背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集
VOCALOIDが広まった理由の一つに「作者の思う通りに歌ってくれるボーカリスト」というのがありますね。
同じ音声ライブラリを使っていたとしても、作品の内容は千差万別。
ラブソング、かわいい歌応援歌、ロックやヒップホップ、R&B、そして中には怖い曲も。
ということで今回この記事では背筋が冷えるようなボカロ楽曲をまとめてみました。
怖々聴いているうちクセになってしまう作品ばかり登場!
深いボカロの世界へぜひとも飛び込んでみてください!
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(21〜30)
Tickin’ Terrorテディ・デア

癖になるホラーポップチューンです。
ミステリアスな作風で注目を集めるボカロP、テディ・デアさんの楽曲で、2025年9月に公開されました。
軽快なエレクトロスウィングのサウンドと、重音テトSVの少し妖しげな歌声が絶妙にマッチしているんですよね。
本作は、まるで悪夢の案内人が「次はあなたの番」とささやいてくるかのよう。
スリルとコミカルささえ感じる恐怖の描写に、聴いているうちに引き込まれてしまいます。
まるでホラー映画を一本観終わったような満足感がありますよ。
のろいのノイローゼぺぽよ

かわいいのに怖い……この世界観から抜け出せなくなってしまうかも。
『らくらく安楽死』『拝啓』などダウナーな作風が支持されているボカロP、ぺぽよさんの楽曲で、2022年にリリース。
ボカコレ2022秋のTOP100ランキングへの参加曲でした。
どういう内容かここにはなかなか書き出せませんが、とにかく歌詞が腹の底にずしんと響きます。
それをキュートかつポップに仕上げる手腕は、さすがぺぽよさん。
これぞ「沼」でしょう。
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(31〜40)
エバ柊キライ

昔はボカロといえば、人が歌えない世界を演じるものが多かったですが、この『エバ』の世界は、深過ぎて怖いです。
主人公の名前はザイカ。
本質を見失わないで欲しいと作者自身が語っており、歌の奥底にある、否定され続けてうっくつしてる主人公が見えてきて、聴けば聴くほど怖い曲です。
素晴らしい作品ですのでオススメします。
口裂け乙女LadyMonsters.

都市伝説の口裂け女をモチーフにした、ミステリアスな作品です。
LadyMonsters.が2025年4月に公開した楽曲で、オシャレさと怪しさを合わせ持ったサウンドアレンジが印象的。
そしてflowerによる歌声で、孤独や疎外感を抱えたヒロインの内面を鮮やかに描き出しています。
「怖い」だけで終わらない世界観がそこに広がっているんですよね。
ホラー要素と人間ドラマを見事に融合させた本作、聴けばハマるはずですよ。
チャミーズプレイLadyMonsters.

Takumaさんと西瓜みいさんによるボカロPユニット、LadyMonsters.が手がけた作品で、2025年9月に公開されました。
リズミカルかつ怪しいサウンドとハスキーな歌声がぴたりとハマっていて、聴き進めるうちにその独特な世界観から抜け出せなくなっちゃいます。
また無邪気な遊びの中に潜む狂気や、親子をテーマにした不穏な物語性がたまりません。
この世界観が気に入ったなら、アルバム『FREAKSHOW Vol.2』などで他のモンスターたちの物語にも触れてみてください!
けいこく罪草

背筋が凍るような作風に定評のある罪草さんが2025年4月に送り出した『けいこく』。
幻想狂気的な世界観、ヤンデレすぎる歌詞が怖すぎます。
初音ミクの歌声が冷たく響き渡り、また鋭いサウンドで破壊的な緊張感を演出。
「自分から離れることを絶対に許さない」という思いが、音と言葉からこれでもかと伝わってきます。
この雰囲気がほんと、クセになってしまうんですよね。
怖いものが好きな人なら必聴です。
完全犯罪伝授しますじょるじん

怖いのに耳が、目が離せなくなってしまうボカロ曲です。
暗黒童話P名義でも知られているボカロP、じょるじんさんによる作品で、2023年3月に発表。
島田荘司さんの小説『占星術殺人事件』に登場するトリックをもとに作られた歌詞の世界観は……かなりバイオレンスな内容ですし、ネタバレになるのでここに詳細は書けません。
不穏なタイトルからして興味をひかれると思います、その真相はぜひご自身で確かめてみてくださいね。
推理小説好きの方ならかなり刺さるはずです!





