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【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介

クラシック音楽の名曲は、テレビや映画、ショッピングモールなどで流れており、日常生活のBGMとして私たちの生活に浸透しています。

「この曲を聴くとなぜか涙が……」と感じていた楽曲が、実はクラシック音楽だったということも多くあります。

今回は、そんなクラシック作品のなかから、「泣けるほど切なく美しい」をテーマに、クラシック史に残る名曲を厳選!

繊細さと大胆さをあわせ持つクラシックならではの奥深い響きを、心ゆくまでお楽しみください。

【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介(51〜60)

幻想即興曲Frederic Chopin

ショパン「幻想即興曲」 羽田健太郎
幻想即興曲Frederic Chopin

ポーランドの前期ロマン派音楽の代表的な作曲家、フレデリック・ショパン。

こちらの『幻想即興曲』は彼の作品のなかでも、とくに人気を集める作品です。

長年にわたって愛されている作品ですが、実は没後に発表された作品で、ベートーヴェンの『月光』に似ているから発表しなかったという説があります。

実際、聞いてみるとたしかに『月光』に近い雰囲気も感じますが、悲壮感のなかに美しさを感じるメロディーに仕上げられています。

まさに、ショパンだからこそなせる表現なので、ロマン派が好きな方はぜひチェックしてみてください。

歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より「精霊たちの踊り」Christoph Willibald Gluck

歌劇『オルフェオとエゥリディーチェ』は全3幕からなる、ギリシャ神話時代の精霊の不思議な世界と現実を舞台にしたオペラです。

亡くなった妻を精霊の世界から取り戻し、再び現世に呼び戻すために勇敢に戦う夫オルフェと妻エゥリディーチェの愛を描いた物語。

日本神話において、イザナミに会うためにイザナギが黄泉の国へ行く話と似た物語です。

「精霊たちの踊り」は第2幕において、天国の野原で精霊たちが踊る場面で演奏されます。

精霊たちが楽しげに踊っているのを想像できるような、明るく美しい1曲ですよね。

カンタービレ 変ロ長調Frederic Chopin

F. Chopin : Cantabile B-Dur /F. ショパン:カンタービレ 変ロ長調【ピアニスト 藤岡晴佳/Piano, Haruka Hujioka】
カンタービレ 変ロ長調Frederic Chopin

哀愁ただよう旋律に胸がギュッと締め付けられる、フレデリックショパンの作品。

1834年に作曲された本作は、ショパンの死後に出版された珠玉の小品です。

「歌うように」という意味を持つタイトルの通り、美しい旋律と歌唱的な性格を兼ね備えています。

演奏会などで披露される機会はそれほど多くないものの、静かで親密な響きを持つ変ロ長調の旋律は、聴く人の心に深い印象を与えます。

切ない気分に浸りたいとき、悲しみをゆっくり消化したいときに聴いてみてはいかがでしょうか?

2つの悲しき旋律Edvard Grieg

グリーグ: 2つの悲しい旋律 Op.34:第2番[過ぎし春][ナクソス・クラシック・キュレーション #ロマンチック]
2つの悲しき旋律Edvard Grieg

ノルウェーの農民詩人オスムン・オラヴソン・ヴィニエの詩による歌曲集『12のメロディ作品33』の中から2曲を選定し、エドヴァルド・グリーグ自身が弦楽合奏曲に編曲した、『2つの悲しき旋律』。

『傷ついた心』と『最後の春』の2曲で構成されています。

悲しみをたたえながらも、壮大なスケール感によって、北欧の作曲家グリーグらしさを強く感じられます。

落ち込んだ気持ちを慰め、ざわついた心を落ち着かせてくれる作品です。

弦楽四重奏曲 第77番 ハ長調 Op.76-3 Hob.III:77 第2楽章「神よ、皇帝フランツを守りたまえ」Franz Joseph Haydn

ハイドン: 弦楽四重奏曲第77番「皇帝」:第2楽章「神よ、皇帝フランツを守りたまえ」[ナクソス・クラシック・キュレーション #特別編:サッカーW杯]
弦楽四重奏曲 第77番 ハ長調 Op.76-3 Hob.III:77 第2楽章「神よ、皇帝フランツを守りたまえ」Franz Joseph Haydn

