【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介
クラシック音楽の名曲は、テレビや映画、ショッピングモールなどで流れており、日常生活のBGMとして私たちの生活に浸透しています。
「この曲を聴くとなぜか涙が……」と感じていた楽曲が、実はクラシック音楽だったということも多くあります。
今回は、そんなクラシック作品のなかから、「泣けるほど切なく美しい」をテーマに、クラシック史に残る名曲を厳選!
繊細さと大胆さをあわせ持つクラシックならではの奥深い響きを、心ゆくまでお楽しみください。
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【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介(21〜30)
甘き死よ、来たれJ.S.Bach

バロック時代を代表するクラシック作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハが、1716年に礼拝のために作曲したと伝えられている、全6曲から成る教会カンタータの第1曲目です。
カンタータとは、バッハが生きた17世紀から18世紀にかけて発展した、単声または多声のための、器楽伴奏付の声楽作品を指します。
バッハが残したカンタータの作品数は、なんと200曲以上!
何層もの音の重なりが美しい、教会音楽の世界をお楽しみください。
ヴォカリーズSergei Rachmaninov

「ヴォカリーズ」は音楽用語で「一つ以上の母音を用いて歌う歌詞のない発声練習法」のことを指します。
声楽において母音を使った発声練習は美しい歌声を出すうえで欠かせないもので、19世紀にはヴォカリーズの練習曲の楽譜も数多く出版されました。
そんな中、19世紀末あたりからヴォカリーズは単なる練習曲としてではなく芸術作品として扱われるようになります。
歌詞はありませんが、旋律の美しさや切なさが心に何かを訴えかけてきますよね。
3つのノクターンより第1曲Sergei Rachmaninov

19世紀から20世紀にかけて活躍したロシアのピアニスト、作曲家であるラフマニノフ。
この『3つの夜想曲』は、なんとラフマニノフが14歳時に書いた作品です。
少年らしいみずみずしさと勢いのある曲で、ラフマニノフの内に秘めている思いがストレートに表現されているような音楽です。
子供と大人のはざまで揺れている、青年期ならではの悩みや葛藤、推進力が感じ取れる作品です。
彼の才能を認めていた、同じロシア出身の作曲家であるチャイコフスキーにも似た、ロシア情緒あふれる1曲です。
アヴェ・ヴェルム・コルプスWolfgang Amadeus Mozart

クラシック音楽の世界で「奇跡の名曲」と称される本作。
その深い敬虔さと静謐な美しさは、聴く者の心に深く響きます。
わずか46小節という短さながら、その中に込められた祈りの力は計り知れません。
ニ長調から始まり、イ長調、ヘ長調、ニ短調と巧みに転調を重ねていく手法は、作曲家の卓越した技巧を物語っています。
1791年6月23日、ウィーン郊外の小さな教会で初演された際、その美しさに涙する聴衆も多かったといいます。
宗教音楽に興味のある方はもちろん、心静かに音楽と向き合いたい方にもおすすめの一曲です。
亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

曲名になっている「亡き王女」のモデルと言われているのが、17世紀のスペイン王女マルガリータです。
ラヴェルは彼女の肖像画をルーヴル美術館でみてインスピレーションをえたといわれています。
彼はこの曲を「亡くなった王女を追悼する曲」ではなく、「昔、スペインの宮廷で小さな王女が踊ったような曲」と語っています。
ラヴェルは母を深く愛しており、母の死後「日ごとに絶望が深くなっていく」と友人に手紙を書いている程です。
古き良き時代を懐かしむかのような感傷的な曲調は、幼いころの母との思い出をラヴェルが思い出しているのかもしれませんね。
「レクイエム」より「涙の日(ラクリモーサ)」Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトが最後に残したのがこの『レクイエム』です。
この曲の第8曲目にあたる「ラクリモーサ」の8小節を書き終えたのが、モーツァルトの最期となりました。
9小節目以降はモーツァルトの弟子によって書かれています。
終始重く切ないメロディーは、まるでモーツァルトの魂が肉体から離れることを惜しんでいるようにも聴こえますね。
そして、涙を流しながらつらい審判に臨む死者たちの安息を、合唱がわが身のように願い、最後は「アーメン」と歌われ曲が終わります。
弦楽セレナーデPyotr Tchaikovsky

ロシアが生んだ世界的な作曲家、ピョートル・チャイコフスキーが手掛けた作品の持つ旋律は、美しくも悲哀にあふれたものが多いですよね。
今回の記事で紹介するのにふさわしいチャイコフスキー作品は多く存在していますが、本稿で取り上げているのは1880年に彼が手掛けた弦楽合奏のための作品です。
『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』の方が知名度という点では勝るかもしれませんが、こちらの作品が持つ旋律の美しさや切なさも素晴らしく、弦楽器の豊かな響きを軸としながら流麗かつメランコリックに展開していきます。
日本のTVでも使用されている本作は、クラシック音楽に触れる絶好の機会となるでしょう。



