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切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

切ないクラシックを一挙紹介!

一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。

今回はピアノからヴァイオリン、小品や室内楽、協奏曲やオーケストラの曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。

定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。

これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(71〜80)

生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry

シャルル=アンリ / 生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌ
生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry

優雅で穏やかな旋律が特徴の本作は、新たな生命の誕生を祝福する喜びと希望に満ちています。

約1分25秒という短い演奏時間の中に、繊細なタッチと表現力が要求される楽曲です。

フレージングやダイナミクスの微妙な変化を通じて、曲の持つ優雅さや喜びを表現することが演奏のポイントです。

ピアノ教育の現場でも取り上げられることがある本作は、表現力を養いたい方や、リサイタルのアンコールピースを探している方におすすめです。

2023年5月には、パリのコンセルヴァトワールでこの曲を含むコンサートが開催され、聴衆を魅了しました。

トゥオネラの白鳥Jean Sibelius

The Swan of Tuonela – Sibelius, NHK Symphony Orchestra
トゥオネラの白鳥Jean Sibelius

「トゥオネラの白鳥」は交響詩集「レンミンカイネン組曲」(4つの伝説曲)の第2曲に当たります。

この曲は物語の中の、トゥオネラ川を泳ぐ白鳥のイメージを描いていて、全曲を通してイングリッシュ・ホルンが悲しく美しい白鳥の旋律を奏でます。

レクイエムから「神の子羊」Camille Saint-Saëns

フランスの作曲家、カミーユ・サン=サーンス。

代表作は「動物の謝肉祭」や「白鳥」「オーボエとピアノのためのソナタ」など多数あります。

不安げな曲の始まり方で、神秘的なものさえ感じます。

「神の子羊」という部分は映画などにも使用されています。

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(81〜90)

ワルツ 第12番 ヘ短調Frederic Chopin

ショパン:ワルツ第12番 F.Chopin Waltz No.12 Op.70-2 F minor SHUMPEI演奏
ワルツ 第12番 ヘ短調Frederic Chopin

本作品はフレデリック・ショパンの死後、ショパンの友人であるユリアン・フォンタナによって出版されたピアノ曲『ワルツ 第12番 ヘ短調 作品70-2』です。

この曲は、出版を目的に作曲されたものではなく、知人の女性宛てに作曲されたものといわれています。

3拍子の曲で、切なさを感じるフレーズや、幸福感に満ちたフレーズなどからさまざまな感情を読み取れ、女性に宛てた手紙のようなとても表情が豊かで聞きやすい曲です。

スペイン舞曲集より「アンダルーサ」Enric Granados

熊本マリ「グラナドス:”スペイン舞曲集”より アンダルーサ」
スペイン舞曲集より「アンダルーサ」Enric Granados

スペインのピアニストであり作曲家のエンリケ・グラナドスが作った名曲『スペイン舞曲集より「アンダルーサ」』。

同じ主題が何度も出てくるのですが、所々に曲調を変えながらつないでいくため、単調になりすぎず聴き応えもある曲です。

中間部分で出てくる柔らかく穏やかなメロディからのスペイン風の主題に戻るところは、この曲の見どころなので、ぜひチェックしてみてください。

「讃美歌」320番「主よ 御許に近づかん」Eliza Flower)

ヤコブの夢を原典とした賛美歌は、神に近づく願いをテーマにした作品です。

エリザ・フラワーが美しい旋律を付けたこの曲は、深い感動を与え続けています。

歌詞には困難を経ても神に近づく意義が込められ、タイタニック号のエピソードでも知られています。

日本でも『フランダースの犬』最終回や葬儀で使われ、哀愁を帯びた別れの曲として親しまれています。

本作は、人生の試練に向き合う方々や、心に響く賛美歌を求める人におすすめです。

1841年に発表されて以来、世界中で歌い継がれる名曲となっています。

歌劇『ローエングリン』より「エルザの大聖堂への入場」Wilhelm Wagner

佐渡 裕&シエナ・ウインド・オーケストラ / エルザの大聖堂への入場
歌劇『ローエングリン』より「エルザの大聖堂への入場」Wilhelm Wagner

荘厳で神聖な雰囲気を持つこの楽曲は、ゆったりとしたテンポで進行し、豊かなオーケストレーションが際立っています。

金管楽器と弦楽器の調和が美しく、聴く人の心に深い感動を与えます。

1850年8月に初演されたこの曲は、オペラの一場面を描写しており、主人公の純粋さや儀式の荘厳さを見事に表現しています。

結婚式や宗教的な儀式のBGMとしても使用され、多くの人々に親しまれています。

クラシック音楽に興味がある方はもちろん、心に響く美しい旋律を求めている方にもおすすめの一曲です。