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【洋楽】まずはこの1曲!オルタナティブロックの名曲・人気曲

ロックがお好きな方でも、オルタナティブロックの定義を端的に説明することはなかなか難しいですよね。

ロックの歴史においてさまざまなジャンルが生まれる中で、いつしか「主流に反したアンダーグラウンドな音楽」として、オルタナティブロックという言葉は誕生しました。

むしろ、音楽ジャンルというよりもミュージシャン自身が持つ音楽的態度と言うべきかもしれません。

今回の記事では、そんなオルタナティブロックが世界中の音楽シーンのトレンドをひっくり返した、1990年代の代表的な洋楽の名曲を中心に選曲してみました。

最近オルタナに興味を持った、という音楽ファンの方々もぜひチェックしてみてくださいね!

【洋楽】まずはこの1曲!オルタナティブロックの名曲・人気曲(41〜50)

Chloe Dancer / Crown of ThornsMother Love Bone

後のパール・ジャムの母体ともなった、アメリカのロックバンド、マザー・ラヴ・ボーン。

彼らが1989年3月に公開したEP『Shine』に収められた、約8分におよぶ大作です。

ボーカルのアンドリュー・ウッドさんの実体験が基になっているとされ、愛と依存に苦しむ切実な思いが込められた歌詞に、心を掴まれるという方も多いのではないでしょうか。

ピアノの美しい調べで幕を開け、徐々に感情が爆発していくような劇的な展開は圧巻。

グランジの憂いとグラムロックの華やかさが融合した本作は、1992年の映画『Singles』の劇中歌として世界に紹介されました。

メランコリックな気分の夜に、この幻想的な音の世界へじっくりと身を委ねてみるのもよいかもしれませんね。

【洋楽】まずはこの1曲!オルタナティブロックの名曲・人気曲(51〜60)

AlivePearl Jam

Pearl Jam – Alive (Official Video)
AlivePearl Jam

荒々しいサウンドの中に宿る、痛切なまでの感情の爆発が胸を打つこの楽曲は、ニルヴァーナと並ぶグランジの二大巨頭、パール・ジャムの大名曲です。

ボーカルのエディ・ヴェダーさんの実体験に基づき、自身の衝撃的な出自を知った少年の絶望と混乱が描かれていますよね。

当初は呪いにも似た意味合いだったフレーズが、ライブでファンと共有するうちに希望の賛歌へと昇華した物語は、音楽が持つ力を感じさせます。

本作は1991年7月、名盤『Ten』から最初にリリースされた楽曲で、ビデオゲーム『Rock Band 2』にも採用されました。

人生の不条理に打ちのめされそうな時、この曲の叫びに耳を傾ければ、複雑な心境にそっと寄り添い、再び立ち上がる力をくれるでしょう。

TomorrowSilverchair

Silverchair – Tomorrow (US Version) (Official Video)
TomorrowSilverchair

90年代グランジシーンに彗星のごとく現れたオーストラリアのバンド、シルヴァーチェアー。

メンバーが15歳の時に作り上げたデビュー作は、世代を象徴するアンセムです!

本作で描かれるのは、恵まれた環境とは裏腹の心の渇きと、明日が見えないことへの焦燥感。

荒々しく歪んだギターサウンドに乗せた叫びは、聴く者の魂を激しく揺さぶります。

この曲は1994年9月に公開され、バンドコンペ優勝を機にTV番組で紹介されたことが名盤『Frogstomp』の成功にも繋がりました。

当時15歳という若さだったメンバーならではの楽曲で、行き場のない感情や衝動を抱えている時に聴けば、そのエネルギーを肯定してくれるようなパワーを持った一曲です!

Kool ThingSonic youth

オルタナティブロックの先駆者、ソニック・ユースのメジャーデビュー作となったアルバム『Goo』に収められた、グランジシーンを語る上で欠かせない楽曲です。

本作は、ボーカルのキム・ゴードンさんがある著名なラッパーへインタビューした際の文化的衝突から生まれたのだそう。

性や権力への鋭い問いを、ヒップホップ界の重鎮チャックDとのクールな掛け合いで表現しています!

ノイジーなギターとポップな聴きやすさが同居したサウンドは、まさに革命的でした。

1990年6月にシングルとして公開された本作は、ゲーム『Guitar Hero III』などにも起用。

知的な刺激と90年代のヒリついた空気感を、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか?

Sex Type ThingStone Temple Pilots

Stone Temple Pilots – Sex Type Thing (Official Music Video)
Sex Type ThingStone Temple Pilots

重く歪んだギターリフが鼓膜を激しく揺さぶる、アメリカのバンド、ストーン・テンプル・パイロッツのデビューシングル。

ボーカルのスコット・ウェイランドさんが、横暴な男性目線を通じてマッチョイズムへの痛烈な皮肉を込めた、非常に挑戦的な作品です。

一聴すると攻撃的な言葉の裏に隠された、作り手の真逆のメッセージにハッとさせられる方も多いのではないでしょうか。

この楽曲は、1992年リリースの名盤『Core』から翌年にシングルとして登場し、全米ロック専門チャートで23位を記録しました。

社会や日常に感じる理不尽さでやりきれない思いを抱えた時、本作のパワフルなサウンドに身を任せて、心に溜まった鬱憤を吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか?

Hunger StrikeTemple Of The Dog

アメリカ・シアトル出身のスーパーグループ、テンプル・オブ・ザ・ドッグのアルバム『Temple of the Dog』収録曲。

亡き友人を追悼するプロジェクトから生まれた本作は、富や権力を持つことへの違和感と、持たざる者の抵抗を描いているそうです。

サウンドガーデンのクリス・コーネルさんと、当時まだ無名だったパール・ジャムのエディ・ヴェダーさんの魂のデュエットは圧巻!

二人の歌声が交錯する様は、社会の不条理に対する心の叫びそのもののようです。

1991年リリースのこの作品は、後にMTVで注目を集め大ヒットしました。

内面の葛藤を赤裸々に描く、グランジの神髄に触れてみてはいかがでしょうか?

Tired of SexWeezer

痛快な爆音ギターと、あまりかっこいいとは言えない赤裸々なエモーションを歌い上げる泣きのメロディで、1990年代のオルタナティブロック・シーンに風穴を空けたウィーザー。

中心人物、リヴァース・クオモさんのソングライターとしての才能は2020年代を過ぎても枯れることはなく、2020年代においても現役で活躍を続ける人気バンドです。

そんなウィーザーが1996年にリリースしたセカンド作『Pinkerton』は、和テイストなジャケットと彼らの日本びいきもあいまって、本国アメリカよりも日本で高い評価を受けました。

そのオープニングを飾るこの楽曲は、本音なのか捻くれすぎなのか微妙なバランスで成立している歌詞と泣きまくっているメロディ、フィードバックノイズから始まるギターの轟音、ぶっといベース・ラインが最高な名曲です!