【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介
クラシック音楽の名曲は、テレビや映画、ショッピングモールなどで流れており、日常生活のBGMとして私たちの生活に浸透しています。
「この曲を聴くとなぜか涙が……」と感じていた楽曲が、実はクラシック音楽だったということも多くあります。
今回は、そんなクラシック作品のなかから、「泣けるほど切なく美しい」をテーマに、クラシック史に残る名曲を厳選!
繊細さと大胆さをあわせ持つクラシックならではの奥深い響きを、心ゆくまでお楽しみください。
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【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介(21〜30)
亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

曲名になっている「亡き王女」のモデルと言われているのが、17世紀のスペイン王女マルガリータです。
ラヴェルは彼女の肖像画をルーヴル美術館でみてインスピレーションをえたといわれています。
彼はこの曲を「亡くなった王女を追悼する曲」ではなく、「昔、スペインの宮廷で小さな王女が踊ったような曲」と語っています。
ラヴェルは母を深く愛しており、母の死後「日ごとに絶望が深くなっていく」と友人に手紙を書いている程です。
古き良き時代を懐かしむかのような感傷的な曲調は、幼いころの母との思い出をラヴェルが思い出しているのかもしれませんね。
甘き死よ、来たれJ.S.Bach

バロック時代を代表するクラシック作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハが、1716年に礼拝のために作曲したと伝えられている、全6曲から成る教会カンタータの第1曲目です。
カンタータとは、バッハが生きた17世紀から18世紀にかけて発展した、単声または多声のための、器楽伴奏付の声楽作品を指します。
バッハが残したカンタータの作品数は、なんと200曲以上!
何層もの音の重なりが美しい、教会音楽の世界をお楽しみください。
「レクイエム」より「涙の日(ラクリモーサ)」Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトが最後に残したのがこの『レクイエム』です。
この曲の第8曲目にあたる「ラクリモーサ」の8小節を書き終えたのが、モーツァルトの最期となりました。
9小節目以降はモーツァルトの弟子によって書かれています。
終始重く切ないメロディーは、まるでモーツァルトの魂が肉体から離れることを惜しんでいるようにも聴こえますね。
そして、涙を流しながらつらい審判に臨む死者たちの安息を、合唱がわが身のように願い、最後は「アーメン」と歌われ曲が終わります。
ヴォカリーズSergei Rachmaninov

「ヴォカリーズ」は音楽用語で「一つ以上の母音を用いて歌う歌詞のない発声練習法」のことを指します。
声楽において母音を使った発声練習は美しい歌声を出すうえで欠かせないもので、19世紀にはヴォカリーズの練習曲の楽譜も数多く出版されました。
そんな中、19世紀末あたりからヴォカリーズは単なる練習曲としてではなく芸術作品として扱われるようになります。
歌詞はありませんが、旋律の美しさや切なさが心に何かを訴えかけてきますよね。
ため息Edward Elgar

バイオリンの美しい調べが心を打つ『愛の挨拶』で知られる、イギリスの作曲家エドワード・エルガーの楽曲。
1914年、第一次世界大戦の開戦直前に、弦楽合奏とハープ、オルガンのための作品として作曲されました。
幾重にも重なる重厚な弦楽器の音の後ろで、さりげなく奏でられるハープの音色が切なさを感じさせる、心に深くしみいる1曲です。
ハープのパートはピアノでも演奏されます。
さまざまな楽団の演奏で、楽器編成による音色の違いを楽しむのもおすすめですよ。
シャコンヌTomaso Antonio Vitali

甘美で物悲しげでありながらも、華々しさも伴うバイオリン曲。
この曲が世に出たのは、ヴィターリが生きた時代から1世紀弱過ぎた19世紀のこと。
バイオリニストのダヴィッドが、世に知られていなかった『シャコンヌ ト短調』を編曲し発表したことによって、この曲は広く知られるようになりました。
しかし、編曲の際に参考にした楽譜がヴィターリが直接書いたものではなかったため、偽作ではないかという説もあるいわくつきの曲でもあります。
星の夜Claude Debussy

フランス印象派を代表する作曲家クロード・ドビュッシーの若き日の習作です。
18歳頃に作曲された本作は、後の印象主義音楽への道を開いた重要な作品として評価されています。
星空の下で夢見る様子を描いた詩に、柔らかな和音が寄り添い、穏やかで幻想的な世界を作り出しています。
ピアノパートの複合和音や、減7和音を用いた優しいニュアンスが特徴的で、ドビュッシーらしい繊細な音色が魅力を思う存分堪能できる1曲です。
星空を眺めながら、ゆったりと聴いてみてはいかがでしょうか?



