【2025年版】夏の終わりに聴きたい洋楽|定番~最新曲まで
夏の終わりという時期は、厳しい暑さに解放される喜びと同時に、どこか物悲しい気持ちにさせられるものですよね。
楽しかった夏、悲しい思い出となってしまった夏……それぞれの夏の記憶を胸に、ぜひ聴いてもらいたい洋楽の名曲たちを今回はご紹介します。
ずばり夏の終わりを歌った切ない楽曲はもちろん、壮大なロック・バラードやセンチメンタルなナンバー、最新のヒット曲にあまり知られていない隠れた名曲まで、バラエティ豊かな選曲でお届けします!
あなたの夏の終わりを彩る、新たなスタンダード・ナンバーが見つかるかも?
ぜひご覧ください。
【2025年版】夏の終わりに聴きたい洋楽|定番~最新曲まで(41〜50)
Long Hot SummerThe Style Council

イギリスのロック・シーンにおける永遠の兄貴分であり、オアシスのギャラガー兄弟を始めとして後続のミュージシャンたちから熱いリスペクトを受け続けるポール・ウェラーさん。
ザ・ジャムとしての初期のキャリアやソロ活動以降のウェラーさんではなく、スタイル・カウンシルのウェラーさんが一番好き、という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ブラック・ミュージックへの愛情を全面に押し出して、ジャズやソウルをたくみに取り込んだ高品質なポップスを鳴らし、80年代のイギリス音楽を盛り上げたスタカンが1983年に発表した『Long Hot Summer』は、長く暑い夏の日々の終わりを歌ったスローなジャムバラードの名曲です。
しゃれた味わいのサウンド・アレンジはドライブにもぴったりですが、歌詞をよく読んでみると主人公の苦悩は決して解決することはなさそうなのですよね……。
【2025年版】夏の終わりに聴きたい洋楽|定番~最新曲まで(51〜60)
A Summer WastingBelle & Sebastian

スコットランドはグラスゴー出身、中心人物のスチュアート・マードックを軸とした大所帯のバンドで、ポップの魔法がちりばめられたような奇跡的なバランスで成立したサウンドで25年以上もインディーズ・シーンにおいてカリスマ的な人気を誇るベル・アンド・セバスチャン。
日本では「ベルセバ」という愛称で親しまれており、熱狂的なファンも多い彼らはその美しいサウンドはもちろん、ザ・スミス辺りからの影響を感じさせる一筋縄ではいかない詩情豊かで文学的な歌詞が特徴的です。
特に初期の彼らのサウンドはそういった側面が強く表現されているのですが、今回は夏の終わりの曲ということで1998年に発表された『A Summer Wasting』を紹介します。
『何もしなかった夏』という邦題が付けられたこちらの楽曲、ナイーブなメロディと歌声、繊細なバンド・アンサンブルがどこか切ない名曲で、素直に解釈すれば「夏を無駄に過ごしてしまった」と嘆く主人公が描かれているのですが、皮肉とも取れる表現もあっておもしろいです。
どんな夏を過ごしたかを思い出しながら、この曲を聴いてみるのもいいかもしれませんね。
Heart Of MineBobby Caldwell

いわゆるAORというサウンドは、都会的で大人の雰囲気を持った味わいが、夏の終わりというセンチメンタルな気分になりがちな季節にベストマッチするような気がします。
AORの代表的なシンガーソングライター、ボビー・コールドウェルさんのサウンドと歌声はまさにといった感じですよね。
本国アメリカのみならず、ここ日本における人気は抜群に高く「キング・オブ・AOR」と称されることもあるほどの存在です。
そんなボビーさんが1989年にリリース、ヒットを記録した『Heart Of Mine』の表題曲を紹介します。
ソウルフルで上品な歌声と落ち着いたサウンドは、夏の終わりの海岸沿いをドライブしながら聴けば最高の気分を味わえますよ。
同じくAORの代表的存在であるボズ・スキャッグスさんに提供した楽曲のセルフカバーでもありますから、両者の違いもぜひ楽しんでみてください!
SummerCalvin Harris

世界のトップDJ兼プロデューサーであるカルヴィン・ハリスさんが、自らボーカルを担当して2014年3月にリリースされたエレクトロハウスとダンス・ポップの融合が光る楽曲です。
軽快なビートとキャッチーなメロディが印象的で、夏の出会いと恋愛をテーマにした歌詞が心に響きますね。
季節の移り変わりとともに変化する恋愛模様を描き、出会いの高揚感から別れの寂しさまでを巧みに表現しています。
アルバム『Motion』に収録され、イギリスのシングルチャートで1位を獲得するなど国際的に大成功を収めました。
夏の思い出を振り返りたい時や、切ない恋心を抱えた方におすすめの一曲ですね。
Wake Me Up When September EndsGreen Day

世界的なパンク・バンドにして破格の成功を収めたグリーンデイが、2005年にリリースした歴史的な名盤『アメリカン・イディオット』に収録された叙情的で物悲しい名曲です。
アコースティック・ギターのバッキングから中盤以降のバンド・サウンドへと雪崩れ込んでいく展開はドラマティックであまりにも感動的です。
印象的なタイトルは、フロントマンのビリー・ジョー・アームストロングさんが父親を10歳の時に亡くした際に発した言葉から生まれたもの。
楽曲の背景にあるエピソードを知ることで、楽曲の持つ魅力がさらに際立ちますよね。
ドラマ仕立てのMVも素晴らしく、夏に限らず物事の「終わり」を連想させるノスタルジックな旋律も含めて、大切な人を失った経験のある誰もが共感して涙することでしょう。
Yesterday Once MoreCarpenters

日本でもいまだに熱心なファンが多い兄妹デュオグループ、カーペンターズ。
穏やかで清潔なイメージが日本人から長く支持される要因でしょう。
ヒットソングを連発している彼らの曲の中でも、特に口ずさみやすく印象深い曲のひとつに「イエスタデイ・ワンス・モア」があります。
本作は1973年にリリースされたシングルでした。
SuperwomanKaryn White

キャリン・ホワイトは、アメリカ出身のソウル/R&Bシンガー。
いったん、音楽活動を中止しましたが、2011年に再び音楽活動をスタートさせています。
「スーパーウーマン」は、彼女の代表曲。
タイトルは「家事・育児をパーフェクトにこなす良妻賢母な女性」を意味しています。
「私はただの人間よ。
あなたが望むような、良妻賢母なんかじゃないわ!」と心の叫びをぶつける切ないバラードソングです。