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背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集

VOCALOIDが広まった理由の一つに「作者の思う通りに歌ってくれるボーカリスト」というのがありますね。

同じ音声ライブラリを使っていたとしても、作品の内容は千差万別。

ラブソング、かわいい歌応援歌、ロックやヒップホップ、R&B、そして中には怖い曲も。

ということで今回この記事では背筋が冷えるようなボカロ楽曲をまとめてみました。

怖々聴いているうちクセになってしまう作品ばかり登場!

深いボカロの世界へぜひとも飛び込んでみてください!

背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(51〜60)

希うアル

少しホラーチックな世界観で聴く人を魅了しているのが『希う』です。

こちらは新世代ボカロPのアルさんが手掛けた作品。

この曲では彼女の魅力である狂気をおびた歌詞がたっぷり楽しめます。

具体的には深い愛憎模様が描かれているのですが、それをオルゴールのようなサウンドが盛り上げてくれています。

まずはじっくりと聴いて、ストーリーを想像してみてください。

ちなみにタイトルは「こいねがう」と読むんですよ。

強く願うという意味です。

クグツアソビきさら

クグツアソビ / きさら feat.鳴花ミコト – Marionette Play
クグツアソビきさら

ボカロPのみならず絵師としても活躍し、ネット上の幅広いポップカルチャー内で自由な活動をしているクリエイター、きさらさんの楽曲。

曲の始まりから不安と恐怖をあおる音色と旋律が秀逸なナンバーです。

どこかクラシカルな響きのメロディーや疾走感のあるサビなどキャッチーさを感じさせる曲構成でありながら、狂気的な歌詞や間奏で笑い声を入れるなど、ポップさの中に仕掛けがちりばめられた怖いけどクセになるナンバーと言えるのではないでしょうか。

口裂け乙女LadyMonsters.

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口裂け乙女LadyMonsters.

都市伝説の口裂け女をモチーフにした、ミステリアスな作品です。

LadyMonsters.が2025年4月に公開した楽曲で、オシャレさと怪しさを合わせ持ったサウンドアレンジが印象的。

そしてflowerによる歌声で、孤独や疎外感を抱えたヒロインの内面を鮮やかに描き出しています。

「怖い」だけで終わらない世界観がそこに広がっているんですよね。

ホラー要素と人間ドラマを見事に融合させた本作、聴けばハマるはずですよ。

キャスティングミスユリイ・カノン×ウォルピスカーター

キャスティングミス MV /ユリイ・カノン×ウォルピスカーター feat GUMI
キャスティングミスユリイ・カノン×ウォルピスカーター

もう、人が歌ってないという概念を飛び越えてしまっていますね。

というより人が歌ってないからこそ、演じさせられる世界観だと思います。

人生の選択のちょっとしたミスが大きな波紋を呼ぶ可能性があります。

リアルにそのことを歌っているのがこの曲です。

何か大切な決断の時聴くことをオススメします。

背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(61〜70)

呪詛ヲ孵スIDONO KAWAZU

独特の音響デザインとミステリアスな雰囲気が魅力の楽曲。

2025年2月にリリースされたIDONO KAWAZUさんの作品です。

足立レイの特徴的な歌声と不穏な空気感を演出する音像の混ざり具合が絶妙。

ダークエレクトロとロックを融合させたサウンドアレンジに心奪われるんです。

歌詞には哲学的な問いかけがちりばめられており、深い解釈の余地を残しています。

自己と向き合いたい時にオススメです。

復讐を誓ったマイケルの成れの果てじょるじん

復讐を誓ったマイケルの成れの果て/じょるじん
復讐を誓ったマイケルの成れの果てじょるじん

『ピーターパンとウェンディ』をモチーフに制作された『復讐を誓ったマイケルの成れの果て』。

物語性のある楽曲を数多く制作するボカロPのじょるじんさんが2023年に制作しました。

ウェンディの弟のマイケルとジョン、義手の少年が登場する物語が展開します。

IAや鏡音レン、GUMIの語り口調の歌唱からさまざまな感情が読み取れるでしょう。

それぞれの思惑が交わるなかで、明らかになる真実にも驚きが隠せません。

ダークな世界観を描いた歌詞とリンクしたアニメーションMVと合わせてチェックしたいボカロ曲です。

極楽鳥花煮ル果実

∴煮ル果実「極楽鳥花」with Flower【Official】- Strelitzia
極楽鳥花煮ル果実

オシャレさとかっこよさ、そしてダークな世界観が合わさったボカロ曲です。

『トラフィック・ジャム』『紗痲』などのヒット作を生み出してきたボカロP、煮ル果実さんの楽曲で、2020年に公開されました。

リズムの芯をわざと外している独特なグルーヴ感、たまりませんね。

ずしりと重いベースの音にも引き込まれます。

心の内、本音があふれだしたかのような歌詞は、とてもエモーショナルな印象。

音の海に溺れてしまいたいときにぜひ。