【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介
クラシック音楽の名曲は、テレビや映画、ショッピングモールなどで流れており、日常生活のBGMとして私たちの生活に浸透しています。
「この曲を聴くとなぜか涙が……」と感じていた楽曲が、実はクラシック音楽だったということも多くあります。
今回は、そんなクラシック作品のなかから、「泣けるほど切なく美しい」をテーマに、クラシック史に残る名曲を厳選!
繊細さと大胆さをあわせ持つクラシックならではの奥深い響きを、心ゆくまでお楽しみください。
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【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介(81〜90)
主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach

こちらの曲はヨハン・ゼバスティアン・バッハが1723年に作曲しました。
教会カンタータ、『心と口と行いと生活で』の最後の曲としてつくられました。
対旋律が織りなすハーモニーは美しく荘厳です。
日本でいえば江戸時代に、このような曲がドイツで演奏されていたと思うと不思議ですよね。
この曲は人気があり、クラシックギターやピアノの曲としてもアレンジされています。
結婚式やクリスマスなどでも耳にすることが多い曲です。
3つのノヴェレッテ 第3番Francis Poulenc

この曲は、スペインの作曲家ファリャ作曲のバレエ音楽『恋は魔術師』の中の主題を基に作曲されています。
1つの主題がさまざまに色づけられ、メランコリックな表情を感じさせる美しい曲に仕上げられています。
ダイナミックでありながらも切ない表情を見せる作品で、熱い思いを内に秘めているかのような印象を受けます。
この曲は、プーランクの友人であるギブソンに献呈されました。
ちなみに、曲名の「ノヴェレッテ」とはフランス語で「短編小説」を意味します。
ピアノと弦楽オーケストラによるエレジーAlla Pavlova

ロシア生出身で、アメリカ在住の女性作曲家であるアラ・パヴロワ。
彼女の作り出すロマンティックな音楽には定評があり、どの曲も聞き手を魅了してやみません。
曲名の「エレジー」とは、悲しみを歌った詩などの文学作品や楽曲を示す言葉で、日本語では「悲歌」や「哀歌」と訳されます。
ドラマティックでありながらも哀愁のロシアン・メロディがあちこちにちりばめられている音楽は、聴衆の心に直接悲しみを訴えかけ涙を誘います。
流麗さと悲痛さを併せもつ1曲です。
平均律クラヴィーラ 第1巻 第1番 プレリュード BWV846J.S.Bach

規則的に分散和音が繰り返される非常にシンプルな構成でありながら、和声の美しい変化に心癒やされるヨハン・セバスティアン・バッハの『平均律クラヴィーラ 第1巻 第1番 プレリュード BWV846』。
この作品を伴奏に用いたシャルル・グノー作曲の『アヴェ・マリア』も有名ですよね。
怒りを鎮めたいとき、焦る気持ちを落ち着かせたいとき、悲しみに浸りたいとき、この曲を耳にすると、心が静まり冷静になっていくのを感じられます。
「飾らない美しさ」という言葉がしっくりくる、クラシックの名曲です。
楽興の時 第4番Sergei Rachmaninov

近代クラシックを代表するロシア出身の作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
4歳のころから音楽の才能を周りに見いだされて、22歳のころには交響曲の第1番を完成させました。
ヤッシャ・ハイフェッツといい、ロシアは早熟の天才を多く生み出していますね。
そんなラフマニノフの名曲である、こちらの『楽興の時 第4番』は1896年に発表された作品で、シューベルト、ショパン、リストなどから影響を受けた、美しい旋律で人気を集めました。
切なさと美しさが見事にミックスされていますので、ロマン派音楽が好きな方にオススメです。
愛の喜びFritz Kreisler

1875年にウイーンで生まれた世界的バイオリニストのフリッツ・クライスラーが作った曲がこちら。
ウインナ・ワルツの要素が取り入れられており、同じく彼の作曲である『愛の悲しみ』とともに演奏されることも多いです。
どちらも有名な曲なので、聴いたことのある方は多いのではないでしょうか。
バイオリニストならではの、バイオリンの魅力が十分に伝わる曲で、しかも覚えやすいキャッチーな要素もある曲です。
セルゲイ・ラフマニノフとの親交でも知られているクライスラー、共演の録音もおススメです。
アヴェ・マリアCamille Saint-Saëns

