RAG MusicClassic
素敵なクラシック
search

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

切ないクラシックを一挙紹介!

一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。

今回はピアノからヴァイオリン、小品や室内楽、協奏曲やオーケストラの曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。

定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。

これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(51〜60)

交響曲第3番第3楽章Johannes Brahms

Brahms Sym.No.3 ブラームス 交響曲第3番Ⅲ Otmar Suitner/NHKso
交響曲第3番第3楽章Johannes Brahms

初演者は「この曲は、ブラームスの「英雄」だ」と表現しましたが、全体を通した曲想は、闘争よりも哀愁やロマンチックなものがイメージされます。

木管の響きの上に、チェロが哀しげな旋律を歌います。

このテーマは映画でも使われ、歌詞をつけてポピュラーミュージックとしても歌われています。

ピアノソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

★ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第14番 ≪月光≫ 嬰ハ短調 Op 27-2  ホロヴィッツ Beethoven Piano Sonata No.14
ピアノソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven

ベートーヴェンが30歳のときの作品でピアノソナタ第13番とともに「幻想曲風ソナタ」という題名を付けて発表されました。

「月光」という愛称はベートーヴェンによるものではなく、死後、第1楽章の印象を「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」としたドイツの音楽評論家・詩人のコメントによります。

悲歌のシンフォニーから第二楽章Henryk Górecki

Gorecki Symphony No. 3 “Sorrowful Songs” – Lento e Largo
悲歌のシンフォニーから第二楽章Henryk Górecki

ポーランド出身の作曲家、ヘンリク・グレツキ。

この曲は第二次世界大戦で、ユダヤ人の少女が壁に書き残した詩を元に作曲されました。

悲痛な叫びが表現されており、歌声とその歌詞が心に響く作品となっています。

歌詞も合わせて読み取ってほしい作品です。

エチュード 作品2の1Alexander Scriabin

Horowitz plays SCRIABIN Etude in C-Sharp Minor, Opus 2, No.1
エチュード 作品2の1Alexander Scriabin

アレクサンドル・スクリャービンは、後期ロマン派の作曲家で「コサックのショパン」と呼ばれていました。

この作品はスクリャービンが14歳の時に作られたそうです。

恐ろしい才能ですね。

美しいメロディーで大変人気があり、有名なピアニストも好んで演奏するクラシックの名曲に、ぜひたっぷりと浸ってみてはいかがでしょうか。

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(61〜70)

ツィゴイネルワイゼンPablo de Sarasate

ツィゴイネルワイゼン(ヤッシャ・ハイフェッツ)
ツィゴイネルワイゼンPablo de Sarasate

スペイン出身のバイオリニストであるサラサーテが作曲し、1878年に完成した管弦楽伴奏付きのヴァイオリン独奏曲がこちら。

日本ではいろいろな不幸を感じるシーンなどに効果音のように使われていたりするので、クラシックファンでなくても一度は耳にしたことがある有名曲ではないでしょうか。

フィギュアスケートのプログラムに使用されることも多いです。

バイオリンのテクニックや見せ場がたくさん用意されていて、人を引き付けるすばらしい曲です。

悲しみのうたHeitor Villa-Lobos

Tristorosa (Heitor Villa-Lobos) Piano: Carla Reis
悲しみのうたHeitor Villa-Lobos

ブラジルの作曲家、エイトル・ヴィラ=ロボス。

いくつもの情熱的な音楽を描く一方、このようなしっとりとした大人っぽい曲も手がける幅広い音楽性が印象的な作曲家ですね。

他にもギターやピアノの作品も発表しており、どれもはっきりとした旋律により、親しみやすいものに仕上げられています。

生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry

シャルル=アンリ / 生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌ
生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry

優雅で穏やかな旋律が特徴の本作は、新たな生命の誕生を祝福する喜びと希望に満ちています。

約1分25秒という短い演奏時間の中に、繊細なタッチと表現力が要求される楽曲です。

フレージングやダイナミクスの微妙な変化を通じて、曲の持つ優雅さや喜びを表現することが演奏のポイントです。

ピアノ教育の現場でも取り上げられることがある本作は、表現力を養いたい方や、リサイタルのアンコールピースを探している方におすすめです。

2023年5月には、パリのコンセルヴァトワールでこの曲を含むコンサートが開催され、聴衆を魅了しました。