背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集
VOCALOIDが広まった理由の一つに「作者の思う通りに歌ってくれるボーカリスト」というのがありますね。
同じ音声ライブラリを使っていたとしても、作品の内容は千差万別。
ラブソング、かわいい歌応援歌、ロックやヒップホップ、R&B、そして中には怖い曲も。
ということで今回この記事では背筋が冷えるようなボカロ楽曲をまとめてみました。
怖々聴いているうちクセになってしまう作品ばかり登場!
深いボカロの世界へぜひとも飛び込んでみてください!
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(51〜60)
ドロシーMisumi

とても美しいイラストに目を奪われてしまう楽曲。
不条理な世の中を嘆く少女を描いた歌なのですが、ボカロの使い方がとにかく絶妙です。
ボカロだからこそ、この世界観が伝わるのだと思います。
ダウナーなトラックに耳を奪われる、ボカロラップの名曲とご紹介できます。
こわいものがみたいシャノン

2017年にボカロPとしての活動を開始して以来、イラストや動画も自身で手掛けているマルチクリエイター、シャノンさんの楽曲。
童謡を思わせる軽快で可愛らしいメロディーに乗せた意味深な歌詞が恐怖をあおるナンバーです。
また、VOCALOID特有の無機質な歌声と無邪気さを感じるメロディーが妙にマッチし、より楽曲の世界観を作り出していると言えるのではないでしょうか。
怖いけど何度も聴きたくなる、クセになるナンバーです。
藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁藁CASI

タイトルのインパクトが凄まじいですね。
ボカロP、CASIさんによる楽曲で、2022年に発表。
ボカコレ2022春ルーキーランキングへの参加曲でした。
わら人形の呪いを題材にしており、歌詞にはのっぴきならない言葉が並びます。
その「わら」とネットスラングにおける「藁」つまり「W」がかかっているのが、特徴的。
ワードチョイスにセンスが感じられますね。
怪しく、重く響くエレクトリックサウンドはかっこいい仕上がり!
あの子な幸せがばぶちゃん

動画自体に恐怖感が満載です。
まるで童話のオープニングテーマのような影絵。
8分の6拍子から4分の3拍子に変わり、グイグイと迫ってくるサウンド。
歌詞に怖い言葉は含まれていませんが、その奥に潜む本当に意味をわかった時、本当の恐怖が来るのではないかと思います。
何度も聴き返すのをオススメします。
復讐を誓ったマイケルの成れの果てじょるじん

『ピーターパンとウェンディ』をモチーフに制作された『復讐を誓ったマイケルの成れの果て』。
物語性のある楽曲を数多く制作するボカロPのじょるじんさんが2023年に制作しました。
ウェンディの弟のマイケルとジョン、義手の少年が登場する物語が展開します。
IAや鏡音レン、GUMIの語り口調の歌唱からさまざまな感情が読み取れるでしょう。
それぞれの思惑が交わるなかで、明らかになる真実にも驚きが隠せません。
ダークな世界観を描いた歌詞とリンクしたアニメーションMVと合わせてチェックしたいボカロ曲です。