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【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌

2020年代を半ばに近づいてきた現在もウクライナ情勢は解決の糸口が見えず、2023年10月以降はイスラエルとガザの間での武力衝突が勃発して世界中が混乱し続けています。

こちらの記事では、そんな時代だからこそ聴いてほしい、リスナーの感情を揺さぶる洋楽の反戦歌を時代やジャンルを問わずまとめました。

平和を願う痛切な思いや時には厳しい口調で権力に対して告発するような、アーティストたちそれぞれが込めたメッセージを、対訳などで確認しながら聴いてみてくださいね。

【子どもたちの命と権利を守るための緊急募金にご協力ください】

日本ユニセフ「ガザ人道危機緊急募金」

日本ユニセフ「ウクライナ緊急募金」

もくじ

【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(61〜80)

Hands Held HighLinkin Park

Hands Held High – Linkin Park (Minutes To Midnight)
Hands Held HighLinkin Park

21世紀でもっとも売れたバンドと称されながらも、2017年にボーカルのチェスター・ベニントンさんが急逝してしまったことが世界中に衝撃を与えたリンキン・パークの楽曲。

3rd『Minutes to Midnight』に収録されている楽曲で、おだやかながらも力強さを感じるラップと讃美歌をイメージさせる幻想的なコーラスとの融合が心を震わせますよね。

戦争の悲惨さや権力者への批判をつづったシニカルな歌詞からは、世界の現実と不公平さへの怒りを感じられるのではないでしょうか。

失われた命への鎮魂歌のような神々しさを持つ、リンキン・パークのメッセージ性や音楽性の広さを再確認させられるナンバーです。

Square DanceEminem

白人ラッパーの最高峰、エミネムさんが2002年にリリースしたサード・アルバム『The Eminem Show』と言えば、同年に世界で最も売れた音楽アルバムとして歴史にその名を残す傑作ですよね。

過激なスタイルで知られ、スーパースターとしての地位を確立したエミネムさんの衝撃的な独白とも言える作品の中で、5曲目に収録されている『Square Dance』は今の時代に聴いてほしい楽曲です。

シングル・カットされたわけでもなく、知る人ぞ知る名曲という立ち位置かもしれませんが、リリックの内容は前年の2001年に起きた9.11事件やその後のアメリカによる対テロ戦争といったものを主要なテーマとしているのですね。

過激かつブラック・ユーモアあふれる言葉を駆使しながらも、鋭く権力の闇に切り込んでいく様はいかにも当時のエミネムさんらしく、2000年代初頭のアメリカのリアルが、2022年の現在において今まで以上に重苦しく聴こえてくるかもしれません。

ストレートな反戦歌とはまた違ったタイプの楽曲ですが、混迷を極める現代にこそ、あらためて耳を傾けてみてほしいですね。

MoshEminem

Mosh (Dirty Version) by Eminem | Eminem
MoshEminem

エミネムさんの『Mosh』は2004年に発売されたアルバム『Encore』からのパワフルなシングルです。

この曲はブッシュ政権の政策に立ち向かう怒りを露わにしています。

それはただの反戦歌ではなく、行動を促す力強いメッセージとして機能しています。

特に、そのドラマティックなリズムはリスナーに深い印象を与えます。

早口ラップを封印して落ち着いた雰囲気で語るエミネムさんの深い洞察と、ドクター・ドレーさんのプロダクションが組み合わさった『Mosh』は、行動することの重要性と考え続けるための勇気を与えてくれることでしょう。

Peace Just Wanted To Be FreeLuciano Pavarotti · Stevie Wonder

ルチアーノ・パヴァロッティさんのために、スティービー・ワンダーさんが書き下ろした名曲、『Peace Just Wanted To Be Free』。

反戦をテーマにした曲で、「もう戦わなくていいんだよ」と、子どもたちに優しく語りかけるリリックは胸に響きます。

ルチアーノ・パヴァロッティさんは実力のないアーティストと一緒に歌うときや、作り込みの甘い作品を歌うときは、あからさまに無表情で歌うことで知られています。

しかし、この曲をスティービー・ワンダーさんと一緒に歌ったときは、関心を大きく示していました。

世界トップクラスの歌唱力を持つオペラ歌手をうなずかせる名曲ですので、ぜひチェックしてみてください。

Can’t Happen HereAtreyu

ポストハードコアの雄として知られるアトレイユの楽曲は、社会の不条理や人類の未来への不安を鋭く描き出します。

2007年7月にリリースされたアルバム『Lead Sails Paper Anchor』に収録された本作は、夜の闇に響く戦車の轟音や空を覆う弾丸の雨を歌い上げ、混沌とした世界の姿を浮かび上がらせています。

プロデューサーにジョン・フェルドマンさんを迎え、よりメロディアスな要素を取り入れた本作は、アルバムがビルボード200で8位を記録する大ヒットとなりました。

戦争の悲惨さや平和の尊さを考えたいときに、ぜひ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。