エレキベース初心者のための練習曲
ベースという楽器は「縁の下の力持ち」と言われることも多く、地味な印象を持たれがちではあります。
実際にエレキベースを手に取って、8ビートのルート弾きを繰り返し練習することに飽きてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、そんなベーシスト初心者の方でも比較的弾きやすく、同時にベースの楽しさやおもしろさを味わえる楽曲をリサーチ、時代問わず邦楽を中心に洋楽の名曲もいくつかピックアップしてみました。
バンドアンサンブルの中でグルーヴを感じながらベースを弾けば、きっとあなたのプレイヤーとしての引き出しも増えるはず。
ぜひ挑戦してみてくださいね!
エレキベース初心者のための練習曲(1〜20)
Don’t Look Back In AngerOasis

1995年にイギリスのロックバンド、オアシスがリリースした名曲がこちらです。
2017年にマンチェスターで起きたテロの際にはこの曲が追悼式の参列者によって歌われたのが印象的な曲でした。
曲としてはとても魅力がありますが、テンポがゆっくり目なうえ、ベースラインも簡単なので、ベース初心者がノリを覚えるにはうってつけの1曲といえるでしょう。
全体的に他のパートもやさしめなのでバンドでの練習曲としてもおススメできる曲です。
ピースサイン米津玄師

2017年にリリースされた米津玄師さんのシングル曲「ピースサイン」は人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』の第2期第1クールオープニングテーマとしても起用され、2025年時点でのYouTube動画の再生回数は3.1億回超えという数字を記録している大人気曲です。
メジャーキーの爽やかな疾走タイプのロックチューンで、バンドでのカバーもおすすめですね。
ベースラインは基本的にルート弾きメインのシンプルなもので、初心者の方にとってはBPMが200という速いテンポの曲に慣れるための練習曲としてぜひ推薦したいです。
いわゆるシンコペーションを多用したリズム、休符をうまく使ったフレーズは正確なオルタネイトピッキングの練習にもなりますね。
テンポの速さがつらいという方は、まずはゆっくりめのテンポから徐々にスピードを上げていくようにしましょう!
POISON布袋寅泰

私事ながら、高校生の時にこの曲のベースを弾けたときの感動は今も忘れません。
1995年にリリースされ大ヒットを記録した布袋寅泰さんの名曲にして、布袋さん自身のキャリアの中でもターニングポイントとなったという重要な楽曲です。
この最高にカッコいいロック・ナンバーを語る上で欠かせないのが、ど頭から鳴り響くベース・ラインですよね。
実はこのベース、布袋さん自らが弾いたものなんですよ。
徹頭徹尾「ロック」なダイナミズムを持ったベースのフレーズは、まさに主役級の役割を担っております。
それほど難しいテクニックは必要ありませんし、多少のミスは気にせず、まずはノリと勢いで突っ走りましょう!
前前前世RADWIMPS

ロックバンドRADWIMPSの代表曲『前前前世』、ドラマチックで疾走感のあるロックサウンドが気持ちのいい1曲ですね。
RADWIMPSの楽曲はジャンルも豊富で、ベースラインもどれも一筋縄ではいかない遊び心のある楽曲が多いです。
こちらの楽曲もまさにそのような楽曲で、初心者の方にとって原曲でコピーするとなれば、なかなかの難易度だと思います。
しかしながらしっかり演奏できるようになればハイポジションやメロディごとのアレンジの違いが楽しめる、弾いていて気持ちのいいことまちがいなしの楽曲です。
簡単にアレンジするのもアリですね!
The TrooperIron Maiden

アイアン・メイデンの1983年の楽曲『The Trooper』。
メタルバンドのレジェンドの楽曲ですが、これはもう教科書のようにたくさんのアイディアにあふれた素晴らしい楽曲です。
この曲をコピーしてみれば、ベースが「半分リズム楽器」と言われるような理由もわかるかもしれません。
バンドのリズムのグルーヴに大きな影響を与えるプレイを感じてみてください。
この曲をコピーし終わると、あなたのベーシストとしての引き出しもいくつか増えていると思いますよ!