RAG Musicベース入門
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エレキベース初心者のための練習曲

ベースという楽器は「縁の下の力持ち」と言われることも多く、地味な印象を持たれがちではあります。

実際にエレキベースを手に取って、8ビートのルート弾きを繰り返し練習することに飽きてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

今回の記事では、そんなベーシスト初心者の方でも比較的弾きやすく、同時にベースの楽しさやおもしろさを味わえる楽曲をリサーチ、時代問わず邦楽を中心に洋楽の名曲もいくつかピックアップしてみました。

バンドアンサンブルの中でグルーヴを感じながらベースを弾けば、きっとあなたのプレイヤーとしての引き出しも増えるはず。

ぜひ挑戦してみてくださいね!

エレキベース初心者のための練習曲(31〜40)

Don’t say “lazy”桜高軽音部

すでに『けいおん!』のアニメ・シリーズが放送されてから10年以上経つのかと思うと驚いてしまいますが、作品が残した名曲をコピーするために楽器を始めたという方は、当時は多くいましたよね。

実際に弾いてみると高度なテクニックを擁する楽曲も多くある中で、ベーシストとしては挑戦してみたいのが、この『Don’t say “lazy”』です。

劇中でベースとボーカルを担当する秋山澪役の日笠陽子さんがメイン・ボーカルを担当している人気曲で、定期的にカバーされ続けていますよね。

ベース・プレイとしては、複雑な運指があるというわけではなく、割合にシンプルなロック・ベースといった雰囲気ながら、テンポも速いですし、中盤にメロディアスなフレーズも出てきますから、基本を押さえつつレベルアップしたいという方にもオススメです。

粉雪レミオロメン

粉雪 – レミオロメン(フル)
粉雪レミオロメン

よくあるAメロ後半からベースが入ってくるパターンですが、これはベースを弾いているといくらでも出てくるものですから、この曲で感覚をつかんでください。

ベースラインは終始8分音符のルート弾きですが、テンポがややゆっくりなので、1音1音大事に弾かないと粗が目立ちます。

曇天DOES

男性の3ピースバンド、DOESのアニメの主題歌にもなった有名な曲です。

この曲はピック弾きでゴリゴリと速いテンポで弾きたいですね。

1人で練習するより、バンドで合わせて演奏した方が楽しい曲かもしれません。

ええねんウルフルズ

盛り上がること間違いなし、ウルフルズです。

この曲のベースはほぼルート弾きなのでとても簡単です。

ひととおり弾けるようになったら、歌詞の「ええねん!」という部分を一緒に歌いながら弾くととても楽しいです。

ライブで演奏するのも良いと思います。

Sweet DaysBLANKEY JET CITY

日本のガレージバンド代表、Blankey Jet Cityです。

この曲は中盤でベースがとても目立つ部分があります。

ハイポジションで弾くことになるので、音がビビらないようにしっかりと弦を押さえることを意識しましょう。

エレキベース初心者のための練習曲(41〜50)

小さな頃からJUDY AND MARY

1990年代において爆発的な人気を誇るも2001年に解散を表明、令和の今も伝説的な存在として語り継がれるJUDY AND MARY。

見た目もバラバラなメンバー4人の個性がぶつかり合うサウンドはキャッチーながら一筋縄ではいかないものが多く、実際に曲をカバーしようとしても難しいと感じられた方もきっと多いでしょう。

ベース初心者という想定でおすすめしたい曲が、1995年にリリースされたシングル曲『小さな頃から』です。

後期のライブにおいても披露されていた人気曲で、切ないミディアムバラードの名曲ですよね。

作曲も務めたベーシスト、恩田快人さんはこの曲にかんしては非常にシンプルなルート弾きに徹しており、まだそれほど激しい運指は難しいという方でも挑戦しやすいですよ。

ギターソロ前の大胆なグリッサンドを使ったプレイは、大げさなくらいにばっちり決めてくださいね!

死ぬこと以外かすり傷コレサワ

コレサワ「死ぬこと以外かすり傷」【MUSIC VIDEO】
死ぬこと以外かすり傷コレサワ

若い世代の間で大人気のシンガーソングライター、コレサワさんの楽曲はバラエティ豊かながらロック色の強いバンドサウンドで仕上がった曲も多いですから、カバーしてみたいという方もきっと多いですよね。

そんな方にオススメな曲がこちらの『死ぬこと以外かすり傷』ですね。

2017年にリリースされ、全国各地のゆるキャラで結成された「コレちゃんズ」バージョンのMVも話題を集めましたね。

この曲はBPM200を超える速いテンポでいわゆる邦ロック的なサウンドですから、ベーシストとしてはほぼルート弾きのプレイで速いテンポの曲に慣れるという意味でも良い教材と言えそうですね。

指弾きの場合もピックで弾く場合も、特に同じ音の連続の際には速いテンポだと誤魔化してしまいがちのため、きっちり粒を揃えて弾くことを心がけてみてください。