切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
切ないクラシックを一挙紹介!
一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。
今回はピアノからヴァイオリン、小品や室内楽、協奏曲やオーケストラの曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。
定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。
これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!
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もくじ
- 切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- 旋律のようにJohannes Brahms
- ピアノソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」 第2楽章Ludwig van Beethoven
- 交響曲第6番『悲愴』 第4楽章Pyotr Tchaikovsky
- 亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel
- Morgen !Richard Strauss
- シチリアーノGabriel Urbain Fauré
- 海辺の夕暮れ H.128 第3曲「嵐の海辺」Bohuslav Martinů
- 組曲「鏡」:洋上の小舟Claude Debussy
- 夏の朝Heino Kasuki
- 動物の謝肉祭 第13曲「白鳥」Camille Saint-Saëns
- 夜の海辺にてHeino Kasuki
- 『エニグマ変奏曲』第9変奏「ニムロッド」Edward Elgar
- 弦楽四重奏曲第1番 第2楽章Pyotr Tchaikovsky
- 弦楽四重奏曲第2番ニ長調1楽章Alexander Porfiryevich Borodin
- ヴァイオリン協奏曲より 第一楽章Felix Mendelssohn
- アダージョTomaso Albinoni
- 交響曲第2番第3楽章Sergei Rachmaninov
- 弦楽のためのアダージョSamuel Barber
- オーボエ協奏曲ニ短調 第二楽章Alessandro Marcello
- トロイメライRobert Schumann
- エチュードop.10-3 ホ長調「別れの曲」Frederic Chopin
- 夜想曲(ノクターン)第20番「遺作」Frederic Chopin
- 夢Claude Debussy
- 歌劇「ローエングリン」:エルザの大聖堂への行進Wilhelm Wagner
- 「無言歌集 第2巻」より ヴェネツィアの舟歌 第2 嬰へ短調Felix Mendelssohn
- レクイエムWolfgang Amadeus Mozart
- 愛の悲しみFritz Kreisler
- 舟歌Pyotr Tchaikovsky
- 弦楽四重奏曲第1番 第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」Pyotr Tchaikovsky
- ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 2楽章 アンダンテ・ソステヌートFranz Schubert
- 弦楽四重奏曲第2番 1楽章Alexander Borodin
- ロマンティックな情景 『エピローグ』Enric Granados
- ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 1楽章 モルト・モデラートFranz Schubert
- アヴェ・ヴェルム・コルプスWolfgang Amadeus Mozart
- ピアノソナタ第14番Ludwig van Beethoven
- 「讃美歌」320番「主よ 御許に近づかん」Eliza Flower)
- グノシエンヌErik Satie
- 古い時計台Heino Kaski
- ヴァイオリン協奏曲第2楽章Felix Mendelssohn
- シャコンヌTomaso Antonio Vitali
- 歌劇『ローエングリン』より「エルザの大聖堂への入場」Wilhelm Wagner
- 瞑想曲Jules Massenet
- 生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry
- 『ベルガマスク組曲』第3曲「月の光」Claude Debussy
- 愛しい人よNicolo Paganini
- リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲Respighi
- G線上のアリアJ.S.Bach
- 交響曲第5番第4楽章Gustav Mahler
- 悲しきワルツSibelius
- 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番第5曲「シャコンヌ」J.S.Bach
- 交響曲第3番第3楽章Johannes Brahms
- アラベスク・ヴァルサンドMischa Levitzki
- EARTH村松崇継
- 無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ヴェネツィアの舟歌 第2Felix Mendelssohn
- 交響曲第7番第2楽章Anton Bruckner
- 交響詩『わが祖国』第2曲「ヴルタヴァ(モルダウ)」Bedrich Smetana
- ツィゴイネルワイゼンPablo de Sarasate
- 『シャコンヌ』 ト短調Tomaso Antonio Vitali
- 悲歌のシンフォニーから第二楽章Henryk Górecki
- 交響曲第9番 新世界第二楽章「家路」Antonín Dvořák
- ワルツ第10番Frederic Chopin
- エチュード 作品2の1Alexander Scriabin
- ピアノ協奏曲第1楽章Robert Schumann
- 愛の悲しみKreisler=Rachmaninov
- ノクターン 第18番 ホ長調 作品62-2Frederic Chopin
- 悲しみのうたHeitor Villa-Lobos
- アランフェス協奏曲第2楽章Joaquín Rodrigo
- レクイエムGabriel Urbain Fauré
- 『白鳥の歌』第4曲「セレナーデ」Franz Peter Schubert
- ピアノ協奏曲第23番第3楽章Wolfgang Amadeus Mozart
- ピアノソナタ第14番「月光」Ludwig van Beethoven
- コル・ニドライMax Bruch
- アルビノーニのアダージョRemo Giazotto
- 「吹雪」より「春と秋」Georgy Sviridov
- 悲歌Sergei Rachmaninov
- 「アランフェス協奏曲」より第二楽章Joaquín Rodrigo
- 『14の歌曲集』第14曲「ヴォカリーズ」Sergei Rachmaninov
- 交響曲第9番『新世界より』第2楽章Antonín Dvořák
- 『2つの悲しき旋律』第2曲「春 」Edvard Hagerup Grieg
- ツィゴイネルワイゼンPablo de Sarasate
- 交響詩「わが祖国」モルダウBedrich Smetana
- トゥオネラの白鳥Jean Sibelius
- 幻想交響曲第1楽章「夢、情熱」Hector Berlioz
- オーボエ協奏曲イ短調F.7-5 RV.461Antonio Vivaldi
- 「四季」-12の性格的描写 Op.37bis 10月「秋の歌」Pyotr Tchaikovsky
- リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲 第1楽章イタリアーノOttorino Respighi
- レクイエムから「神の子羊」Camille Saint-Saëns
- スペイン舞曲集より「アンダルーサ」Enric Granados
- ワルツ 第12番 ヘ短調Frederic Chopin
切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(21〜40)
弦楽四重奏曲第2番 1楽章Alexander Borodin

