【高齢者向け】車いすの方も楽しめる。椅子に座っておこなう楽しい体操
高齢者施設では、体を動かすレクリエーションとして体操を取り入れている施設が多いですよね。
しかし、毎日同じレクリエーションだとマンネリ化してしまうことも。
今回は、高齢者の方が飽きずに楽しく続けてもらえる体操をご紹介します。
さらに安全面に安心な、座ったままできる体操を集めてみました。
車いすの方や立位が不安定な方でも楽しんでいただけますよ。
手軽に始めやすい体操から、しっかり体を動かせる体操まであるので、高齢者の方の体調や体の悩みに合わせて実践してみてくださいね。
【高齢者向け】車いすの方も楽しめる。椅子に座っておこなう楽しい体操(161〜180)
ひざ伸ばし体操

いつまでも健康的に立って歩けるように、ひざの関節やその周辺を鍛えておくことは大切ですね。
そんなひざの関節の動きを意識して鍛えられるような、椅子に座っておこなう体操です。
関節の動きにしっかりと意識を向けることで、転倒の予防などにもつながってきます。
椅子に座って、足を前に伸ばすという動きを繰り返すだけのシンプルな内容で、座り方や足の高さなどが重要なポイントですね。
椅子に浅く腰掛けておこなうと、体のバランスを取りながらひざを伸ばすことになるため、足だけでなく下半身全体の筋肉が鍛えられます。
力が必要で負担も大きくなるため、体力などを考えて、うまく調整することが大切かと思います。
ふくらはぎの体操

全身の筋力が低下してくると、腰が前へと曲がっているような姿勢になる人も多いですよね。
曲がってしまった腰に注目してしまうかと思いますが、この姿勢では足首やふくらはぎに強い負担がかかっており、この部分を鍛えてほぐすことで、血行の促進や姿勢の改善につながっていきます。
足首やふくらはぎの運動としては、片足ずつかかとを上げ下げするだけのシンプルな動きで、椅子に座った状態でもやりやすいところがポイントです。
かかとを上げたときに、どの部分が動いているのかを意識すること、しっかりと力をこめて動かすことが重要な体操ですね。
バウンドクッション

歩行をスムーズに進めるためには、足を持ち上げる力と踏み込む力の両方を鍛えていくことが重要ですよね。
そんな足のトレーニングの中でも、踏み込む力に意識が向けられるような内容です。
反発する構造のクッションを、両足で強く押しこむという流れを繰り返して、踏み込む力を鍛えていきます。
両足が乗せられる大きさもポイントで、両足の力のバランスといった部分も意識しましょう。
踏み込む瞬間に注目すれば瞬間的な足の力が、押し込んだクッションをゆっくりと戻していく形にすれば、力の持続力といった部分が鍛えられるのではないでしょうか。
体幹トレーニング

頭と手足を除いた胴体部分を鍛えるのが、タオルを使った「体幹トレーニング」です。
腰痛の改善や血行促進による代謝の向上など、高齢者の方にはとてもオススメな体操なんですよね。
座ったまま両手でタオルを持ち、前後左右に体を倒して筋肉を伸ばしていきます。
背筋をしっかり伸ばして行うこと、呼吸を止めないこと、を意識しましょう。
また体を横にひねり、わき腹を伸ばすのも効果的です。
どうしても筋肉の衰えによって痛みやだるさが出てしまう高齢者の方には、ぜひチャレンジしてみてほしいトレーニングなんです!
全身体操

デイサービスでの体操といえば、使わない部分やおとろえやすい部分を、ほぐしたり鍛えたりするイメージが強いかと思いますが、全身をバランスよく鍛えることも大切です。
そんな全身を使う体操を、なるべく体に負担をかけないように、椅子に座った状態でおこなってみましょう。
椅子に座ってリラックスした状態だと、運動にも余計な力が入らないため、全身がしっかりとほぐれるのではないでしょうか。
肩や腕を中心とした上半身の運動を中心として、足の上げ下げなどの下半身の運動も取り入れるのがわかりやすいかと思います。