洋楽リリース曲まとめ【2025年6月】
この記事では、2025年6月の洋楽リリース情報を紹介していきますね。
アメリカのラッパー、カーディ・Bさんの赤裸々な心境を綴った話題作から、イギリスのウェット・レッグによる意外性に満ちたラブバラード、さらにはゲーム音楽という新たな舞台で輝くキャロライン・ポラチェックさんの運命的な楽曲まで。
それぞれが異なる魅力を放ちながらも、聴く人の心に深く刻まれる力強さを秘めています。
音楽が持つ無限の可能性を感じられる、珠玉の作品群をじっくりとご堪能ください。
洋楽リリース曲まとめ【2025年6月】(111〜115)
Mechanical ChaosShadow of Intent

アメリカ・コネチカット州を拠点とするシャドウ・オブ・インテントは、2013年にスタジオプロジェクトとして始動し、シンフォニック・デスコアの領域で注目を集めるバンドですね。
彼らが2025年6月に公開した、アルバム『Imperium Delirium』からの一曲は、テクニカルなデスコア、壮大なオーケストレーション、そしてメロディック・デスメタルの要素が見事に融合した、まさに彼らの真骨頂と言えるサウンドが展開されています。
この楽曲は現代の無人兵器がもたらす戦争の非人間性を告発するという重いテーマを掲げており、公式ミュージックビデオもそのメッセージを強調。
複雑さと破壊力を兼ね備え、かつドラマティックな本作は、深遠な世界観を求めるエクストリームミュージックファンに強く響くことでしょう。
NOT THE SAME2 Chainz, Ne-Yo

アメリカ・ジョージア州カレッジパーク出身のラッパー、2チェインズさん。
音楽に留まらず俳優や実業家としても活躍する彼が、実力派R&Bシンガーのニーヨさんと共に創り上げた2025年6月のナンバーは、2チェインズさん特有のトラップとニーヨさんのソウルフルな歌声が見事に調和した魅力的な一曲です。
落ち着いたビートの上で、2チェインズさん自身の成長や痛みからの再生というテーマが巧みに表現され、ニーヨさんのエモーショナルなボーカルがその物語を一層引き立てていますね。
本作は、2チェインズさんが制作にも関わる短編映画『Red Clay』のサウンドトラックで、映画が描くコミュニティのトラウマと克服というテーマと強く結びついていますよ。
困難を乗り越えようとする人の心に寄り添うような、温かさと力強さを感じる楽曲ですね。
King Of The Sun (feat. Jesper Binzer of D-A-D)BAEST

2015年にデンマークで結成されたデスメタルバンド、ベアスト。
スウェディッシュデスメタルの影響色濃い、強烈なギターサウンドとブルータルなグルーヴが持ち味です。
そんな彼らが提示する本作は、同郷のロックレジェンド、D-A-Dのイェスパー・ビンザーさんをフィーチャーした注目作。
持ち前のデスメタルの獰猛さに、イェスパーさんのロックンロールなエッセンスが見事に融合し、バンドの新たな一面を引き出していますね。
この楽曲は2025年6月に公開、同年8月リリース予定のアルバム『Colossal』に収録予定で、プロデュースはTue Madsenさんが担当。
ヘヴィなサウンドに新鮮な風を求めるリスナーにぴったりの一曲と言えるでしょう。
Big Empty HeartCardinals

アイルランドはコークを拠点に活動する6人組、カーディナルズ。
DIY精神あふれる活動と、ポスト・パンクを軸にフォークやメロディックな響きも取り入れた独自のサウンドで注目を集めていますね。
フロントマンのユアン・マニングさんが「墓場の向こうから書かれたラブソング」と語るこの一曲は、伝統的なワルツの形式に挑戦した意欲作です。
キーボーディストのオスカーさんが12歳の時に生み出した旋律が核となっており、繰り返されるアコーディオンの調べが切なくも美しいのですね。
2025年6月にシングルとしてリリースされた本作は、同郷の先輩バンド、フォンテインズD.C.の2025年7月の公演でサポートを務めるのに合わせて制作されたそうですよ。
どこか懐かしくも新しい響きを持つ音楽が好きな方や、心揺さぶるドラマティックなインディ・ロックを求めている方にフィットするはず。
Everybody LaughsDavid Byrne

伝説的バンド、トーキング・ヘッズの中心人物としても知られ、スコットランド出身でアメリカを拠点に多彩な活動を続けるデヴィッド・バーンさん。
そんな彼が2018年のアルバム『American Utopia』以来、約7年ぶりとなる2025年6月にリリースした本作は、来るべきニューアルバム『Who Is The Sky?』からの先行シングルなのですね。
トロピカルな雰囲気とゴースト・トレイン・オーケストラによる活気あるストリングスが特徴的で、バーンさん特有の切れ味鋭いスタッカート・ヴォーカルが、人間の共通体験という普遍的なテーマと見事に調和していますね。
人間観察に優れた彼ならではの視点が光るポップチューンは、日常のちょっとした息抜きにぴったりではないでしょうか。