背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集
VOCALOIDが広まった理由の一つに「作者の思う通りに歌ってくれるボーカリスト」というのがありますね。
同じ音声ライブラリを使っていたとしても、作品の内容は千差万別。
ラブソング、かわいい歌応援歌、ロックやヒップホップ、R&B、そして中には怖い曲も。
ということで今回この記事では背筋が冷えるようなボカロ楽曲をまとめてみました。
怖々聴いているうちクセになってしまう作品ばかり登場!
深いボカロの世界へぜひとも飛び込んでみてください!
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(31〜40)
メイクキャンディzensen

ごきげんなスウィングビートの奥にある怖さに釘付けになってしまいます。
ボカロP、zensenさんによる楽曲で、2025年4月公開のコンピアルバム『Candy Butler』に収録、8月にMV公開されました。
軽快なブラスに乗せて歌われるのは「幸せ」という名のお菓子を生産し続ける工場の社歌。
ポップな曲調に隠されたホラーな世界観に引き込まれてしまいます。
一度聴けば病みつきになるボカロ曲です。
˶╹ᴗ╹˶罪草

全身がゾワゾワしてしまう、ホラーなボカロ曲です。
ダークな作風に定評のある罪草さんが手がけた作品で2025年2月14日、バレンタインにリリースされました。
出だしからしてもう、怖すぎる展開。
スプラッタな世界観が見えてくる歌詞を、ダウナーでスピード感のある曲調があおります。
MVも曲の雰囲気をしっかり捉えていて「注意」の後なんてそれはそれは……。
何が起こるかは、ぜひご自身の目と耳で体感してみてくださいね!
いたいあたしあしたあいたい竹輪P

古き良き歌謡曲のようなスタートから、恐怖を感じさせるメロディが入ります。
少女が抱える心の闇が広がっていくさまを体験できますよ。
ものすごく怖い曲ですが、中毒性があり、不思議と何度も聴いてしまう魅力もあります。
一回ハマるとなかなか抜け出せません。
愛欲のプリズナーひとしずくP × やま△

背徳の愛、欲望の世界を歌詞にしたボカロ曲。
愛したものが全て亡くなる女のこと愛してしまった男の話です。
果たして理由は呪いか、それとも。
衝撃のラストにきっと驚愕しますよ。
キャッチーなメロディーなのに、ホラー映画を見ているな気持ちになります。
クセになるのでぜひ聴いてみてくださいね。
怪段にほしか

「ボカデュオ2024」で、にほしかさんを始めとするメンバーで結成された、チーム幽霊部員が手がけた『怪段』その可不版です。
夜の学校を舞台に制作されており、命を落とした主人公が幽霊となってさまようストーリー。
死んでしまったことを諭す、こちらも幽霊の少女とのやりとりが展開していきます。
淡々としたビートの中には、どこか物憂げな雰囲気がただよっているんです。
どうして主人公は命を失ったのか、ぜひとものその物語性に思いをはせながら聴いてみてください。
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(41〜50)
淑女ベリィの作り方。マチゲリータP

低いギター音から入るこの曲は、狂気的な怖さをもっています。
初めて聴いたときは誰しもがなにかヤバいことをされている少女の話だと思ってしまいますが、題材はケーキの上のいちご。
背景を分かってから聴くと、少しかわいい曲に聴こえるのが不思議ですね。
とはいえ、怖さを味わいたい方にオススメです。
ピエロアクトじょるじん

愉快な雰囲気の曲調と恐怖をあおられる歌詞、そのギャップにやられます。
暗黒童話Pことじょるじんさんによる『ピエロアクト』は2023年6月に公開。
実在したシリアルキラー、ジョン・ゲイシーを題材にした作品です。
あまりにショッキングなので具体的には書き出しませんが、歌詞をたどるにつれこう、胸の内がドロドロしてくるというか……。
重苦しいテーマに一つ、解釈を入れてくる辺りにじょるじんさんらしさが感じられますね。





