背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集
VOCALOIDが広まった理由の一つに「作者の思う通りに歌ってくれるボーカリスト」というのがありますね。
同じ音声ライブラリを使っていたとしても、作品の内容は千差万別。
ラブソング、かわいい歌応援歌、ロックやヒップホップ、R&B、そして中には怖い曲も。
ということで今回この記事では背筋が冷えるようなボカロ楽曲をまとめてみました。
怖々聴いているうちクセになってしまう作品ばかり登場!
深いボカロの世界へぜひとも飛び込んでみてください!
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(61〜70)
カグナ宮下 遊

このサウンドって、人の声では合わないと思うんですよね。
ボカロだからこその世界観がこの曲にはあふれていて、やはり人が歌う曲とは一線を画しててこそのVOCALOID作品だ、と思ってしまいます。
作者の音楽性、センスの秀逸さ見える楽曲です。
2017年に公開されました。
ヲチラレSTEAKA

独創的なサウンドが脳裏に焼き付いて離れない、そんな方も多いのではないでしょうか?
STEAKAさんが手がけた楽曲で、2025年7月に公開。
体験型ホラーイベント「オバケン」のテーマソングとして書き下ろされました。
ダークでありながらポップなサウンドに乗せて描かれるのは、何者かの視線を感じる、その緊迫した空気感。
聴く者の心を削るような映像的フレーズが詰め込まれており、まるでホラー作品の主人公になったかのようなスリルを味わえます。
謎解きやホラーが好きな方はもちろん、日常から少しだけ逸脱した音楽を聴きたい方にオススメ!
あの子な幸せがばぶちゃん

動画自体に恐怖感が満載です。
まるで童話のオープニングテーマのような影絵。
8分の6拍子から4分の3拍子に変わり、グイグイと迫ってくるサウンド。
歌詞に怖い言葉は含まれていませんが、その奥に潜む本当に意味をわかった時、本当の恐怖が来るのではないかと思います。
何度も聴き返すのをオススメします。
こわいものがみたいシャノン

2017年にボカロPとしての活動を開始して以来、イラストや動画も自身で手掛けているマルチクリエイター、シャノンさんの楽曲。
童謡を思わせる軽快で可愛らしいメロディーに乗せた意味深な歌詞が恐怖をあおるナンバーです。
また、VOCALOID特有の無機質な歌声と無邪気さを感じるメロディーが妙にマッチし、より楽曲の世界観を作り出していると言えるのではないでしょうか。
怖いけど何度も聴きたくなる、クセになるナンバーです。
わすれてくれさるおんな

不穏なピアノの音色から始まるこの曲。
ボカロP、さるおんなさんの楽曲で、2021年に公開されました。
オーケストラサウンドが取り入れられた怪しげな曲調ですが、不思議と童謡のように聞こえてしまうのは、歌愛ユキの歌声のせいでしょうか。
もうすぐ消え入りそうなウィスパーボイスが世界観に深み、奥行きを与えています。
歌詞の内容にも胸がドキドキ。
途中に登場する鈴の音のフレーズが意味深だったり、世界的に有名なクリスマスソング『ひいらぎかざろう』のメロディーが登場するなど、どういうストーリー性を持っているのか考察したくなる仕上がりです。
怪物について人間合格

過去にさんでいP、歌い手・人間#としても活躍し、アーティストとしては桜井という名前で活動するボカロP、人間合格さんの楽曲。
シャッフルビートの跳ねたリズムと軽快なメロディーが耳に残るナンバーです。
ポップな旋律や曲調とは裏腹な狂気的な歌詞とVOCALOIDの無機質さが融合し、独特の中毒性を生み出している楽曲と言えるのではないでしょうか。
一度聴けば耳にも心にも刻まれる、怖いけどクセになるボカロナンバーです。
鮮やかな惨状サツキ

可愛らしいアキバポップを得意とするボカロP・さつきさんの楽曲。
イントロからパニックとヒステリックに満ちたアレンジで幕を開け、まさにメンヘラといった狂気的な歌詞をVOCALOID特有の無機質で超高速なメロディーに乗せた、現代的とも言えるナンバーと言えるのではないでしょうか。
また、Aメロの畳みかけるようなメロディーとサビのキャッチーさのコントラストがより狂気を浮き彫りにさせている、まさにボカロ曲でしか表現できないアレンジがクセになる作品です。