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切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

切ないクラシックを一挙紹介!

一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。

今回はピアノからヴァイオリン、小品や室内楽、協奏曲やオーケストラの曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。

定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。

これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!

切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(41〜50)

アラベスク・ヴァルサンドMischa Levitzki

レヴィツキ : アラベスク・ヴァルサンド【11_暗い・悲しい楽譜と説明付きクラシックピアノ曲】
アラベスク・ヴァルサンドMischa Levitzki

レヴィツキーはウクライナ出身で、主にアメリカで活躍したピアニストです。

彼の演奏は、曲の作られた背景や作曲者の糸を追求するのではなく、作品そのものの様式や個性を捉え、感情的にならずに技巧を明確にしていたと言われています。

作曲家としては有名ではありませんが、生涯にわたりピアノ用編曲を数多く残しています。

哀愁が漂うバイオリンやギターの音色とエネルギッシュな踊りが魅力であるジプシー音楽の、その雰囲気と特徴的なリズムを生かした一曲です。

ツィゴイネルワイゼンPablo de Sarasate

サラサーテ作曲 ツィゴイネルワイゼン 全楽章
ツィゴイネルワイゼンPablo de Sarasate

題名は「ジプシー(ロマ)の旋律」という意味で、ハンガリー民謡や大衆音楽の旋律をいくつかを組み合わせて作曲されています。

原曲は独奏ヴァイオリンと管弦楽によるものですが、ピアノ伴奏で演奏することも多く、とくに弱音器を付けて奏でるハンガリー民謡を題材とした第2部は哀愁がただよいます。

サラサーテ自身が演奏したレコードが残されています。

交響曲第9番 新世界第二楽章「家路」Antonín Dvořák

ドヴォルザーク 交響曲第9番新世界より第2楽章 家路 Karajan
交響曲第9番 新世界第二楽章「家路」Antonín Dvořák

日本ではよく帰宅の時間に流れる曲として知られている『交響曲第9番 新世界第二楽章 家路』。

そのメロディーは美しくも、なぜか寂しい気分にさせます。

チェコ出身のドヴォルザークはスラブ舞曲集で有名になりましたが、この曲はアメリカに在住中に完成した曲です。

弦楽四重奏曲第2番 1楽章Alexander Borodin

Borodin: Quartet No. 2 in D major for Strings, I. Allegro moderato
弦楽四重奏曲第2番 1楽章Alexander Borodin

叙情美があふれる名曲として知られるこの弦楽四重奏は、恋に落ちたかのような甘美なメロディと儚さが魅力です。

チェロのソロから始まり第1ヴァイオリンへと受け継がれる旋律、各楽器の掛け合いが聴きどころ。

演奏する側にとっても非常にやりがいのある曲といえるでしょう。

1881年7月に着手し9月に完成という異例の速さで書き上げられたこの作品には、愛に満ちた温かな響きが溢れています。

美しい旋律と豊かな表現力を味わいたい方におすすめの一曲です。

弦楽四重奏曲第1番 第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー:《弦楽四重奏曲第1番 第2楽章》MMCJ P.Tchaikovsky: “String Quartet No.1″(2nd mov.)|Yokohama Web Stage
弦楽四重奏曲第1番 第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」Pyotr Tchaikovsky

ウクライナの民謡から着想を得た珠玉の名曲です。

弦楽器の調和が生み出す静謐な旋律は、聴く者の心に深い感動を呼び起こします。

恋する若者の想いを優しく包み込むような美しいメロディは、人間の感情の機微を繊細に描き出しています。

ロシアの大文豪トルストイも涙したという逸話が残る本作は、恋愛の不安と希望を見事に表現しており、恋に悩む人々の心に寄り添う楽曲といえるでしょう。

1876年12月の特別音楽会での感動的な演奏は、作曲家本人も生涯の誇りとして日記に記しています。

交響曲第3番第3楽章Johannes Brahms

Brahms Sym.No.3 ブラームス 交響曲第3番Ⅲ Otmar Suitner/NHKso
交響曲第3番第3楽章Johannes Brahms

初演者は「この曲は、ブラームスの「英雄」だ」と表現しましたが、全体を通した曲想は、闘争よりも哀愁やロマンチックなものがイメージされます。

木管の響きの上に、チェロが哀しげな旋律を歌います。

このテーマは映画でも使われ、歌詞をつけてポピュラーミュージックとしても歌われています。

交響曲第7番第2楽章Anton Bruckner

交響曲第7番はブルックナーの交響曲の中で、初めて初演が成功した曲とされ、第4番と並んで人気が高い曲の1つです。

第2楽章の作曲中に敬愛するワーグナーが危篤となり、ブルックナーは彼の死を予感しながら書き進め、ワーグナーが死去すると、ワーグナーのために「葬送音楽」とするコーダを付け加えました。