フランスを代表する作曲家、カミーユ・サン=サーンス。
天才として知られており、2歳のころにはピアノをマスターし、3歳から作曲をしていたそうです。
オルガニストでもあり、彼の鍵盤楽器を使った作品は当時から非常に高い評価を受けていました。
そんな彼の名曲として名高い作品が、こちらの『アヴェ・マリア』。
いくつものバージョンが存在するアヴェ・マリアですが、サン=サーンスの作品はとくに幻想的な雰囲気を感じさせるメロディーに仕上げられています。
切なさというよりは、美しさで泣かせるタイプの作品と言えるでしょう。
歌曲集「3つのメロディ」Op.7 第1曲「夢のあとに」Gabriel Fauré

幻想的な作品を得意とするフランスの偉大な作曲家、ガブリエル・フォーレ。
彼の作品のなかでも、特に感動できるクラシックピアノとしてオススメしたいのが、こちらの『歌曲集「3つのメロディ」Op.7 第1曲「夢のあとに」』。
チェロの独奏としても演奏されることが多い本作ですが、ピアノ作品としても哀愁のただよう深みのある魅力を持っています。
それぞれに良さがあるので、歌曲、チェロ独奏、ピアノ独奏など、さまざまなアレンジを聴き比べてみてください。
「無言歌集 第2巻」より ヴェネツィアの舟歌 第2 嬰へ短調Felix Mendelssohn

繊細で優美な作品を数多く残したドイツの作曲家、フェリックス・メンデルスゾーン。
なかでも有名なのが「言葉のない歌」と称されるピアノ小品集『無言歌』です。
『無言歌』は8巻に分かれており、『ヴェネツィアの舟歌 第2 嬰ヘ短調』は第2巻に収められているもの悲しいメロディが涙を誘う名曲です。
全48曲それぞれにタイトルが付けられていますが、メンデルスゾーンが自ら名付けたのはそのうちたった5曲のみ。
『ヴェネツィアの舟歌 第2 嬰ヘ短調』もその一つであり、『無言歌』のなかでも非常に美しく印象的な作品として親しまれています。
メランコリー FP 105Francis Poulenc

フランスの作曲家フランシス・プーランクによる1940年作のピアノ曲は、切なさと美しさが絶妙に調和した名作。
戦時中のフランスで生み出されたこの曲には、懐かしさと希望が織り交ぜられています。
ラヴェルやショパンを思わせるメロディと、波のような効果を生む両手の動きが特徴的。
本作は、プーランクの繊細な感性と時代背景が反映された、心に染みる1曲です。
静かな夜に一人で聴きたい方や、深い感動を求める音楽ファンにオススメの名曲といえるでしょう。
【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介(91〜100)
ワルツ第10番Frederic Chopin

哀愁ただよう旋律に胸がギュッと締め付けられるような感覚をおぼえる、フレデリックショパン作曲のワルツ第10番 Op.69-2。
ショパンが19歳の頃に作曲したとされているシンプルな構成と素朴なメロディが印象的な作品です。
切なさに満ちた主題に対して、中間部は楽しかった昔に思いをはせているかのような温かく幸せな雰囲気に。
しかしそれも長くは続かず、深い悲しみに引き戻されます。
切ない気分に浸りたいとき、悲しみをゆっくり消化したいときに聴いてみてはいかがでしょうか?
舟歌 第1番Gabriel Urbain Fauré

カミーユ・サン=サーンスの弟子として知られているフランス出身の作曲家、ガブリエル・フォーレ。
ロマン派音楽を主体とした音楽性で現在にいたるまで世界中で愛されている作曲家です。
こちらの『舟歌 第1番』は彼の代表的な作品の一つで、ピアノ曲としては、『夜想曲』や『幻想曲』とならぶ、難しい課題として知られています。
前半は切ないメロディーに仕上げられているのですが、海をテーマにしているということもあり、後半は美しく壮大なメロディーに仕上げられています。
動物の謝肉祭 第13曲「白鳥」Camille Saint-Saëns