叙情美があふれる名曲として知られるこの弦楽四重奏は、恋に落ちたかのような甘美なメロディと儚さが魅力です。
チェロのソロから始まり第1ヴァイオリンへと受け継がれる旋律、各楽器の掛け合いが聴きどころ。
演奏する側にとっても非常にやりがいのある曲といえるでしょう。
1881年7月に着手し9月に完成という異例の速さで書き上げられたこの作品には、愛に満ちた温かな響きが溢れています。
美しい旋律と豊かな表現力を味わいたい方におすすめの一曲です。
ロマンティックな情景 『エピローグ』Enric Granados

ロマン派音楽とスペインの民族音楽が織りなす優美な調べは、結婚式の厳かな瞬間を彩るのにふさわしい気品を備えています。
エンリケ・グラナドスが1904年に作曲したピアノ曲集『ロマンティックな情景』の締めくくりとなる本作は、右手の甘美なメロディーと左手のアルペジオが見事な調和を生み出しています。
変ホ長調の穏やかな旋律は、新郎新婦の未来への想いを優しく包み込むかのよう。
フランスのレジオンドヌール勲章も受賞したグラナドスの繊細な感性が存分に発揮された珠玉の一曲です。
指輪の交換やケーキカットなど、大切な瞬間の伴奏として、まさに理想的な雰囲気を演出してくれることでしょう。
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 1楽章 モルト・モデラートFranz Schubert

静謐な旋律で開始する本作は、フランツ・シューベルトが1828年9月に遺した傑作です。
冒頭の穏やかな主題と低音のトリルが織りなす独特の雰囲気は、音楽の深みへと聴き手を誘います。
旋律の展開では三つの異なる調性を巧みに操り、豊かな表情と色彩を描き出しています。
器楽曲ながら、まるで物語を語るかのような豊かな表現力を持ち、静けさと不安、明るさと陰影という対照的な要素が見事に融合しています。
管弦楽作品やオペラなどに比べると、比較的耳なじみの良い構成で、クラシック音楽の魅力に触れたい方にぴったりの1曲と言えるでしょう。
アヴェ・ヴェルム・コルプスWolfgang Amadeus Mozart

クラシック音楽の世界で「奇跡の名曲」と称される本作。
その深い敬虔さと静謐な美しさは、聴く者の心に深く響きます。
わずか46小節という短さながら、その中に込められた祈りの力は計り知れません。
ニ長調から始まり、イ長調、ヘ長調、ニ短調と巧みに転調を重ねていく手法は、作曲家の卓越した技巧を物語っています。
1791年6月23日、ウィーン郊外の小さな教会で初演された際、その美しさに涙する聴衆も多かったといいます。
宗教音楽に興味のある方はもちろん、心静かに音楽と向き合いたい方にもおすすめの一曲です。
ピアノソナタ第14番Ludwig van Beethoven

ベートーベンが30歳の時に作曲した作品です。
「月光ソナタ」という愛称をもつこの曲は、穏やかな伴奏に乗せたメロディが大変繊細で寂しげです。
「楽譜には弱音ペダルを踏んだ状態で」と書かれているようにとても静かな曲なので、ぜひチェックしてみてください。
「讃美歌」320番「主よ 御許に近づかん」Eliza Flower)

ヤコブの夢を原典とした賛美歌は、神に近づく願いをテーマにした作品です。
エリザ・フラワーが美しい旋律を付けたこの曲は、深い感動を与え続けています。
歌詞には困難を経ても神に近づく意義が込められ、タイタニック号のエピソードでも知られています。
日本でも『フランダースの犬』最終回や葬儀で使われ、哀愁を帯びた別れの曲として親しまれています。
本作は、人生の試練に向き合う方々や、心に響く賛美歌を求める人におすすめです。
1841年に発表されて以来、世界中で歌い継がれる名曲となっています。