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切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

切ないクラシックを一挙紹介!

一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。

今回はピアノからヴァイオリン、小品や室内楽、協奏曲やオーケストラの曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。

定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。

これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(51〜60)

ピアノ協奏曲第23番第3楽章Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノ協奏曲第23番はトランペットとティンパニが使われていないので、全体の響きが室内楽のように聴こえます。

またオーボエにかえてクラリネットを使ったところも他にないところです。

第2楽章はモーツァルトには珍しい「嬰ヘ短調」、アダージョで、シチリアーノのリズムに基づいた物静かな旋律に仕上げられています。

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番第5曲「シャコンヌ」J.S.Bach

J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番:シャコンヌ[ナクソス・クラシック・キュレーション #切ない]
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番第5曲「シャコンヌ」J.S.Bach

「音楽の父」と呼ばれているバッハが35歳のときに書いたものであり、今でもバイオリンの最も重要なソロ・レパートリーの一つです。

全6曲からなる『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』の中でも、この第2番の『シャコンヌ』が最も有名です。

もともとシャコンヌとは、イタリア起源の緩やかな3拍子の舞曲の様式を指し、バッハの時代には「オスティナート・バス」と呼ばれる即興演奏を前提とした変奏の形式によく用いられていました。

この曲も短いバスのテーマがさまざまに装飾され、壮大な世界が創造されていきます。

愛の悲しみKreisler=Rachmaninov

愛の悲しみ(クライスラー/ラフマニノフ編曲)Kreisler/Rachmaninoff – Liebesleid (Love’s Sorrow) – pianomaedaful
愛の悲しみKreisler=Rachmaninov

20世紀最大のロシアの作曲家、セルゲイ・ラフマニノフの『愛の悲しみ』は、同時代を生きたオーストリア出身の作曲家兼バイオリニスト、フリッツ・クライスラー作曲の同タイトルの楽曲をピアノ独奏版に編曲した作品。

日本では、2016年に公開された漫画が原作の映画『四月は君の嘘』の挿入曲として起用され、話題となりました。

悲しみをたたえた曲調でありつつも、どこか望みや憧れといった華やかさも感じられる不思議な雰囲気に引き込まれる、非常に魅力的な1曲です。

レクイエムGabriel Urbain Fauré

Gabriel Faure’s Requiem Op. 48 Complete (Best Recording)
レクイエムGabriel Urbain Fauré

フランスの作曲家フォーレの作品の中で最も演奏機会が多く、レクイエムの傑作として知られています。

モーツァルト、ヴェルディ作曲のレクイエムとともに「三大レクイエム」と呼ばれることもあります。

作曲当時、「斬新すぎる」という理由から批判を受けた作品ではありますが、「死は苦しみというより、むしろ永遠の至福の喜びに満ちた開放である」と考えていたフォーレの思考が詰まった一曲です。

宗教的幻想の中に、永遠的な安らぎという安心感が感じられる作品です。

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(61〜70)

『白鳥の歌』第4曲「セレナーデ」Franz Peter Schubert

「白鳥の歌」はシューベルトの死後に出版社や友人たちがまとめた14曲からなる、歌曲集です。

第4曲「セレナーデ」はマンドリンを模した恋人に対する思いを伴奏にのせて歌いあげています。

リスト編曲のピアノ版やメルツ編曲のギター版も親しまれています。

ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 2楽章 アンダンテ・ソステヌートFranz Schubert

シューベルト/ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 第2楽章,D960/今井顕
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 2楽章 アンダンテ・ソステヌートFranz Schubert

生涯最後のピアノ作品となった本作は、瞑想的な雰囲気と深い情感に満ちた珠玉の名作です。

嬰ハ短調の主題は、静謐な祈りのような響きで始まり、中間部でイ長調へと転調することで、暖かな光に包まれるような表情の変化を見せます。

1828年9月に作曲されたこの曲には、晩年のフランツ・シューベルトが抱いていた人生の儚さや死生観が色濃く反映されています。

音楽を通じて人生の深遠な意味を探求したい方、内省的な時間に浸りたい方におすすめの1曲です。

静かに心に染み入るような旋律と繊細な和声の移ろいが、聴く人の魂を揺さぶります。

悲歌Sergei Rachmaninov

Rachmaninoff plays Elegie Op. 3 No. 1
悲歌Sergei Rachmaninov

ロシアよりアメリカに亡命を余儀なくされた作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。

作られた曲の多くが暗く物悲しい曲想のもので、故郷ロシアを思って書かれたことがわかります。

曲後半に、盛り上がり哀しい旋律が一気に押し寄せます。

もう一度聴きたくなる素晴らしい曲です。