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切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

切ないクラシックを一挙紹介!

一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。

今回はピアノからヴァイオリン、小品や室内楽、協奏曲やオーケストラの曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。

定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。

これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(21〜30)

Claude Debussy

フランス印象派音楽の巨匠クロード・ドビュッシーが1890年頃に作曲したピアノ曲は、夢幻的な雰囲気に満ちた傑作です。

分散和音にのった甘美な旋律とコラール風の中間部から成り、約4分の演奏時間で聴く者の想像力を刺激します。

ドビュッシーがドイツやバリを訪れ、さまざまな音楽的影響を受けていた時期の作品で、彼の音楽キャリアの重要な一歩を示しています。

本作は、クラシック音楽に親しみたい方や、心を落ち着かせたい方におすすめです。

穏やかな旋律が心に染み入り、まるで夢の中にいるような感覚を味わえるでしょう。

組曲「鏡」:洋上の小舟Claude Debussy

夏の午後に、涼やかな風を運んでくれるようなピアノの調べはいかがでしょうか。

クロード・ドビュッシーが手掛けたピアノ連弾のための組曲『Petite Suite』の冒頭を飾るこの一曲は、水面を優雅に漂う小舟を思わせる、穏やかで美しい旋律が心に染み渡ります。

きらめく光や水の揺らぎが目に浮かぶようで、まるで印象派の絵画を音で楽しんでいるかのようですね。

1889年2月に作曲者自らも参加したピアノ連弾で初めて演奏され、フランスの詩人ヴェルレーヌの作品に影響を受けたとされています。

後に1907年にはオーケストラ版も編曲され、そちらもまた違った趣ですてきですよ。

暑さを忘れさせてくれる詩情が豊かな本作は、静かに音楽を楽しみたい方や、日常に美しいアクセントを加えたい方にぴったりでしょう。

ピアノの優しい響きが、きっと心地よい時間をもたらしてくれます。

歌劇「ローエングリン」:エルザの大聖堂への行進Wilhelm Wagner

ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」:エルザの大聖堂への行進(行列/入場)[ナクソス・クラシック・キュレーション #ファンタジー]
歌劇「ローエングリン」:エルザの大聖堂への行進Wilhelm Wagner

ドイツ・ロマン派音楽の巨匠、リヒャルト・ワーグナーが1845年から1848年にかけて作曲した歌劇『ローエングリン』。

その中でも第2幕のクライマックスとして知られる本作は、荘厳な雰囲気と繊細な木管楽器のメロディーが特徴的です。

静かな導入から徐々に高揚していく構成は、エルザの信仰心と宗教的儀式の厳粛さを見事に表現しています。

結婚式の行進曲としても広く親しまれ、吹奏楽やピアノ編曲版も人気があります。

クラシック音楽の魅力を存分に味わいたい方にぜひおすすめの一曲です。

愛の悲しみFritz Kreisler

Anne Akiko Meyers, ‘Liebesleid’, Love’s Sorrow Fritz Kreisler
愛の悲しみFritz Kreisler

悲哀を帯びた3拍子のこちらの曲は、オーストリア出身の世界的バイオリニストであり、作曲家でもあるクライスラーが1905年に発表した曲で、『愛の喜び』『美しきロスマリン』とともに『ウィーン古典舞曲集』と呼ばれています。

これらの曲はクラシック初心者の方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

譜面としてはそれほど難しくないのですが、演奏する人のセンスが問われる曲でもあります。

いろいろなバージョンを聴き比べてもおもしろいですよ。

舟歌Pyotr Tchaikovsky

Tchaikovsky – The seasons – june (barcarolle)
舟歌Pyotr Tchaikovsky

こちらの曲は、チャイコフスキーがロシアの一年の風物を月ごとに12のピアノ曲であらわした作品集、『四季』の中の6月の曲として書かれたものです。

『舟歌』という曲はたくさんの作曲家が取り組んでいますが、彼の曲は珍しい4拍子を取り入れています。

聴くだけで、ロシアの水面が目の前に広がっていきそうなステキな曲ですよね。

この曲だけでなく、1年間の四季を通して12の曲すべてを聴くとまた違ったイメージをもて、楽しいかもしれませんね。