【洋楽】まずはこの1曲!オルタナティブロックの名曲・人気曲
ロックがお好きな方でも、オルタナティブロックの定義を端的に説明することはなかなか難しいですよね。
ロックの歴史においてさまざまなジャンルが生まれる中で、いつしか「主流に反したアンダーグラウンドな音楽」として、オルタナティブロックという言葉は誕生しました。
むしろ、音楽ジャンルというよりもミュージシャン自身が持つ音楽的態度と言うべきかもしれません。
今回の記事では、そんなオルタナティブロックが世界中の音楽シーンのトレンドをひっくり返した、1990年代の代表的な洋楽の名曲を中心に選曲してみました。
最近オルタナに興味を持った、という音楽ファンの方々もぜひチェックしてみてくださいね!
【洋楽】まずはこの1曲!オルタナティブロックの名曲・人気曲(51〜60)
The WagonDinosaur Jr.

気だるげなボーカルと不思議なキャラクター性から「無気力大王」などと呼ばれることもあった、フロントマンのJ・マスシスさん率いるダイナソーJr.。
1983年に結成され、強烈な爆音ギターとポップなメロディを武器にインディーズ・シーンを席巻し、メジャーデビュー以降も素晴らしいアルバムを多くリリース。
一度解散するも、2005年に再結成を果たしてマイペースな活動を続ける大御所です。
こちらの楽曲『The Wagon』は、バンドにとってはメジャー進出となった1991年リリースの名作『Green Mind』のオープニング・ナンバーにして、屈指の名曲の1つです。
ハードコア由来の性急なビート、痛快な爆音ギター、ゆるく歌われる最高のメロディ……これぞダイナソーJr.の真骨頂!
当時のオルタナティブロックとしては珍しく、長めのギター・ソロが盛り込まれているところにも注目してみてくださいね。
TodayThe Smashing Pumpkins

しばしばニルヴァーナとも比較される、90年代のオルタナシーンを代表するバンド、The Smashing Pumpkins(通称スマパン)。
特に日本では、ニルヴァーナにも匹敵する程に人気のあるバンドです。
その人気の理由はなんといってもメランコリックなメロディと、ニューウェーブからの影響も感じる多彩なサウンド。
ボーカリスト、ビリー・コーガンは少しナルシスティックな部分があり、90年代はそういった部分に対して多くの批判も浴びたバンドでした。
しかしそういったバッシングを乗り切り、オルタナムーブメントが去った今も活動を続けている数少ないバンドです。
Them BonesAlice In Chains

これほどまでにダークで激しいサウンドが大ヒットを記録したという事実に、90年代初頭のアメリカの闇を感じてしまいます。
ニルヴァーナやパール・ジャムと同じシアトル出身のバンドであり、1990年代のオルタナティブロックやグランジの代表的な存在の1つです。
同時に、悲劇的なカリスマ、レイン・ステイリーさんの暗黒世界と呪術的なボーカル、ソングライターの要であるジェリー・カントレルさんによるメロディアスかつ重々しいギターリフと絶妙なコーラス、うねるようなリズム隊のグルーブが絡み合うサウンドは、新しいヘヴィメタルの形としてメタル・ファンを中心に好意的な評価を得ていました。
1992年にリリースされた歴史的な名盤『Dirt』のオープニングを飾るこの曲を気に入った方は、ぜひアルバムも合わせてチェックしてくださいね。
Are You Gonna Go My WayLenny Kravitz

俳優もこなすアメリカのシンガーソングライター、レニー・クラヴィッツの楽曲。
日本ではCMなどで聴くことも多い曲で、イントロで弾かれているギターは音程を変えたりハモらせたりしながら曲の大半で使用されており、ドラムは常に頭打ちのリズムのため、自然に体が動いてしまうノリノリのナンバーです。
【洋楽】まずはこの1曲!オルタナティブロックの名曲・人気曲(61〜70)
Touch Me I’m SickMudhoney

グランジの特徴として、潰れかかったような歪み(ひずみ)が効いたギターサウンド(ファズと呼ばれています)があります。
それが最も分かりやすいと感じるのがマッドハニーです。
ファジーなギターサウンドとパンクゆずりの皮肉の効いた歌い方はまさにグランジのど真ん中と言えるでしょう。
OneU2

アーティストのグループとしてはグラミー賞を世界最多受賞しているアイルランドのバンド、ユートゥーの楽曲。
北欧の景色が目に浮かぶような浮遊感のある曲で、曲の始まりから後半にかけて徐々に盛り上がっていく構成は聴き手に高揚感を与えてくれます。
激しいだけがロックじゃないという、バンドのオルタナティブな存在感を感じられる一曲です。
FirestarterThe Prodigy

イギリス出身のロックバンド、ザ・プロディジーのナンバー。
ロックとテクノを融合させた「デジロック」というジャンルの先駆者と言われるだけあって、その特徴は同曲にも発揮されています。
同バンドが「ダンスミュージックの到達点」とまで言われた1990年代に発表された同曲は、他のロックバンドでは出すことができないオルタナティブなサウンドを生み出しています。