サムネイルだけでも曲の雰囲気が伝わってくるものも。
変なことを言いますが、あまり怖がらずいろんな曲を聴いてみてくださいね!