背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集
VOCALOIDが広まった理由の一つに「作者の思う通りに歌ってくれるボーカリスト」というのがありますね。
同じ音声ライブラリを使っていたとしても、作品の内容は千差万別。
ラブソング、かわいい歌応援歌、ロックやヒップホップ、R&B、そして中には怖い曲も。
ということで今回この記事では背筋が冷えるようなボカロ楽曲をまとめてみました。
怖々聴いているうちクセになってしまう作品ばかり登場!
深いボカロの世界へぜひとも飛び込んでみてください!
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(71〜80)
クグツアソビきさら

ボカロPのみならず絵師としても活躍し、ネット上の幅広いポップカルチャー内で自由な活動をしているクリエイター、きさらさんの楽曲。
曲の始まりから不安と恐怖をあおる音色と旋律が秀逸なナンバーです。
どこかクラシカルな響きのメロディーや疾走感のあるサビなどキャッチーさを感じさせる曲構成でありながら、狂気的な歌詞や間奏で笑い声を入れるなど、ポップさの中に仕掛けがちりばめられた怖いけどクセになるナンバーと言えるのではないでしょうか。
シミラーコンプレックスLadyMonsters.

よく似た2人が織りなす危うい関係性……その美しくも恐ろしい物語に、背筋がぞくりとしてしまいます。
ボカロPユニット、LadyMonsters.による作品で、2026年2月に公開されました。
重音テトとv flowerの歌声が重ねることで「鏡合わせ」というテーマを表現しています。
そのゴシックかつスリラーな音像は中毒性ばつぐんで、聴けば聴くほどその妖しい魅力に引き込まれてしまうんですよね。
ダークな世界観にどっぷりひたりたい夜にぴったりの1曲ですよ。
キャスティングミスユリイ・カノン×ウォルピスカーター

もう、人が歌ってないという概念を飛び越えてしまっていますね。
というより人が歌ってないからこそ、演じさせられる世界観だと思います。
人生の選択のちょっとしたミスが大きな波紋を呼ぶ可能性があります。
リアルにそのことを歌っているのがこの曲です。
何か大切な決断の時聴くことをオススメします。
死にたがり梨本うい

タイトルからして、恐怖ですよね。
現代の社会問題をずばっと切り捨てるような楽曲です。
実際には決して『死にたがり』ではないと歌っています。
もし何か思い悩んでいるのであれば、この曲を聴いて、もう一度道を探してみてはいかがでしょうか?
オルタナティブなサウンドが好きな人にオススメです。
感動の再会w罪草

一度頭に入り込んでしまったら耳から離れない、怖くて怖くてでも聴きたくなるボカロ曲です。
ダークな作風で知られるボカロP、罪草さんの楽曲で2024年10月に発表されました。
重々しいエレクトロサウンドと再会をテーマにした毒々しい歌詞が印象的。
初音ミクのあどけない歌声と「ww」といったネットスラングを織り交ぜた歌詞のギャップが背筋をゾクゾクさせます。
どんな再会が待っているのか……考えるだけでもドキドキしちゃいますね。
ホラーやスプラッタ好きの方にぜひ聴いてほしい一曲です。
後遺症、備忘録、時限爆弾。サツキ

ボカロPのサツキさんが手掛けている『後遺症、備忘録、時限爆弾』。
こちらは心の闇をじっくりと描いた作品です。
前半は近未来的なサウンドに乗せて、陰鬱な様子が描かれます。
そして後半からは転調し激しいサウンドに、クライマックスは超高速の歌唱が披露されるという構成に仕上がっています。
タイトルや、初音ミクと歌愛ユキの歌い分けに込められた意味を考えつつ聴いてみてください!
ちなみに後半はかなり早口なので、初めは歌詞が表示されるMVで聴くのがオススメです。
わすれてくれさるおんな

不穏なピアノの音色から始まるこの曲。
ボカロP、さるおんなさんの楽曲で、2021年に公開されました。
オーケストラサウンドが取り入れられた怪しげな曲調ですが、不思議と童謡のように聞こえてしまうのは、歌愛ユキの歌声のせいでしょうか。
もうすぐ消え入りそうなウィスパーボイスが世界観に深み、奥行きを与えています。
歌詞の内容にも胸がドキドキ。
途中に登場する鈴の音のフレーズが意味深だったり、世界的に有名なクリスマスソング『ひいらぎかざろう』のメロディーが登場するなど、どういうストーリー性を持っているのか考察したくなる仕上がりです。
狐狐狐和惡

