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歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手

歌唱力が高いとはどういうことか……。

これを問われて、明確に答えられる人はなかなか少ないと思います。

基本的に歌唱力を構成する要素は大きく分けて3つあります。

1つ目は基礎歌唱力。

これは声量、音程、リズム感、などといった基礎的な歌唱力のことですね。

2つ目は応用歌唱力。

これはフェイクやビブラート、シャウト、などといったと、言ってしまえば小手先の技術のことですね。

そして、3つ目が表現力。

これは主に抑揚のことですね。

この3つ目の要素の判断はとても難しいものです。

歌唱力は大きく分けてこの3つの要素があるわけですが、今回はこれらを基準に日本の本当の意味で歌唱力が高い男性歌手をピックアップしました。

知名度を無視して”ガチで”選定しているので、閲覧稼ぎのために知名度の高い歌手を並べてるだけの歌唱力ランキングに飽き飽きしている方は必見です!

歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手(81〜90)

新潟ブルース美川憲一

「柳瀬ブルース」や「さそり座の女」と比較すると世間一般の浸透度は低い曲かもしれませんが、ヒットした曲です。

やはり美川さんにはこういった静かな暗めの曲が似合います。

なによりもあの低音の声が魅惑的です。

越路吹雪さんがシャンソンに向いている声といったのもうなずけます。

夏を抱きしめて前田亘輝(TUBE)

TUBEの通算18作目のシングルで、1994年5月リリース。

トヨタ・カローラセレスのCMソングに起用され、オリコン集計による累計売上は94万枚を記録する大ヒット曲になりました。

このTUBEのボーカルの前田亘輝さんと言えば、そのハンパない声量と、とてもパワフルで伸びやかな高音域での歌唱がとても高く評価されているシンガーさんですが、その歌声はこの楽曲の中でも存分に楽しむことができます。

ただパワフルなだけでなく、囁くようなウィスパーボイスまで使いこなして、歌唱表現にメリハリをつけて歌えるとこもまた尊敬に値するシンガーさんですね!

Crazy Night二井原実(LOUDNESS)

日本を代表するHM/HRバンド、LOUDNESSのアメリカ進出の最初のシングルとしてリリースされた作品で、1985年発表。

オジー・オズボーンなどのプロデューサーを務めたマックス・ノーマンさんを迎えて制作されました。

筆者がLOUDNESSを最初に聴いたのは、中学3年のころで、ボーカルの二井原さんのこの超強力なハイトーンボイスに衝撃を受けたのを今でも覚えています。

一般受けするタイプのシンガーさんではないかもしれませんが、世界に誇れる歌唱力を持ったシンガーというのは間違いないでしょう!

HM/HRでシンガーを目指す方は参考になる点がたくさんあると思いますよ!

唇スカーレット山内惠介

山内惠介 – 唇スカーレット Music Video (Short Ver.)
唇スカーレット山内惠介

2001年デビューの若手演歌歌手、山内惠介。

デビュー後すでに20年近く経ってますが、演歌の世界ではまだ十分に若手と言っていいでしょう。

その歌唱力ですが、もうこれは、さすが!演歌の人!という感じでものすごい安定感ですね。

美空ひばりの大ファンだった母親の影響で「胎教のように」聞いていたということで、細かい節回しなどには美空ひばりの影響が感じられる部分も多いですね。

だからと言って、どっぷり演歌な歌唱ばかりかと言えば、決してそうではなく、若干、郷ひろみ風とも思える少し鼻にかけたハイトーンなど、昭和歌謡、昭和ポップスの美味しい要素を歌の中にちりばめて伸びやかに歌う彼の歌唱には、他のジャンルを歌うシンガーにも学ぶできところがたくさんあるように思えますね。

声が聞こえる向井太一

向井太一 / 声が聞こえる(Official Music Video)
声が聞こえる向井太一

シンガーソングライター、向井太一。

自身のルーツであるR&Bをベースにしながらもエレクトロニカ、アンビエントなど様々なジャンルの要素を取り入れた曲作り、サウンドメイクで定評がありますね。

彼の歌唱も、もはやこのジャンルのシンガーの必須習得条件になってしまった感のある、ミドルボイスを中心とするスタイルに支えられている。

このミドルボイス、非常にざっくり説明すると「裏声(ファルセット)と地声を混ぜた声」ということになるんですが、(なのでミックスボイスと称されることも多いですね)地声成分と裏声成分の配分を巧みに調整することで、とてもカラフルな歌唱が可能になります。

そのバランスのキープには、例えるなら細いロープの上を綱渡りするようなバランス感覚が求められるわけですが、向井の歌唱では、そのバランス感覚と声の使い所のセンスの良さがとても感じられます。

もっといろんな曲を聴いてみたい!と思わせるシンガーですね。

青のすみかキタニタツヤ

青のすみか / キタニタツヤ – Where Our Blue Is / Tatsuya Kitani
青のすみかキタニタツヤ

キタニタツヤさんの配信限定シングルで2023年7月リリース。

ここで聴けるキタニさんの歌唱は、聴く人を曲の世界に引き込みます。

地声とファルセットの見事な切り替え、難解なリズムを巧みに操るボーカルテクニックは、聞く者の心を鷲掴みにします。

この一曲では表情豊かなボーカルが、曲の世界観を色鮮やかに描き出し、リスナーに深い印象を残すことでしょう。

感情の起伏を予測不能な変化で表現するキタニタツヤさんの声には、ひと聴きしただけでは把握しづらい奥深さがあります。

説得力ある表現力で歌われるこの楽曲は、歌唱力を磨くための練習素材、参考材料としても最適でしょう。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手(91〜100)

友よ ~ この先もずっと・・・Ryoji(ケツメイシ)

ケツメイシの楽曲でインディーズ・メジャー通して29作目のシングルで、2016年4月20日リリース。

東宝系配給映画『映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』主題歌として書き下ろされました。

MVに先日急逝された上島竜兵さんがメンバーとして在籍されているダチョウ倶楽部がゲスト出演しているのも印象的な一曲です。

このケツメイシのシンガーのRyojiさんですが、素朴でありながら、とても聴き心地のいい高次倍音成分を多く含んだ歌声が魅力のとてもステキなシンガーさんですね。

この歌声のおかげで元々優しさに溢れたような楽曲メロディ、アレンジがより引き立つものになっている気がします。