背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集
VOCALOIDが広まった理由の一つに「作者の思う通りに歌ってくれるボーカリスト」というのがありますね。
同じ音声ライブラリを使っていたとしても、作品の内容は千差万別。
ラブソング、かわいい歌応援歌、ロックやヒップホップ、R&B、そして中には怖い曲も。
ということで今回この記事では背筋が冷えるようなボカロ楽曲をまとめてみました。
怖々聴いているうちクセになってしまう作品ばかり登場!
深いボカロの世界へぜひとも飛び込んでみてください!
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(31〜40)
怪段にほしか

「ボカデュオ2024」で、にほしかさんを始めとするメンバーで結成された、チーム幽霊部員が手がけた『怪段』その可不版です。
夜の学校を舞台に制作されており、命を落とした主人公が幽霊となってさまようストーリー。
死んでしまったことを諭す、こちらも幽霊の少女とのやりとりが展開していきます。
淡々としたビートの中には、どこか物憂げな雰囲気がただよっているんです。
どうして主人公は命を失ったのか、ぜひとものその物語性に思いをはせながら聴いてみてください。
ネメシアvictream

タイトルの『ネメシア』は花の名前です。
思春期に感じる先の見えない恐怖や、絶望感などがうまく表現されていると思います。
失敗しても、もう一度立ち上がれる、もう一度咲けるんだって叫びが聞こえてきそうです。
若い世代、今まさに学生のあなたにオススメな1曲です。
あいにきたよ罪草

不穏な雰囲気ただようダークなナンバーです。
罪草さんが2025年1月にリリースした本作。
歌詞には、狂おしいほどの愛情と裏切りへの報復心が描かれています。
初音ミクの冷酷な歌声とダウナーなサウンドスケープが絶妙にマッチしており、聴く人の心に強烈な印象を残すんです。
暗い曲、病みソングがお好きならぜひチェック。
心の闇に向き合いたいときに聴くのもいいかもしれません。
けいこく罪草

背筋が凍るような作風に定評のある罪草さんが2025年4月に送り出した『けいこく』。
幻想狂気的な世界観、ヤンデレすぎる歌詞が怖すぎます。
初音ミクの歌声が冷たく響き渡り、また鋭いサウンドで破壊的な緊張感を演出。
「自分から離れることを絶対に許さない」という思いが、音と言葉からこれでもかと伝わってきます。
この雰囲気がほんと、クセになってしまうんですよね。
怖いものが好きな人なら必聴です。
ノウノカエドキDADA

心の奥底にある闇を歌にした、衝撃的なボカロ曲です。
dadaさんが手がけたナンバーで、2024年10月にリリースされました。
「最愛の人を傷つけたい」という思いを吐き出す歌詞には、病的な愛情が詰まっています。
愛と依存の狭間で苦しむ主人公の心情が独特なエレクトロニックサウンドと相まって、唯一無二の世界観を作り上げているんです。
今までにない音楽をお探しならぜひチェック。
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(41〜50)
重奏オルレアンじょるじん

ノイジーなエレクトリックサウンドが耳に残るボカロ曲です。
暗黒童話Pことじょるじんさんによる楽曲で、2021年5月に発表されました。
ジャンヌ・ダルクをモチーフにしており「神の声が聞ける」という超常的な能力や、英雄として、また魔女として扱われた数奇な人生をじょるじんさんらしい解釈で描いています。
サウンドの迫力とストーリー性の高い歌詞に引き込まれるんですよね。
気になった方はぜひ、ジャンヌの生涯について調べてみてください。
まだあめぺぽよ

終末感ただよう世界観が印象的な1曲。
ぺぽよさんによる楽曲で、2024年12月に発表されました。
降り続く雨と薄暗い空模様が、人々の無力さを象徴的に描き出しています。
毒の雨が降る世界……想像するだけですね。
キャッチーなメロディーと不穏な雰囲気のギャップが心に刺さるんです。
本作が気に入った方は、ぺぽよさんの他の作品もぜひチェックしてみてください。