エレキベース初心者のための練習曲
ベースという楽器は「縁の下の力持ち」と言われることも多く、地味な印象を持たれがちではあります。
実際にエレキベースを手に取って、8ビートのルート弾きを繰り返し練習することに飽きてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、そんなベーシスト初心者の方でも比較的弾きやすく、同時にベースの楽しさやおもしろさを味わえる楽曲をリサーチ、時代問わず邦楽を中心に洋楽の名曲もいくつかピックアップしてみました。
バンドアンサンブルの中でグルーヴを感じながらベースを弾けば、きっとあなたのプレイヤーとしての引き出しも増えるはず。
ぜひ挑戦してみてくださいね!
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エレキベース初心者のための練習曲(11〜20)
The TrooperIron Maiden

アイアン・メイデンの1983年の楽曲『The Trooper』。
メタルバンドのレジェンドの楽曲ですが、これはもう教科書のようにたくさんのアイディアにあふれた素晴らしい楽曲です。
この曲をコピーしてみれば、ベースが「半分リズム楽器」と言われるような理由もわかるかもしれません。
バンドのリズムのグルーヴに大きな影響を与えるプレイを感じてみてください。
この曲をコピーし終わると、あなたのベーシストとしての引き出しもいくつか増えていると思いますよ!
POISON布袋寅泰

私事ながら、高校生の時にこの曲のベースを弾けたときの感動は今も忘れません。
1995年にリリースされ大ヒットを記録した布袋寅泰さんの名曲にして、布袋さん自身のキャリアの中でもターニングポイントとなったという重要な楽曲です。
この最高にカッコいいロック・ナンバーを語る上で欠かせないのが、ど頭から鳴り響くベース・ラインですよね。
実はこのベース、布袋さん自らが弾いたものなんですよ。
徹頭徹尾「ロック」なダイナミズムを持ったベースのフレーズは、まさに主役級の役割を担っております。
それほど難しいテクニックは必要ありませんし、多少のミスは気にせず、まずはノリと勢いで突っ走りましょう!
Smoke on the WaterDeep Purple

ディープ・パープルのスーパーヒット曲といえばこちらの曲でしょう。
1972年に発表されたこちらの曲は、スイスのモントルーで起きた火事の一部始終を歌った曲で、印象的なギター・リフを聴いただけで、ほとんどの人があの曲だとわかるほどです。
コード進行や構成は簡単で、初心者にも覚えやすい曲ですが、平歌の部分は予想以上にベースが活躍するのでやりがいがありそうです。
有名なリフ部分はギターとユニゾンではないものの一緒に弾くことによって盛り上がれるでしょう。
ピースサイン米津玄師

2017年にリリースされた米津玄師さんのシングル曲「ピースサイン」は人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』の第2期第1クールオープニングテーマとしても起用され、2025年時点でのYouTube動画の再生回数は3.1億回超えという数字を記録している大人気曲です。
メジャーキーの爽やかな疾走タイプのロックチューンで、バンドでのカバーもおすすめですね。
ベースラインは基本的にルート弾きメインのシンプルなもので、初心者の方にとってはBPMが200という速いテンポの曲に慣れるための練習曲としてぜひ推薦したいです。
いわゆるシンコペーションを多用したリズム、休符をうまく使ったフレーズは正確なオルタネイトピッキングの練習にもなりますね。
テンポの速さがつらいという方は、まずはゆっくりめのテンポから徐々にスピードを上げていくようにしましょう!
STAY AWAYL’Arc〜en〜Ciel

私も含めて、1990年代に10代を過ごしたベース弾きで、ラルクのTETSUYAさんによる華麗なプレイに憧れたという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ローポジションからハイポジションまで縦横無尽に弾きまくるプレイは、地味なイメージを持たれがちなベースの概念には当てはまらないものがありますよね。
今回は、比較的シンプルなプレイが中心の『STAY AWAY』を紹介します。
2000年にリリースされて大ヒットを記録したシングル曲で、作曲も手がけたTETSUYAさんらしいポップなナンバー。
イントロの印象的なフレーズはエフェクターで歪ませないといけませんが、基本的にはルートがメインですし、いかにもTETSUYAさんらしいグリッサンドを使ったメロディアスなフレーズなどもしっかり学べますよ。
Re:makeONE OK ROCK

ONE OK ROCK2011年のヘビーなロックナンバー『Re:make』。
やはり楽器ごとの絡み合いが最高に美しく、迫力のある楽曲ですね。
ギターが前面に出されたギターロックらしい音の作り方ですが、この重みはやはりベースの仕事ですので、ドラムのキックとのグルーヴ感を意識して演奏するといいかもしれません。
ギターのさらに低音部分は俺に任せろ!的な感覚でどっしりベースの効いた音でバンドを支えてあげてください!
エレキベース初心者のための練習曲(21〜30)
リンダリンダTHE BLUE HEARTS

名前を連呼し続けるTHE BLUE HEARTSの印象的な曲がこちら。
1987年にリリースされた曲ですがミュージカルになったり、映画になったりCMに使われるなど、長い間愛されている曲ですよね。
こちらの曲のベースラインはコードのルート音を弾き続けるシンプルなもの。
とはいえテンポがそこそこ速いので、そこでつまずく初心者の方もいるかもしれません。
はじめはできるテンポからゆっくりと弾き、少しずつテンポを上げて練習するといいですね。






