【高齢者向け】車いすの方も楽しめる。椅子に座っておこなう楽しい体操
高齢者施設では、体を動かすレクリエーションとして体操を取り入れている施設が多いですよね。
しかし、毎日同じレクリエーションだとマンネリ化してしまうことも。
今回は、高齢者の方が飽きずに楽しく続けてもらえる体操をご紹介します。
さらに安全面に安心な、座ったままできる体操を集めてみました。
車いすの方や立位が不安定な方でも楽しんでいただけますよ。
手軽に始めやすい体操から、しっかり体を動かせる体操まであるので、高齢者の方の体調や体の悩みに合わせて実践してみてくださいね。
【高齢者向け】車いすの方も楽しめる。椅子に座っておこなう楽しい体操(141〜150)
歌って回して!ボール送り

リズムに合わせて楽しむ、ボール送りのアイデアです。
まず参加者が円になり座ります。
そうしたら1人がボールを持ち、曲のリズムに合わせてとなりの人へ、その人はまたとなりの人へとリレーしていきます。
そして曲が鳴りやんだ時に、ボールを持っていた人が一抜けできるというルールです。
人数に合わせてボールを増やすなどのアレンジをしてもいいですね。
また曲を歌いながら取り組むので脳トレにもなることや、好きな曲を聴いてモチベーションアップできるのも魅力です。
歩きやすくなるストレッチ

足を椅子に座った状態でしっかりと動かして、ふくらはぎの筋肉や足首をほぐしていく体操です。
「第二の心臓」とも言われるふくらはぎがほぐれると全身の血流の改善につながりますし、足首の動きがなめらかにになるとスムーズな歩行や転倒の予防などにつながりますよ。
つま先とかかとを交互に上げる動きや、内と外に交互に開く動きなどを繰り返していく内容で、足首がどのように動くかをつかんでもらいましょう。
足の全体を上に持ち上げる運動も取り入れて、下半身の全体に意識を向けていくのもオススメですよ。
毎日取り組める 両手足の運動

健康のための体操は続けることが何よりも大切です。
準備が必要な体操だと面倒に感じて、続かない場合もあるかもしれませんね。
そんなときにオススメなのが、座ってできる健康体操です。
日常の空いた時間に取り入れたりと、気軽に取り組めることが注目のポイントです。
両足を前に出したり、かかとをあげるというシンプルな動きですが、力を意識して行えば効果がしっかりと実感できます。
座ってリラックスした状態から、力を入れていくというギャップで、筋肉の動きを意識しましょう。
【高齢者向け】車いすの方も楽しめる。椅子に座っておこなう楽しい体操(151〜160)
盛り上がる!反射神経と柔軟性を上げる体操

ボールを使って、体のなめらかな動きや反射神経を鍛える体操です。
すばやく体を動かす体操の前には、ボールを前後に動かしたり、つかんだボールを回転させる動きで、関節をしっかりとほぐしておきましょう。
リズムに合わせてボールを動かしていく体操では、動きのテンポをつかんだスムーズな動きが重要です。
またボールを上に投げて、落ちてくるまでに手拍子を加える体操では、反射神経とバランス感覚が鍛えられます。
ボールをしっかりと動かして、それに動作を加えていくことで、体の動きだけでなく、動体視力も鍛えられる体操ですね。
盛り上がる スリスリトントン

いすに座った状態で、左右の手でひざに対して違う動きをしていく内容です。
リズムにあわせて開いた片方の手でひざをさすり、もう片方の手は握ってひざをトントンとたたきます。
前後の動きとたての動きを左右でおこなうことが脳の活性化につながるとともに、足をマッサージする効果も期待できますね。
また手の形や動作をリズムの中で入れ替えてもらうことで、瞬発力や集中力を高めてもらうアレンジもオススメですよ。
基本の動作に慣れてもらって、徐々にルールを追加していけばより脳トレの効果が高まりますね。
盛り上がる!高速パタカラ

発音のスピードにしっかりと意識を向けて、なめらかな口の動きを目指してもらう体操です。
いつも発音している「パタカラ」のそれぞれの文字に注目して、指定された文字を連続して繰り返してもらうシンプルな内容ですね。
前に立つ人の発音を参考にしてもらって、同じ口の動きで同じスピードを目指してもらうのがわかりやすいかと思います。
必死に同じ言葉を発音するコミカルな姿も重要なポイントで、楽しさを伝えながら口の動きを鍛えていきましょう。
簡単指体操

体の前に出した手の指を使って数字をカウント、その動かし方に考える要素を増やしていく脳トレ体操です。
目の前の手に集中してしまうとつい楽な姿勢を取ってしまうかと思うので、しっかりと背筋を伸ばして座る意識も大切ですね。
両方の手で同じ形を作るところからはじめて、慣れてきたら違う形を作る動作へと展開、入れ替え方を徐々に複雑にしきます。
手の形だけでなく腕の前後や左右の動きも加えれば、より脳トレの効果が高まるとともに、腕の筋肉にも意識を向けられますね。