エレキベース初心者のための練習曲
ベースという楽器は「縁の下の力持ち」と言われることも多く、地味な印象を持たれがちではあります。
実際にエレキベースを手に取って、8ビートのルート弾きを繰り返し練習することに飽きてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、そんなベーシスト初心者の方でも比較的弾きやすく、同時にベースの楽しさやおもしろさを味わえる楽曲をリサーチ、時代問わず邦楽を中心に洋楽の名曲もいくつかピックアップしてみました。
バンドアンサンブルの中でグルーヴを感じながらベースを弾けば、きっとあなたのプレイヤーとしての引き出しも増えるはず。
ぜひ挑戦してみてくださいね!
エレキベース初心者のための練習曲(21〜40)
怪獣の花唄Vaundy

希望に満ちた未来へと心を揺さぶる青春の応援歌が、Vaundyさんにより2020年5月に届けられました。
アルバム『strobo』に収録された本作は、大切な思い出と共に心に残り続ける「歌」をモチーフに、無邪気な夢や情熱を見つめ直す物語を紡ぎ出します。
力強いビートとキャッチーなメロディが織りなすサウンドは、マルハニチロのWILDishシリーズCMソングにも起用され、ライブを意識した盛り上がりも魅力です。
2022年末には紅白歌合戦で披露され、多くの人々の心をつかみました。
ベースの練習曲としても最適で、YouTubeなどに練習動画があるのでチェックしてみてください!
空も飛べるはずスピッツ

優しさと希望に満ちた幻想的なメロディと共に、若者の成長と自己実現への願いをつづった心温まる楽曲です。
スピッツのフロントマン草野マサムネさんが紡ぎ出す詩的な歌詞には、未熟さや不安を抱えながらも、純粋な思いを胸に前へ進もうとする青春の姿が描かれています。
本作は1994年4月にリリースされ、のちに1996年1月からのフジテレビ系ドラマ『白線流し』の主題歌として起用され、オリコンチャートで初の週間1位を獲得するミリオンセラーとなりました。
メロディアスなギターと透明感のあるボーカルが印象的な楽曲は、アルバム『空の飛び方』にも収録され、世代を超えて愛され続けています。
これからベースを始める方にオススメの1曲なのでぜひチャレンジしてみてください!
GIVE ME FIVE !AKB48

アイドルグループの曲はスタジオミュージシャンが担当していて高度な演奏技術が頻出する、なんていうのはよくあることですがAKB48によるこちらの『GIVE ME FIVE !』はバンド風のアンサンブルでまとめられたもので、ホーンセクションを除けばシンプルなロックバンド体制でも挑戦できる楽曲としておすすめです。
選抜メンバーで練習を重ね、実際に生バンドとして披露されたことでも知られていますよね。
ベースプレイについては基本はルート弾きながらイントロでやや動くフレーズも盛り込まれており、練習曲としてちょうどよい難易度ですから初心者ベーシストの方もぜひ挑戦してみてください!
Re:makeONE OK ROCK

ONE OK ROCK2011年のヘビーなロックナンバー『Re:make』。
やはり楽器ごとの絡み合いが最高に美しく、迫力のある楽曲ですね。
ギターが前面に出されたギターロックらしい音の作り方ですが、この重みはやはりベースの仕事ですので、ドラムのキックとのグルーヴ感を意識して演奏するといいかもしれません。
ギターのさらに低音部分は俺に任せろ!的な感覚でどっしりベースの効いた音でバンドを支えてあげてください!
ロックンロールは鳴り止まないっ神聖かまってちゃん

00年代後半に活動を開始以降、10年代邦楽ロックシーンの中でも独自の存在感を放ち、中心人物であるの子さんの破天荒なパフォーマンスなども相まって熱狂的なファンベースを獲得した神聖かまってちゃん。
彼らの楽曲をモチーフとした映画『神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』が公開されるなど、そのカルト的な人気の高さがうかがえますよね。
その映画のタイトルにもなっている『ロックンロールは鳴り止まないっ』は彼らの代表曲の一つで、2025年の1月にあのTHE FIRST TAKEで披露されて話題を集めたことも記憶に新しいですね。
ベースは基本的にルート弾き、サビの部分でメロディアスなフレーズも登場しますがほぼ繰り返しのため、一度覚えてしまえば初心者ベースの方でも問題なく弾けるでしょう。