背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集
VOCALOIDが広まった理由の一つに「作者の思う通りに歌ってくれるボーカリスト」というのがありますね。
同じ音声ライブラリを使っていたとしても、作品の内容は千差万別。
ラブソング、かわいい歌応援歌、ロックやヒップホップ、R&B、そして中には怖い曲も。
ということで今回この記事では背筋が冷えるようなボカロ楽曲をまとめてみました。
怖々聴いているうちクセになってしまう作品ばかり登場!
深いボカロの世界へぜひとも飛び込んでみてください!
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(1〜10)
マギサwotaku

タイトル通りの魔女をテーマにした楽曲。
歌詞には恐怖の言葉が並び、サウンドもグイグイ来ます。
想像するだけで怖い情景、作者の言葉の選び方が秀逸で、サウンドとピッタリの名曲です。
何度も聴いても飽きさせないオススメの1曲です。
2019年に動画サイトで公開されました。
地球の裏いよわ

不安定な音像と矢継ぎ早なメロディーにガツンとやられる、クリエイティビティなボカロ曲です。
独自路線を行く音楽性が聴いた人の心をつかんで離さないボカロP、いよわさんの楽曲で、2022年にリリースされました。
予想できない曲展開やカオス極まるサウンドアレンジは「さすが……」と、自然と口に出てしまうぐらいの仕上がり。
ラストサビなんてもう、曲もMVもすごい。
語彙力がなくなってしまいます。
歌詞の考察は、聴いた人それぞれで全然違うものが出てきそうです。
ファラウェア柊キライ

ゲームや漫画などメディアミックス展開されている『まいまいまいごえん』シリーズの楽曲です。
『オートファジー』『エバ』などのヒット作を生んできたボカロP、柊キライさんによる楽曲で、2022年1月に公開。
『まいまいまいごえん』登場キャラの1人、カナタを題材に制作されました。
ヒナタとともに遊園地からの脱出しようとしているその心情が、歌詞にこれでもかと投影されています。
ホラー要素の強いシリーズですので、身構えてチャレンジしてくださいね、
背筋がひんやり。怖いけど聴きたくなるボカロ曲集(11〜20)
みなごろしなきそ

背筋がぞくぞくする、ダークな雰囲気がただよう楽曲です。
なきそさんが2024年2月に公開した本作は、聴く人の心を捉えて離しません。
挑発的な言葉と皮肉な表現が特徴的で、それはまるでリスナーに直接語りかけるような。
「終わり」に関して抽象的に留められた歌詞は、聴く人それぞれにストーリーを想起させます。
中毒性のある曲調と相まって、何度も聴き返したくなる1曲。
深夜、1人で聴くのがオススメです。
そのまんまそのまんま、そのままずっとそのままきくお

不気味な雰囲気と深い意味を持つ楽曲です。
きくおさんの独特の世界観が存分に表れた1曲で、2023年8月公開されました。
日常生活の重圧から逃れたいという願望を表現されていて、休息を求める主人公の気持ちが伝わってきます。
疲れを感じている方や、日々の生活に息苦しさを感じている方は共感できると思いますよ。
どこか童謡のようで、どこか狂気的なこの曲をぜひあなたのプレイリストに。
絶交なきそ

不穏で中毒性のある、背筋が冷える作品です。
ボカロP、なきそさんの楽曲で2023年11月にリリースされました。
疾走感がありながら不気味なサウンドとキャッチーなメロディー、ささやくような歌声がクセになります。
そして本作の1番のポイントは、強烈な断絶の願望を表現した歌詞でしょう。
何度も同じフレーズがくり返されており、その強い感情が心に刺さるんです。
深い絶望感や諦めの中にある決意を感じ取れる、怖いけど聴きたくなる1曲です。
ドラキュラとなった男の物語じょるじん

歴史の闇に潜む物語を、ダークで壮大な音楽に昇華させた一曲です。
じょるじんさんが2024年8月に発表したこの楽曲は、15世紀のルーマニアを舞台に、ヴラド3世の複雑な人生を描き出しています。
シリアスなトーンとドラマチックなメロディーが融合し、聴く人を歴史の渦中へと引き込むんです。
過去作『鉄の処女と夢見がちなお姫さま』の続編としても位置付けられており、じょるじんさんの世界観を存分に味わえる内容になっています。
歴史ファンやダークファンタジー好きの方にぜひ聴いてほしいですね。
本作を通して、権力と犠牲、そして愛の狭間で葛藤する人間の姿を感じ取れるはずです。