和風でダークな世界観の曲として『狐狐狐』を紹介したいと思います。
こちらはボカロPの和惡さんが制作した作品。
劣等感をかかえる主人公の目線から、みんなで楽しく過ごしている人たちを羨ましく思う気持ちが描かれています。
タイトルの『狐狐狐』から主人公が妖狐ととるか、狐のような性格の人物と取るかで聴こえ方が変わってきそうです。
それから初音ミクでしゃくりや、こぶしを表現しているというのも、この曲の聴きどころです。
完全犯罪伝授します参〜八つ墓篇〜じょるじん

ミステリーの金字塔をボカロ曲に!
。
2025年5月に公開された、じょるじんさんによる「完全犯罪伝授します」シリーズ第3弾です。
横溝正史さんの名作『八つ墓村』をモチーフにしたダークサスペンスな楽曲で、ボカロたちを登場人物に置き換えた重層的な物語構造が圧巻。
そしてミステリアスなサウンドと緊張感あふれるメロディーが、村に伝わる八つ墓の祟り、財宝をめぐる因縁を見事に表現しています。
ネタバレもありますので、まだの方は先に原作を読んでみては!
カグナ宮下 遊

このサウンドって、人の声では合わないと思うんですよね。
ボカロだからこその世界観がこの曲にはあふれていて、やはり人が歌う曲とは一線を画しててこそのVOCALOID作品だ、と思ってしまいます。
作者の音楽性、センスの秀逸さ見える楽曲です。
2017年に公開されました。
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(81〜90)
メリーは首ったけLadyMonsters.

都市伝説「メリーさん」をモチーフに、捨てられた人形の視点から描かれた楽曲です。
LadyMonsters.の独特な世界観が光る1曲で、v flowerのハスキーな歌声が印象的。
歌詞では人形の中にある持ち主への執着と狂気が表現され、聴く人の心に強く響きます。
怖いもの好きな方はもちろん、ストーリー性のある曲を楽しみたい方にもオススメです。
夜の静けさの中で聴くと、より一層世界観に引き込まれることでしょう。
怪物について人間合格

過去にさんでいP、歌い手・人間#としても活躍し、アーティストとしては桜井という名前で活動するボカロP、人間合格さんの楽曲。
シャッフルビートの跳ねたリズムと軽快なメロディーが耳に残るナンバーです。
ポップな旋律や曲調とは裏腹な狂気的な歌詞とVOCALOIDの無機質さが融合し、独特の中毒性を生み出している楽曲と言えるのではないでしょうか。
一度聴けば耳にも心にも刻まれる、怖いけどクセになるボカロナンバーです。
Love Shakeえもん

ボカロPのえもんさんが手がけた、2024年11月に発表された本作は、ダウナーな曲調と歌愛ユキのあどこえない歌声が印象的。
人との歪んだ関係性や自己中心的な生き方を描いた歌詞は、現代社会を生きる私たちの心に刺さります。
こういうダークな世界観を持った曲が好きな方は多いはず。
深い内省と感情の揺れ動きを描写した作品、ぜひじっくり聴き込んでみてください。
GAME OVER罪草

怖いのに耳が、目が離せなくなってしまうホラーテイストなボカロ曲です。
ボカロPの罪草さんによる楽曲で、2026年5月に公開されました。
過去に公開された『みつけた』や『けいこく』などから続く、ゆがんだ愛情を描く物語に連なっています。
相手を自分だけの世界へ閉じ込めようとする狂気と執着が描かれており、ゾクゾクしてしまうんです。
背筋が凍るような世界観にどっぷりひたっていってください。
よだかの神社さなぎ骨董

神社に祀られている神様の正体とはいったい。
物語が気になって仕方なくなるこちら『よだかの神社』は、ボカロPさなぎ骨董さんによる作品。
2023年3月に公開、ボカコレ2023春ルーキーランキングへの参加曲でした。
オリエンタルな雰囲気を持ったサウンドアレンジが特徴的。
星界のあどけない歌声が理由か、絵本の読み聞かせのような印象も受けます。
主人公は曲が終わって以降、どこに行ってしまったのでしょうかね……思いをはせずにはいられません。


