【高齢者向け】春に楽しむ工作。デイサービス持ち帰り作品のアイデア
春が近づくと、暖かくやわらかな雰囲気に包まれますよね。
外出したい気持ちになりますが、それが難しい高齢者の方のために、春を感じる工作レクをご紹介します。
春の陽気に誘われて、高齢者の方も気持ちが軽やかになり、季節の移り変わりを楽しめる作品が作れますよ。
完成した作品は持ち帰り、自宅に飾ったり、お孫さんにプレゼントしてもいいですね。
工作レクは脳を活性化させ、認知症予防につながります。
指先は「第二の脳」と言われるぐらい、神経が集中しているんですよ。
簡単なものから、少しテクニックがいるものまでありますので、高齢者の方に合わせた作品作りをお楽しみくださいね。
【高齢者向け】春に楽しむ工作。デイサービス持ち帰り作品のアイデア(141〜150)
かぶれるカブト

こどもの日といえば、お孫さんがいらっしゃるご高齢者の方にとって一大イベントなのではないでしょうか。
お子様の健やかな成長を願って飾られるカブトを画用紙で作ってあげれば、きっとびっくりしていただけますよ。
また、通常のカブトであれば重くてかぶるのも大変ですが、軽い画用紙であればかぶって遊べるため、さらに喜んでいただけるのではないでしょうか。
もちろん春らしい飾りとしてご自身で楽しむのもオススメの、ぜひ挑戦してみてほしいレクリエーションです。
満開桜のつるし飾り

春といえば桜は欠かせないモチーフですよね。
満開の桜をイメージさせるデザインは、あたたかい季節の訪れを感じ、気持ちも高めてくれます。
そんな桜のデザインを取り入れた、紙皿と折り紙で作る飾り付けです。
紙皿の中心を切り抜き、そこに桜のデザインが描かれた半透明の千代紙を貼り付け、まわりには桜の形にカットした折り紙をちりばめていくといった工程です。
小さな桜の花をひたすらに貼り付けていく細かい工程ですが、花の数が多いほど、立体感も演出されて美しいため、ここは根気が必要ですね。
最後に穴をあけて、この飾りをつないでいけば完成です。
円の大きさを変えたり、個数を工夫して、自分なりの飾りを作り上げましょう。
百合

初夏から夏にかけて見頃を迎える百合の花。
高齢者の方の中にも、百合の花がお好きな方もいらっしゃるかもしれませんね。
百合の花をモチーフとした作品のキットをご紹介します。
縫わずにパッチワークのような作品がつくれますよ。
付属の生地をカットしてパーツを作り、接着剤を付けてフェルトの土台に貼っていきましょう。
フェルトの土台も、中央が膨らんでいる仕様なので完成品はふっくらと見えますよ。
百合の花の気高さと、フェルトの優しい雰囲気も感じられる作品です。
百合の花のすてきな作品で、高齢者の方にも喜んでいただけそうですね。
お抹茶

室町時代から受け継がれ、世界的にも人気となった日本の文化、茶道をモチーフにしています。
茶碗、棗、茶筅、茶杓でお抹茶を点てる様子が表されており、和の雰囲気が感じられますよ。
はじめに細かいパーツを切り取る作業がありますが、指先を使うことは認知機能の低下予防としても効果が高いと言われています。
また、接着剤を付け、決まった手順で貼りつける作業も、段取りをして行動する遂行機能を活用ことになるため、同じく認知機能の低下予防に効果が期待できます。
高齢者施設のレクリエーションで行う場合は、出来上がった作品を見せ合うのも楽しいですよ。
ぜひおこなってみてくださいね。
つまみ細工で鯉のぼり

さわやかな五月晴れの空を雄大に泳ぐ鯉のぼり。
最近は地域によっては、鯉のぼりを見る機会も減ってきていますよね。
高齢者の方の中には、こどもの日や端午の節句といえば、鯉のぼりをイメージする方も多いかもしれません。
そこで本当に泳いでいるような、鯉のぼりのフレームの飾りを作ってみましょう。
鯉のぼりの胴体に、つまみ細工という技法で作るとうろこの雰囲気がでますよ。
つまみ細工は日本の伝統工芸の一つです。
小さな生地を三角形に折って作る、丸つまみがうろこには合いそうですよ。
手先を使って作る作品は、脳を活性化することにも期待が出来そうですね。
しょうぶの花もつまみ細工で作ってフレームに飾ると、さらにすてきに仕上がりますよ。