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【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介

クラシック音楽の名曲は、テレビや映画、ショッピングモールなどで流れており、日常生活のBGMとして私たちの生活に浸透しています。

「この曲を聴くとなぜか涙が……」と感じていた楽曲が、実はクラシック音楽だったということも多くあります。

今回は、そんなクラシック作品のなかから、「泣けるほど切なく美しい」をテーマに、クラシック史に残る名曲を厳選!

繊細さと大胆さをあわせ持つクラシックならではの奥深い響きを、心ゆくまでお楽しみください。

【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介(71〜80)

平均律クラヴィーラ 第1巻 第1番 プレリュード BWV846J.S.Bach

バッハ「平均律クラヴィーラ 第1巻 第1番 プレリュード BWV846」Prelude in C Major – J.S.Bach – クラシックピアノ – CANACANA
平均律クラヴィーラ 第1巻 第1番 プレリュード BWV846J.S.Bach

規則的に分散和音が繰り返される非常にシンプルな構成でありながら、和声の美しい変化に心癒やされるヨハン・セバスティアン・バッハの『平均律クラヴィーラ 第1巻 第1番 プレリュード BWV846』。

この作品を伴奏に用いたシャルル・グノー作曲の『アヴェ・マリア』も有名ですよね。

怒りを鎮めたいとき、焦る気持ちを落ち着かせたいとき、悲しみに浸りたいとき、この曲を耳にすると、心が静まり冷静になっていくのを感じられます。

「飾らない美しさ」という言葉がしっくりくる、クラシックの名曲です。

歌劇「タイス」より「瞑想曲」Jules Massenet

1842年に生まれたフランスの作曲家、ジュール・マスネが作曲した曲がこちら。

1894年に初演された歌劇『タイス』の第2幕第1場と第2場の間の間奏曲としてつくられました。

宗教的な意味合いを持って作られた曲ですが、フランスの作曲家ならではのその甘美なメロディーは、一般的に言う宗教的な曲とはまた違った魅力を持っています。

バイオリン独奏曲としても人気があるこちらの曲、クラシックファンでなくても一度は聴いたことがある有名曲ではないでしょうか。

コンチェルティーノ Op.107Cécile Chaminade

上野星矢(Live) C.シャミナード:コンチェルティーノ op.107 / C.Chaminade:Concertino op.107 (Live) by Seiya Ueno
コンチェルティーノ Op.107Cécile Chaminade

19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの作曲家、セシル・シャミナードさん。

彼女のフルートのための代表作は、1902年にパリ音楽院の試験用に書かれました。

一部構成のこの曲は、装飾的なソロ部分が特徴的で、高度な技巧を要する難曲としてコンクールなどでも人気の高い作品。

ロマンスと情熱を象徴するこの作品は、演奏者の表現力を存分に引き出します。

フルートの美しい音色と豊かな表現力を楽しみたい方にオススメの1曲です。

【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介(81〜90)

ピアノと弦楽オーケストラによるエレジーAlla Pavlova

ロシア生出身で、アメリカ在住の女性作曲家であるアラ・パヴロワ。

彼女の作り出すロマンティックな音楽には定評があり、どの曲も聞き手を魅了してやみません。

曲名の「エレジー」とは、悲しみを歌った詩などの文学作品や楽曲を示す言葉で、日本語では「悲歌」や「哀歌」と訳されます。

ドラマティックでありながらも哀愁のロシアン・メロディがあちこちにちりばめられている音楽は、聴衆の心に直接悲しみを訴えかけ涙を誘います。

流麗さと悲痛さを併せもつ1曲です。

ジムノペディ 第1番Erik Satie

ジムノペディ 第1番(サティ)Satie – Gymnopedie No.1 – pianomaedaful
ジムノペディ 第1番Erik Satie

フランスの作曲家エリック・サティが1888年に作曲した3つのピアノ曲『ジムノペディ』。

「ゆっくりと苦しみをもって」という副題が付けられた第1番は、3曲のなかでも特に知名度が高く、サティの代表作ともいえる作品です。

水彩画を連想させるような透明感あふれる楽曲ですが、ゆったりと進んでいくなかに時折あらわれる悩ましい和音に、苦しみや切なさを感じます。

心にじんわり染みてくる穏やかな作品なので、ぜひ、眠る前や心を落ち着かせたいときに聴いてみてはいかがでしょうか?

悲しみのワルツOskar Nedbal

「悲しみのワルツ」 オスカル・ネドバル
悲しみのワルツOskar Nedbal

現在のチェコ共和国とスロバキア共和国によって構成されていた国、チェコスロバキアを代表する近代クラシックの作曲家、オスカル・ネドバル。

後期ロマン派音楽の代表的な存在である、アントニン・ドヴォルザークを師に持ち、チェロやピアノをメインにした作曲で人気を博しました。

そんな彼の曲のなかで、とくに切なさが見事に表現されている作品が、こちらの『悲しみのワルツ』です。

壮大で美しいメロディーに切なさがアクセントとなった構成が感情を揺さぶってくれるでしょう。

練習曲作品25の11「木枯らし」Frederic Chopin

「木枯らしのエチュード」の名称で親しまれており、ショパンのエチュードの中で最も人気が高く最高の芸術性を持つ名曲です。

「エチュード」とは日本語で「練習曲」という意味があり、この曲は全27曲あるショパンエチュードの中でもとくに高度な技術が求められています。

技術・音楽性ともにショパンのエチュードの一つの頂点とも言える作品です。

高速で動く右手の分散和音が印象的で、メロディーは左手によって奏でられています。

「木枯し」という名前の通り、落ち葉を舞い上がらせる強く冷たい風と、哀愁漂う雰囲気が想起できる一曲です。