組曲『Le Carnaval des animaux』からの旋律で、カミーユ・サン=サーンスによる名高い作品です。
元は1886年初頭の謝肉祭の余興として構想された組曲中の1曲で、作曲者が存命中に唯一出版を許したものです。
チェロが奏でる流麗なメロディは、水面を滑る白鳥の優雅な姿や、伝説に語られる「白鳥の歌」の幻想的な情景を思わせます。
1905年にアンナ・パヴロワがこの曲に合わせて創作したバレエ「死の白鳥」は世界的に知られ、フィギュアスケートの羽生結弦選手もエキシビションで使用し感動を呼びました。
夏の暑さを忘れさせ、心に潤いを与えてくれるような、美しいチェロの音色に浸りたい方に聴いてほしい一曲です。
夏の朝Heino Kasuki

フィンランドの作曲家ヘイノ・カスキの手による、作品番号Op. 35-1「夏の朝」として知られるピアノ曲です。
本作は、北欧の澄み切った朝の空気をそのまま音にしたような、透明感があふれる旋律がとても美しい曲です。
繊細なトリルは木漏れ日のきらめきを思わせ、穏やかながらも徐々に広がる明るさが、聴く人の心を爽やかに満たしてくれるでしょう。
ジメジメとした暑さを忘れさせてくれるような清涼感があり、静かに音楽を楽しみたい時にぴったりです。
1920年代初頭に作られたとされ、ピアニスト舘野泉による名盤『Piano Works』にも収録されています。
『トリスタンとイゾルデ』より「イゾルデの愛の死」Richard Wagner

『トリスタンとイゾルデ』は、リヒャルト・ワーグナーが1857年から1859年にかけて作曲した非常に有名な歌劇です。
この作品が世の芸術家に与えた影響は大きすぎてここで語るようなことはできませんが、本稿で紹介するのは『トリスタンとイゾルデ』第3幕の終結部を飾るアリアを原曲として、フランツ・リストによって1867年に編曲された『イゾルデの愛の死』という楽曲です。
クライマックスで使われる作品だけあって知名度も高く、独立して演奏される機会も多いだけでなく映画やテレビなどでも頻繁に使われている楽曲なのですね。
荘厳かつ重厚なワーグナーの世界観をピアノ1台、10本の指で表現してみせたリストのすごさには驚かされます。
もちろん『トリスタンとイゾルデ』のストーリーを知らずとも聴き手の感情を揺さぶるような体験を味わえますが、やはり原典を知っておけばより感動を味わえるのは間違いないでしょう。
歌劇「アルルの女」より「メヌエット」Georges Bizet

フランスのロマン派を代表する作曲家、ジョルジュ・ビゼーが1872年に作曲した劇付随音楽の一部として生まれた名曲です。
南フランスの田園風景を思わせる明るく軽快な旋律が、弦楽器によって優雅に奏でられます。
中間部では、クラリネットとサクソフォンによる美しいメロディが、まるで恋する若者の切ない思いを表現しているかのよう。
フランス民謡や舞曲の要素を取り入れた陽気なリズムは、聴く人の心を明るく軽やかにしてくれます。
初演時にはアンコールを受けるほどの人気を博したこの楽曲。
心を癒やしたいときや、ゆったりと過ごしたいときにオススメの1曲です。
ノクターン4番イ長調John Field

フレデリック・ショパンに影響を与えたと言われている、アイルランドの作曲家、ジョン・フィールド。
クラシック界に多くの名曲を生み出してきた彼ですが、彼の功績のなかで最も偉大なものといえば、夜想曲、英語ではノクターンの発明ではないでしょうか。
こちらの『ノクターン4番イ長調』は、そんな彼が開発したノクターンのなかでも、とくに切ないメロディーが印象的な作品です。
彼を知らない方にとっては、「ショパンの曲?」と勘違いしてしまうほど、美しさとはかなさを感じさせるメロディーに仕上げられています。
おわりに
いかがだったでしょうか。
クラシック音楽による涙が出るほど美しい珠玉の名曲を紹介しました。
ピアノやオーケストラ、合唱まで幅広く存在するクラシック音楽には、大自然だったり、夢や理想を表していた李、人の生命や営み、人生を音楽で感じ取れるような名曲が多くあります。
作曲家の作品と演奏家の人生を考えると、演奏にも深みを増してじっくり聞くと思わず涙が出てしまいますね。
クラシックの深みのある響きは、いつも全身が奮い立つような感動を与えてくれます。
今回の記事が、クラシック音楽への興味関心が深まるきっかけとなれば幸いです!