クラシック音楽の父と呼ばれるフランツ・ヨーゼフ・ハイドンの作品のなかでも、特別な位置を占める弦楽四重奏曲。

1797年に作曲された本作は、オーストリア皇帝フランツ2世への敬意を込めて作られました。

第2楽章で使用されているメロディは、ハイドン自身が作曲したオーストリア国歌がもとになっています。

美しい旋律と巧みな変奏が織りなす音の世界は、聴く者の心に深い感動を与えてくれるでしょう。

愛国心と音楽的創造力が見事に融合した本作は、クラシック音楽の魅力を存分に味わいたい方にオススメです。

バイオリン協奏曲ホ短調 第1楽章Felix Mendelssohn

HD 《 ヴァイオリン コンチェルト / メンデルスゾーン 》穂高3
バイオリン協奏曲ホ短調 第1楽章Felix Mendelssohn

ドイツを代表するロマン派音楽の作曲家、フェリックス・メンデルスゾーン。

神童として幼い頃から音楽の才能を発揮しており、いくつもの名曲をうみだすことはもちろんのこと、当時、風化しつつあったバッハの音楽を復興させたという功績もあります。

そんな彼の作品のなかで、切ない作品としてオススメしたいのが、こちらの『バイオリン協奏曲ホ短調 第1楽章』。

美しさを感じさせるメロディーですが、ショパンやジョン・フィールドとは違い、激しさを感じさせる激情的な切なさと美しさを表現したメロディーに仕上げられています。

「子供の情景」より「トロイメライ」Robert Schumann

ロベルト・シューマンによって、1838年から書かれた『子供の情景』の中の第7曲に当たる曲がこちら。

『子供の情景』の中ではもっとも有名な曲で、オルゴールなどでも人気の曲です。

この曲にフランツ・リストはいたく感動し、シューマンにいわゆるファンレターのような手紙をかいたそうです。

そののちシューマンが描いた子供用の練習曲『子供のためのアルバム』などとはちがい、このシリーズは子供の心を描いた、大人のための曲です。

ペール・ギュント第1組曲より「オーゼの死」Edvard Grieg

グリーグ - 《ペールギュント》第1組曲から オーセの死 カラヤン ベルリンフィル
ペール・ギュント第1組曲より「オーゼの死」Edvard Grieg

ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント』のために作曲した劇付随音楽。

この戯曲は、夢想家で大ぼら吹きである主人公のペール・ギュントが世界を旅して、最後に年老いて故郷に戻るまでの波乱万丈の生涯を、ドタバタと描いた物語です。

一度町から出たペールが故郷へ戻ると、母オーゼは死の淵にありました。

オーゼがペールの空想話を聞き、ほほ笑みながら亡くなっていく場面でこの曲が演奏されます。

最愛の母をなくしたペールの深い悲しみが伝わってくるような作品です。

交響曲第1番ハ短調作品68 第4楽章Johannes Brahms

ブラームス 交響曲第1番ハ短調作品68 第4楽章 カラヤン
交響曲第1番ハ短調作品68 第4楽章Johannes Brahms

この作品はブラームスが作曲した最初の交響曲ですが、構想から完成までに21年も掛かっています。

彼はベートーベンの交響曲を敬愛しており、「交響曲は書きたいが、ベートーベンの後にいったいどんな曲を書けばいいのか」と悩み続けていました。

その難題を乗り越えて完成したのがこの曲ですが、当時の指揮者ハンス・フォン・ビューローから「ベートーヴェンの第10交響曲」と呼ばれたほど評価の高い一曲です。

美しく高揚感のあるメロディーと推進力のあるリズムで曲が進み、この曲全体のクライマックスにふさわしい力強さで幕を閉じます。

弦楽四重奏曲第2番3楽章「夜想曲」Alexander Borodin

ボロディン: 弦楽四重奏曲第2番:第3楽章「夜想曲」[ナクソス・クラシック・キュレーション #ロマンチック]
弦楽四重奏曲第2番3楽章「夜想曲」Alexander Borodin

ボロディンは「ロシア五人組」と呼ばれる、19世紀後半のロシアで民族主義的な芸術音楽の創造を志した作曲家集団の一人でした。

彼はプロ作曲家ではなく陸軍病院に勤務する化学者でしたが、情緒的な名作を残しています。

この曲も、弦楽器の豊潤な響きが特徴的です。

情緒的で美しい旋律をチェロが歌い、それをヴァイオリンが受けてまたまた切々と奏していきます。

ボロディンは、妻に愛を告白した20周年の記念としてこの曲を奥さんにささげています。