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【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介

クラシック音楽の名曲は、テレビや映画、ショッピングモールなどで流れており、日常生活のBGMとして私たちの生活に浸透しています。

「この曲を聴くとなぜか涙が……」と感じていた楽曲が、実はクラシック音楽だったということも多くあります。

今回は、そんなクラシック作品のなかから、「泣けるほど切なく美しい」をテーマに、クラシック史に残る名曲を厳選!

繊細さと大胆さをあわせ持つクラシックならではの奥深い響きを、心ゆくまでお楽しみください。

【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介(61〜70)

鳥の歌Pablo Casals

鳥の歌:《スペイン・カタロニア民謡》
鳥の歌Pablo Casals

こちらの曲はスペイン、カタルーニャ地方の民謡です。

この曲については、チェロの名手パブロ・カザルスさんが祖国の荒れた状態に心を痛め、ケネディ大統領の前で演奏したことで全世界に知られることとなりました。

1938年以降、演奏会をおこなっていなかったカザルスさんが平和を願いおこなった演奏は感動を呼びました。

この曲はもともとはキリストの誕生を祝って鳥たちが歌うといった内容の、カタルーニャ地方に伝わるクリスマス・キャロルです。

交響曲第1番ハ短調作品68 第4楽章Johannes Brahms

ブラームス 交響曲第1番ハ短調作品68 第4楽章 カラヤン
交響曲第1番ハ短調作品68 第4楽章Johannes Brahms

この作品はブラームスが作曲した最初の交響曲ですが、構想から完成までに21年も掛かっています。

彼はベートーベンの交響曲を敬愛しており、「交響曲は書きたいが、ベートーベンの後にいったいどんな曲を書けばいいのか」と悩み続けていました。

その難題を乗り越えて完成したのがこの曲ですが、当時の指揮者ハンス・フォン・ビューローから「ベートーヴェンの第10交響曲」と呼ばれたほど評価の高い一曲です。

美しく高揚感のあるメロディーと推進力のあるリズムで曲が進み、この曲全体のクライマックスにふさわしい力強さで幕を閉じます。

愛の悲しみKreisler=Rachmaninov

愛の悲しみ(クライスラー/ラフマニノフ編曲)Kreisler/Rachmaninoff – Liebesleid (Love’s Sorrow) – pianomaedaful
愛の悲しみKreisler=Rachmaninov

フリッツ・クライスラーさんの名作『愛の悲しみ』。

本作はバイオリンとピアノのための楽曲で、『愛の喜び』という作品と対をなす存在として作曲されました。

ピアノ独奏にしろ、バイオリン独奏にしろ、その美しい旋律と涙を誘う曲調は、高い演奏効果をほこることで知られており、多くの演奏家によって頻繁に演奏されています。

本作と『愛の喜び』『美しきロスマリン』は3部作ですので、合わせて聴いてみてください。

主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach

こちらの曲はヨハン・ゼバスティアン・バッハが1723年に作曲しました。

教会カンタータ、『心と口と行いと生活で』の最後の曲としてつくられました。

対旋律が織りなすハーモニーは美しく荘厳です。

日本でいえば江戸時代に、このような曲がドイツで演奏されていたと思うと不思議ですよね。

この曲は人気があり、クラシックギターやピアノの曲としてもアレンジされています。

結婚式やクリスマスなどでも耳にすることが多い曲です。

組曲「鏡」:洋上の小舟Claude Debussy

夏の午後に、涼やかな風を運んでくれるようなピアノの調べはいかがでしょうか。

クロード・ドビュッシーが手掛けたピアノ連弾のための組曲『Petite Suite』の冒頭を飾るこの一曲は、水面を優雅に漂う小舟を思わせる、穏やかで美しい旋律が心に染み渡ります。

きらめく光や水の揺らぎが目に浮かぶようで、まるで印象派の絵画を音で楽しんでいるかのようですね。

1889年2月に作曲者自らも参加したピアノ連弾で初めて演奏され、フランスの詩人ヴェルレーヌの作品に影響を受けたとされています。

後に1907年にはオーケストラ版も編曲され、そちらもまた違った趣ですてきですよ。

暑さを忘れさせてくれる詩情が豊かな本作は、静かに音楽を楽しみたい方や、日常に美しいアクセントを加えたい方にぴったりでしょう。

ピアノの優しい響きが、きっと心地よい時間をもたらしてくれます。

48のモチーフ集―エスキス 作品63 第1番 ハ長調『幻影』Charles Valentin Alkan

超絶技巧を要する難易度の非常に高い練習曲作品で知られる、フランスの作曲家シャルル・ヴァランタン・アルカンの作品です。

番号付きの48曲と作品番号なしの1曲の、49曲で構成されており、アルカンのピアノ曲としては比較的難易度の低い作品とされています。

作品全体を通して、24の調性を2周している点は、バッハの『平均律クラヴィーア曲集』を連想させます。

第1番『幻影』は、ピアノの音色の美しさをゆったりと楽しめる1曲です。

アルカンの曲だからと構えず、ぜひまったりリラックスしながら聴いてみてくださいね。

悲しみのワルツOskar Nedbal

「悲しみのワルツ」 オスカル・ネドバル
悲しみのワルツOskar Nedbal

現在のチェコ共和国とスロバキア共和国によって構成されていた国、チェコスロバキアを代表する近代クラシックの作曲家、オスカル・ネドバル。

後期ロマン派音楽の代表的な存在である、アントニン・ドヴォルザークを師に持ち、チェロやピアノをメインにした作曲で人気を博しました。

そんな彼の曲のなかで、とくに切なさが見事に表現されている作品が、こちらの『悲しみのワルツ』です。

壮大で美しいメロディーに切なさがアクセントとなった構成が感情を揺さぶってくれるでしょう。