エレキベース初心者のための練習曲
ベースという楽器は「縁の下の力持ち」と言われることも多く、地味な印象を持たれがちではあります。
実際にエレキベースを手に取って、8ビートのルート弾きを繰り返し練習することに飽きてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、そんなベーシスト初心者の方でも比較的弾きやすく、同時にベースの楽しさやおもしろさを味わえる楽曲をリサーチ、時代問わず邦楽を中心に洋楽の名曲もいくつかピックアップしてみました。
バンドアンサンブルの中でグルーヴを感じながらベースを弾けば、きっとあなたのプレイヤーとしての引き出しも増えるはず。
ぜひ挑戦してみてくださいね!
エレキベース初心者のための練習曲(1〜20)
シャングリラチャットモンチー

日本のガールズスリーピースバンド、チャットモンチーの代表曲『シャングリラ』。
「ダンスビート」というリズムは聞いたことがありますでしょうか?
このビートの代名詞はドラムのキックの四つ打ち、つまり四分音符のバスドラムなのですが、その四つ打ちのダンスビートと最高の相性の「オクターブ奏法」がイントロなどに登場します。
このドラムとベースのグルーヴ感がヨレてしまうとこの曲のアンサンブルは半減です。
しかしながらしっかり決まると最高にダンサブルなリズムを生み出すことのできる、最高に気持ちのいい楽曲です。
FatlipSUM41

ノリのいいSUM41の楽曲です。
バンドで合わせると最高にかっこいいです。
出す音、止める音、つまり休符に関するメリハリを付ければ良い感じに仕上がると思います。
そして勢いを重視するのも大切な要素。
頭を振ったり、ジャンプしたりして弾く練習もしてみましょう。
Smoke on the WaterDeep Purple

ディープ・パープルのスーパーヒット曲といえばこちらの曲でしょう。
1972年に発表されたこちらの曲は、スイスのモントルーで起きた火事の一部始終を歌った曲で、印象的なギター・リフを聴いただけで、ほとんどの人があの曲だとわかるほどです。
コード進行や構成は簡単で、初心者にも覚えやすい曲ですが、平歌の部分は予想以上にベースが活躍するのでやりがいがありそうです。
有名なリフ部分はギターとユニゾンではないものの一緒に弾くことによって盛り上がれるでしょう。
ワタリドリ[Alexandros]
![ワタリドリ[Alexandros]](https://i.ytimg.com/vi/O_DLtVuiqhI/sddefault.jpg)
疾走感あふれるサウンドと夜明け前の爽やかさを感じさせるメロディが印象的な[Alexandros]による本作は、目標に向かって努力する姿勢を力強く描いた楽曲です。
挑戦や旅立ちをテーマに、音楽を通じて人々とつながりたいという願いが込められた歌詞は、聴く人の心に寄り添い、前向きなエネルギーを与えてくれます。
2015年3月に発売されたシングル『ワタリドリ/Dracula La』に収録され、映画『明烏 あけがらす』の主題歌として起用されたことで知名度を高めました。
また、テレビ番組『魁!
音楽番付~EIGHT~』のエンディングテーマとしても使用され、メディアでの露出も増加。
力強いベースラインと印象的なコード進行が特徴で、ベースプレイの練習曲としても最適です。
基本的なフレーズを習得したい方にぜひおすすめしたい1曲です。
TRUE BLUELUNA SEA

1989年に結成、90年代の音楽シーンにおいていわゆるヴィジュアル系という枠内をこえた数多くの伝説を生み出すも2000年に終幕、再始動後は若い世代にも多くのファンを獲得して現在進行形の伝説として音楽ファンはもちろん、ミュージシャンたちからも絶大な支持を受けるバンドがLUNA SEAです。
LUNA SEAのベーシストであるJさんは「何となく地味なポジション」といったステレオタイプのイメージがあったベーシスト像を破壊した存在の一人でもありますし、令和の今も彼に憧れてベースを始めた方はきっと多いでしょう。
Jさんのベースは土台に徹することも主役級に動き回ることもできるタイプですが、初心者ベーシストにおすすめなのがこちらの名曲『TRUE BLUE』です。
作曲もJさんが手掛けており、Jさんらしいアグレッシブでアップテンポな楽曲ながらベースラインはルート弾き中心で割合にシンプルにまとめられており、速いテンポに慣れるという意味でもぜひ挑戦してみてほしいですね。
ピック弾きの方にとっては正確なオルタナテイトピッキングの練習にもなりますし、キメの部分はドラムと息を合わせて歯切れよいプレイを心がけてください。