【女性のための】カラオケで歌いやすい曲。無理なく歌えそうな曲
筆者も普段からボーカルレッスンをしていて、生徒さんから「何か歌いやすい曲ってないですか?」というご質問をよくいただくことがあります。
でも、正直なところ、90年代くらいまでのJ-POPならともかく、最近の楽曲は結構難しい曲が多く返答に苦慮することも少なくありません。
本特集では、そんな「最新のヒット曲にも歌の苦手な自分でも歌えそうな曲はないかな…」とお探しの方にもご満足いただけるように、既に定番のヒット曲はもちろんのこと、最近のヒット曲からも出来るだけセレクトするようにしてみました。
各楽曲の解説の中には「いい感じで歌うためのコツ」みたいなものを記載しているものもありますので、歌う時のご参考にしていただけると幸いです。
【女性のための】カラオケで歌いやすい曲。無理なく歌えそうな曲(96〜100)
鏡に恋して礼賛

お笑いコンビ、ラランドのサーヤさんがボーカルを務めるバンド、礼賛。
トレンドを抑えたややブラックミュージックのテイストを含んだダウナーな音楽性が人気で、まだ結成から年数が浅いものの、すでにいくつものヒットソングを連発しています。
そんな彼女たちの楽曲のなかでも、特にオススメしたいのが、新曲であるこちらの『鏡に恋して』。
要所でブラックミュージックのテイストは見え隠れするものの、あくまでもオーソドックスなJ-POPをベースとしているため、ボーカルライン自体はシンプルです。
特に激しい音程の上下が少ないので、ある程度の基礎歌唱力を持った方であれば、苦戦することなく歌えるでしょう。
花喰みファントムシーター

令和を代表する歌姫、Adoさん。
最近はプロデュース業にも積極的に取り組んでいますよね。
そんなAdoさんが手掛けたアイドルグループが、こちらのファントムシータ。
Adoさんのように激しい曲調の多いグループで、そのパフォーマンスは他のアイドルたちと一線を画します。
そんな彼女たちの作品のなかでも、特にオススメしたいのがこちらの『花喰み』。
激しい楽曲のため、歌いづらいように思えるかもしれませんが、激しいのはあくまでラップ部分だけ。
ボーカルパートは意外にもシンプルで歌いやすいものに仕上げられています。
「ラップは得意だけどボーカルは苦手……」そんな方にオススメしたい1曲です。
向日葵Ado

Adoさんの通算21作目のシングルで、2023年7月リリース。
TBS系火曜ドラマ『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』主題歌に採用されています。
聴いているだけで、穏やかな夏の日の風景が思い浮かんでくるような優しいムードの漂う一曲に仕上げられていますね。
この楽曲をAdoさんは、さまざまな発声を絶妙に使い分けることで、とても素敵な歌唱表現を披露されていますが、楽曲のメロディそのものは、さほど難解なものではないと思いますので、普段あまり歌うことのない方でも気軽にカラオケでセレクトできるのではないかと思います。
優しく穏やかに歌うところと、力強く歌うところのコントラストをしっかりとつけて歌うと、いい感じに聴かせることができると思いますので、ぜひお試しください。
いろんな歌唱表現を習得するための練習曲としても秀逸だと思いますので、ご自身の歌唱をランクアップさせたい方にもおすすめしたい一曲です。
さくらんぼ大塚愛

大塚愛さんの2枚目のシングルで2003年12月リリース。
とっても明るくてノリが良くてメロディもシンプルで覚えやすい楽曲なので、この曲なら普段はあまりカラオケ等に行かない方でも気軽にセレクトして楽しめるでしょう。
歌で使われている音域としてもそんなに広くないので、歌えない方はほとんどいないんじゃないかな、と思います。
ご本人はサビでファルセットを使った発声も使われていますが、これも声の切り替えがうまくいかないようなら無理して同じように歌う必要もないでしょう。
ノリで楽しんじゃって大丈夫な曲ですよ!
あのねあいみょん

あいみょんさんの15作目のCDシングルで2023年12月リリース。
映画「窓ぎわのトットちゃん」の主題歌として書き下ろされました。
全体を通して優しいムードの漂う、ほのぼのとした楽曲に仕上げられていますね!
そんな楽曲の雰囲気を反映して、あいみょんさんの歌唱にも刺激的なところはなく、どなたにとっても、気軽に口ずさむように楽しめる一曲となっています。
こういう楽曲、細かく追求していくと歌唱表現や発声で気をつけないといけないところがたくさんあるんですが、一般の皆さんがカラオケで楽しむにあたっては、そんなことは気にする必要はないでしょう。
歌がリズムに対して前のめりにならないようにだけ気をつけて、ソフトに優しく歌ってお楽しみください。