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歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手

歌唱力が高いとはどういうことか……。

これを問われて、明確に答えられる人はなかなか少ないと思います。

基本的に歌唱力を構成する要素は大きく分けて3つあります。

1つ目は基礎歌唱力。

これは声量、音程、リズム感、などといった基礎的な歌唱力のことですね。

2つ目は応用歌唱力。

これはフェイクやビブラート、シャウト、などといったと、言ってしまえば小手先の技術のことですね。

そして、3つ目が表現力。

これは主に抑揚のことですね。

この3つ目の要素の判断はとても難しいものです。

歌唱力は大きく分けてこの3つの要素があるわけですが、今回はこれらを基準に日本の本当の意味で歌唱力が高い男性歌手をピックアップしました。

知名度を無視して”ガチで”選定しているので、閲覧稼ぎのために知名度の高い歌手を並べてるだけの歌唱力ランキングに飽き飽きしている方は必見です!

歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手(91〜100)

有楽町で逢いましょうフランク永井

有楽町で逢いましょう フランク永井 昭和33年 ビクター
有楽町で逢いましょうフランク永井

「魅惑の低音」と称される独特の豊かな低音を持つ、フランク永井さん。

ジャズテイスト溢れるムード歌謡のジャンルを築き上げた彼は、1955年に『恋人よ我に帰れ』でデビューしました。

1957年発表の有楽町そごうのキャンペーンソングが大ヒットし、一躍トップスターの仲間入りを果たします。

1961年には、1922年の流行歌をジャズ風にアレンジしたリバイバルで第3回日本レコード大賞を受賞。

NHK紅白歌合戦にも26回連続出場を果たすなど、数々の功績を残しました。

豊かな低音と独特の歌唱力を持つフランク永井さんの歌は、ムード歌謡やジャズに興味のある方におすすめです。

涙ぐらし角川博

広島県出身の演歌歌手、角川博さん。

1976年にデビューし、「涙ぐらし」で注目を集めました。

その後も、女性の心情を歌った楽曲で人気を博し、特に1987年にリリースされた楽曲はテレサ・テンさんにもカバーされるほどの反響を呼びました。

角川さんの魅力は、なんといっても深みのある歌声。

クラブ歌手としての経験を活かし、聴衆の心に響く歌い方を身につけています。

演歌特有の「こぶし」を回す技術も習得し、幅広い表現力で多くのファンを魅了しています。

心に響く演歌が好きな方にはぜひおすすめです。

古城三橋美智也

本当の美声とはまさに三橋さんのような声質の持ち主のことをいうのではないでしょうか。

民謡三橋流の名取りということだけあって、その声量、透き通った声に今なお魅了されている人が多くいます。

この曲はレコードで記録に残る枚数を売り上げた大ヒット曲です。

影法師堀内孝雄

影法師 堀内孝雄 cover by akinoitigo
影法師堀内孝雄

70年代中盤あたりから、当時のニューミュージックシーンで大ヒットしていたアリスのメンバーとして活躍していた堀内孝雄さん。

今回ご紹介している楽曲は、アリス解散後、ソロになってから1993年にリリースされた、ソロとしては通算25作目になるシングル曲です。

アリスの現役当時は、相方の谷村新司さんよりも若干ロック色の強い歌唱をされていた堀内さんですが、アリスを解散してソロになってからは、少し演歌色の強い楽曲で円熟味を感じさせてくれる歌を聴かせてくれるようになりました。

「大人な雰囲気のうまい歌」を聴きたい方には、自信を持ってオススメできるシンガーさんの一人ですね。

非常に活動歴の長いシンガーさんなので、アリス時代からの時系列に沿って彼の曲を聴いてみるのも楽しいのではないかと思いますよ!

神田川南こうせつ

1949年生まれのフォークシンガー、南こうせつさん。

かつてフォークグループ「かぐや姫」のリーダーとして活躍し、1970年にソロデビューを果たしました。

『神田川』や『夢一夜』といったヒット曲を生み出し、1976年には日本武道館でのワンマン公演を成功させています。

そんな彼の魅力は、なんといっても癒し効果のある歌声。

超音波の域に達するほどの透明感のあるボーカルは、多くの人々の心を癒してきました。

植物や家庭菜園と会話するような自然との深いつながりを持つ南こうせつさん。

優しい歌声と温かな人柄に触れたい方にぜひオススメです。

Radio Magic西田昌史(EARTHSHAKER)

大阪出身の日本のHM/HRバンド、EARTHSHAKER(アースシェイカー)のセカンドシングルで、1984年9月21日リリース。

アルバムでは彼らのサードアルバム『Midnight Flight』に収録されています。

このEARTHSHAKER、当時まだまだボーカルよりもギターに脚光が当たることが多かったHM/HRの中で、とてもボーカルメロディと歌、そして歌唱表現を重視した楽曲と演奏スタイルに注目が集まりました。

バンドがそんな方向でしたから、ある意味当然ながら、ここでボーカルを務める西田昌史(マーシー)さんの歌唱もとても素晴らしいものがあり、HM/HRの範疇を超えて高く評価されるシンガーさんですね。

第ゼロ感TAKUMA(10-FEET)

10-FEET – 第ゼロ感(映画『THE FIRST SLAM DUNK』エンディング主題歌)
第ゼロ感TAKUMA(10-FEET)

10-FEETでボーカルを務めるTAKUMAさんは、非常に高い歌唱力、歌唱表現力を持たれていると感じました。

彼の歌声は力強く、情熱的でありながらも繊細さや感情を表現する力もあります。

そして、そんな情感を込めた歌唱をしながらも、歌唱のあらゆる場面で、決して発声が乱雑にならないところも特筆に値すると思います。

ハードなロックナンバーだけに止まらず、スローでメロディックなバラードナンバーでも、とても高い歌唱力、歌唱表現力で楽曲の世界観を確実に聴く人に伝えてくれるシンガーさんです。