難易度S級!?音域が広い曲まとめ
歌が上手いと言われるための要素はいくつもありますが、その中でも「広い音域を歌える」というのは、音楽の知識がない方にとっては最も分かりやすい指標の1つと言えるでしょう。
今回は音域が広い楽曲のなかでも、特に難しいものをピックアップしました。
単純に高いというだけでなく、高さと低さの両方に着眼して楽曲を選定しています。
また、カラオケで歌えることを前提にしているため、有名なポップスも多数登場します。
ぜひ自分に合った課題曲を見つけて、挑戦してみてください。
難易度S級!?音域が広い曲まとめ(11〜20)
風神Vaundy

Vaundyさんの新曲『風神』。
ドラマ「ライオンの隠れ家」のテーマソングとしてリリースされ、まだ発表から間もない中で、既に話題を集めています。
そんな本作の難しいポイントは、なんといってもAメロ。
本作のAメロはブラックミュージックのネオソウルというジャンルを感じさせるもので、グルーヴ感が非常に重要です。
ファルセットでしっかりとグルーヴを出すには、フォールという技術が非常に重要なので、ファルセット時のコントロールを鍛えたい方にオススメ。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
すき、きらいファントムシーター

歌い手のAdoさんがプロデュースするアイドルグループ、ファントムシータ。
アイドルらしさというものをしっかりと残しながらも、メンバーによっては高い歌唱力を持っていたり、楽曲の世界観がかなりダークだったりと、非常に個性がきわだつアイドルグループですよね。
そんな彼女たちの新曲であるこちらの『すき、きらい』は、音域が広く、さまざまなボーカル表現が登場するため、相当な歌唱力が求められます。
途中で昭和歌謡のような、メロウなボーカルラインも登場するため、ごまかしのきかない楽曲と言えるでしょう。
賜物RADWIMPS

NHKの連続テレビ小説「あんぱん」のテーマソングとして知られる『賜物』。
RADWINPSの新曲で、幅広いジャンルを取り入れることで知られるRADWINPSらしい、複雑なメロディー展開が特徴です。
全体の音域はなかなかに広く、サビでは地声とファルセットを何度も入れ替えるフレーズが登場します。
その他のフレーズも音程の上下が激しかったり、転調があったりなど、かなりの難易度をほこるので、歌唱力に自信のあるかたは、ぜひチェックしてみてください。
初夏Ado

激しい音楽性が印象的なAdoさんの新曲『初夏』。
タイトルだけ見ると夏を感じさせる爽やかなものをイメージするかと思いますが、本作の音楽性は彼女の楽曲のなかでも特にハード。
通常のシャウトはもちろんのこと、ハードロックで使用するようなシャウトをかけたファルセットも要所で登場します。
シャウトをかけたファルセットは、喉が閉まっている状態だと咳き込んでしまうので、しっかりと喉を開かせた状態で取り組むようにしましょう。
Happy EnderTHE BEAT GARDEN

4ボーカル1DJという珍しい構成で知られる音楽ユニット、THE BEAT GARDEN。
こちらの『Happy Ender』は彼らの新曲で、非常に広い音域を持ちます。
なかでも圧巻なのはミックスボイス。
本作はいたるところでミックスボイスが登場するのですが、声を張り上げるタイプのミックスボイスなので、そもそも発声面でかなり人を選ぶ作品です。
加えて、ボーカルラインの起伏も激しいため、間違いなくS級の難易度をほこる作品と言えるでしょう。
HOWLINGXG

今、日本のアイドルで最もレベルが高いと注目されているガールズグループ、XG。
ヒップホップを主体としたハイセンスなボーカルパフォーマンスは一級品ですよね。
そんな彼女たちの楽曲のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『HOWLING』。
オオカミの遠吠えをイメージしたフックが特徴で、この部分がなかなかに高音です。
ファルセットのなかでも、特に高いファルセットで、それに加えて「O」の発音なので、レベルの高い腹式呼吸も求められます。
歌唱力に自信のある方は、ぜひ挑戦してみてください。
難易度S級!?音域が広い曲まとめ(21〜30)
幾億光年Omoinotake

TBS系火曜ドラマ『Eye Love You』の主題歌で、2024年にとてもはやった印象があります!
これだけ高音が続く曲はあまりなく、私の生徒さんで『幾億光年』に挑戦する方はたくさんいましたが、高音が得意な生徒さんでも皆さんフルで歌うのはとってもツラそうでした!
Omoinotakeの他の曲と比べても高音側がやはり広く、全体の音域はD3~F#5です。
体幹、支え、息の使い方、瞬発力、響かせる場所など意識するところはたくさんありますが、いきなり地声で頑張ってしまうと絶対に喉がつぶれるので、まずは裏声で歌えるように練習するといいかもしれません。
実は裏声の方が息を使うので正しく歌えるようになると結構疲れます。
ずっと眉間と頭が鳴るようにハミングするのもオススメですよ!