切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
切ないクラシックを一挙紹介!
一口に切ないクラシックといっても、その曲調はさまざまです。
今回はピアノからヴァイオリン、小品や室内楽、協奏曲やオーケストラの曲など、さまざまなクラシックの切ない名曲をピックアップしてみました。
定番のものはもちろんのこと、クラシックを愛聴している方でもなかなか聞き覚えのない、マイナーな作品まで幅広くラインナップしています。
これからクラシックを知りたい方でも、既にクラシックにどっぷり浸かっている方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひ最後までごゆっくりとご覧ください!
- 【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介
- 美しすぎるクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- 【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選
- どこかで聴いたことのある悲しいBGMまとめ【有名】
- チェロの名曲|奥深い音色を味わえる珠玉のクラシック作品を一挙紹介
- ブラームスの名曲。人気のクラシック音楽
- 【ピアノ×暗い曲】悲しみにどっぷり浸れるクラシックの名曲
- かっこいいクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- 美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い
- 秋におすすめのクラシックの名曲
- クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち
- 人気のクラシックピアノ曲。日本人ピアニストの名演集
- 女性におすすめのクラシックの名曲
切ないクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(71〜80)
ロマンティックな情景 『エピローグ』Enric Granados

ロマン派音楽とスペインの民族音楽が織りなす優美な調べは、結婚式の厳かな瞬間を彩るのにふさわしい気品を備えています。
エンリケ・グラナドスが1904年に作曲したピアノ曲集『ロマンティックな情景』の締めくくりとなる本作は、右手の甘美なメロディーと左手のアルペジオが見事な調和を生み出しています。
変ホ長調の穏やかな旋律は、新郎新婦の未来への想いを優しく包み込むかのよう。
フランスのレジオンドヌール勲章も受賞したグラナドスの繊細な感性が存分に発揮された珠玉の一曲です。
指輪の交換やケーキカットなど、大切な瞬間の伴奏として、まさに理想的な雰囲気を演出してくれることでしょう。
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 2楽章 アンダンテ・ソステヌートFranz Schubert

生涯最後のピアノ作品となった本作は、瞑想的な雰囲気と深い情感に満ちた珠玉の名作です。
嬰ハ短調の主題は、静謐な祈りのような響きで始まり、中間部でイ長調へと転調することで、暖かな光に包まれるような表情の変化を見せます。
1828年9月に作曲されたこの曲には、晩年のフランツ・シューベルトが抱いていた人生の儚さや死生観が色濃く反映されています。
音楽を通じて人生の深遠な意味を探求したい方、内省的な時間に浸りたい方におすすめの1曲です。
静かに心に染み入るような旋律と繊細な和声の移ろいが、聴く人の魂を揺さぶります。
無言歌集 第2巻 Op.30 第6曲 ヴェネツィアの舟歌 第2Felix Mendelssohn

ドイツが誇る初期ロマン派の巨匠、フェリックス・メンデルスゾーンの魅力が詰まった一曲です。
メンデルスゾーンは1809年2月に生まれ、幼少期からその才能を発揮しました。
本作は彼の代表作「無言歌集」の一つで、ヴェネツィアの情景を音楽で描いています。
穏やかな6/8拍子の中に、ゴンドラの揺れるような静けさと、時折訪れる感情の高まりが巧みに表現されています。
左手の静かな伴奏と右手の印象的なメロディーラインが、聴く人の心に深い余韻を残します。
穏やかな中にも切なさを感じさせる本作は、静かな夜に一人で聴きたい、心に染み入る一曲です。
交響曲第9番『新世界より』第2楽章Antonín Dvořák

交響曲第9番「新世界より」はチェコの作曲家、ドヴォルザークのアメリカ時代を代表する作品です。
「新世界より」という副題は、ドヴォルザークがアメリカから故郷のボヘミアを思って作曲したことによります。
イングリッシュホルンによる主題はとても有名で、歌詞をつけて「家路」や「遠き山に日は落ちて」などに編曲され、愛されています。
「アランフェス協奏曲」より第二楽章Joaquín Rodrigo

スペインの偉大な作曲家であるロドリーゴ。
現在でも演奏会などで頻繁に演奏されることが多いギターの有名な曲です。
ギターの合間に出てくるオーボエやヴァイオリンのなども魅力的で、雄大であるとともにギターの響きが胸に響く曲ですね。
コル・ニドライMax Bruch

ブルッフが作曲したチェロと管弦楽のための協奏的作品です。
作曲にあたってブルッフは、ユダヤ教の音楽から、ユダヤ教の祭日で歌われる典礼歌「コル・ニドレ」と、哀歌「ああ、彼らのために泣け」という2つの旋律を使っています。
いろいろな民族音楽に興味を持っていて作品に取り入れたもので、ブルッフ自身はプロテスタントであり、ユダヤ音楽を作曲する気はなかったとされています。
『14の歌曲集』第14曲「ヴォカリーズ」Sergei Rachmaninov

ヴォカリーズは主に発声練習のときに用いる「アー」など母音のみによって歌う歌唱法で、このラフマニノフの曲にも歌詞がありません。
はじめは独唱とピアノ伴奏でしたが、自ら管弦楽版を作りました。
ピアノ独奏版、チェロやヴァイオリンなどの独奏楽器とピアノ伴奏によるデュエット版がなどさまざまな編曲がされています。
編曲版では、ホ短調に移調されていることが多い作品です。






