「S」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「S」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「S」から始まる英単語には「Start」「Shake」「Season」「Save」などたくさんあります。
この記事では、そうした「S」で始まるタイトルの曲を年代やジャンルに関係なくたくさん紹介していきますね。
これまで意識してこなかった方法で曲をまとめてみると、新たな発見があるかもしれませんよ!
「S」から始まるタイトルの洋楽まとめ(56〜60)
So Be ItNEW!Clipse

東海岸ヒップホップの重鎮として知られる、アメリカ出身の兄弟デュオ、クリプス。
彼らが2025年6月に公開した一作は、15年以上ぶりとなるアルバム『Let God Sort Em Out』への期待を否が応でも高める仕上がりです。
ファレル・ウィリアムスさんによる独創的なビートの上で、兄弟が紡ぎ出すのは、ステータスや忠誠、そして裏切りといったシリアスなテーマ。
プシャ・Tさんのヴァースにはある著名アーティストへの痛烈な批判が込められており、その背景には2023年のパリでの出来事があったとGQのインタビューで語られています。
毅然とした彼らの姿勢が、本作の持つ緊張感を一層際立たせていますね。
ルイ・ヴィトンの本社で撮影されたモノクロのミュージックビデオも、その世界観を深く表現しています。
彼らの復活を待ち望んでいた方はもちろん、骨太なヒップホップを求めるリスナーにこそ聴いてほしい作品です。
SKI TALKNEW!D-Block Europe (Young Adz)

冷たく鋭利なシンセサイザーの音色が印象的な、UKヒップホップシーンで確固たる地位を築くD-Block Europeのヤング・アッズさんが、その研ぎ澄まされた感性を前面に押し出したナンバーではないでしょうか。
硬質なビートの上で展開されるオートチューンを駆使したメロディアスなフロウは、彼らが標榜する「Trapwave」サウンドの真骨頂とも言えるでしょう。
ストリートの現実や成功への渇望、ラグジュアリーなアイテムへの言及といった従来のテーマに加え、この楽曲ではヤング・アッズさんの内省的な側面や個人的な葛藤も垣間見え、よりパーソナルな奥行きを感じさせますよね。
本作は2025年6月にリリースされ、彼のソロアーティストとしての新たなチャプターを予感させる一作として注目を集めました。
D-Block Europeは2024年1月リリースのアルバム『Rolling Stone』で初の全英チャート首位を獲得したことも記憶に新しいですよね。
最先端のUKラップやメランコリックなトラップサウンドを求めるリスナーに、ぜひ一度聴いていただきたい作品です。
StutterNEW!Kevin Gates

ストリートの現実を赤裸々に綴るリリックと、耳に残るメロディアスなフロウで独自の立ち位置を築いてきた米ルイジアナ州バトンルージュ出身のヒップホップMC、ケヴィン・ゲイツさん。
2007年のデビュー以来、数々の作品を世に送り出してきました。
そんな彼が2025年6月にリリースした本作は、彼自身の内面にある葛藤やそれを乗り越えようとする力強い意志が込められた一曲。
“吃音”の克服という実体験も投影された自伝的な内容は、聴く者の心を強く揺さぶりますね。
この曲は、近くリリースが期待されるアルバム『Luca Brasi 4』からの先行トラックと見られており、彼のキャリアにおいても重要な一歩となりそうです。
2016年1月発表のデビュー・アルバム『Islah』が全米チャート2位を獲得するなど、その実力は折り紙付き。
困難に立ち向かう全ての人々や、深く自己と対峙したい時に聴いてほしいナンバーです。
Stay (I Missed You)NEW!Lisa Loeb

繊細なギターアルペジオで幕を開ける、アメリカ出身のシンガーソングライター、リサ・ローブさんの代表作の一つ。
本作は、徐々に感情がこみ上げるようにヴォーカルが力強さを増す構成が心を掴みます。
別れた相手への未練と後悔を切々と歌い上げる歌詞は、自己の内面を深く見つめるようでいて、多くの人が共感できる普遍的な響きを持っています。
本作は、1994年公開の映画『Reality Bites』のエンディング曲として注目を集め、サウンドトラックにも収録。
レコード契約前のアーティストとして、1994年8月に全米シングルチャートで3週連続1位という快挙を成し遂げました。
美しいメロディに浸りたい夜や、ちょっぴり切ない気分の時に聴いてみてはいかがでしょうか。
She Is AfraidNEW!Motion City Soundtrack

アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス出身のロックバンド、モーション・シティ・サウンドトラックが2025年6月にファン待望の楽曲を公開しています。
彼ららしいモーグシンセを駆使したポップパンク/エモサウンドに、ヒップホップ等の影響も感じさせる実験的音像が加わり、これまた魅力的な仕上がりですね。
不安を抱える人物の内面を映す歌詞とキャッチーなメロディの対比が、感情を揺さぶります。
本作は、2025年9月リリースの約10年ぶりとなるアルバム『The Same Old Wasted Wonderful World』からの先行シングル。
ドラマ『Severance』風のMVも注目ですよ。
人生の岐路で悩む時、そっと背中を押してくれるような一曲です。