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歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手

歌唱力が高いとはどういうことか……。

これを問われて、明確に答えられる人はなかなか少ないと思います。

基本的に歌唱力を構成する要素は大きく分けて3つあります。

1つ目は基礎歌唱力。

これは声量、音程、リズム感、などといった基礎的な歌唱力のことですね。

2つ目は応用歌唱力。

これはフェイクやビブラート、シャウト、などといったと、言ってしまえば小手先の技術のことですね。

そして、3つ目が表現力。

これは主に抑揚のことですね。

この3つ目の要素の判断はとても難しいものです。

歌唱力は大きく分けてこの3つの要素があるわけですが、今回はこれらを基準に日本の本当の意味で歌唱力が高い男性歌手をピックアップしました。

知名度を無視して”ガチで”選定しているので、閲覧稼ぎのために知名度の高い歌手を並べてるだけの歌唱力ランキングに飽き飽きしている方は必見です!

歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手(61〜65)

Yes, I do米倉利紀

米倉利紀さんの14作目のシングルで1997年7月リリース。

非常に軽快なブラスロック的なサウンドに仕上げられており、ミドルボイス〜ファルセットを効果的に使った高度な歌唱力を持つ米倉さんのボーカルが、最大限に生きるように仕上げられたサウンドメイクがなされていると思います。

ブラックミュージック的な要素も持つ楽曲で日本語歌詞をノリを失わずに歌いこなしているところも、同氏の歌が素晴らしい点の一つですね。

もっと評価されていいシンガーさんだと思います。

鋼の羽根野田洋次郎(RADWIMPS)

RADWIMPS – 鋼の羽根 [Official Music Video]
鋼の羽根野田洋次郎(RADWIMPS)

RADWIMPSの通算6作目の配信限定シングルで2021年4月5日配信スタート。

楽曲はとてもきれいなスローバラードで、その楽曲の中で、ボーカルの野田洋次郎さんは、優しくささやくようなソフトな歌唱から、とても力強いサビでの歌唱まで、非常にドラマティックに見事に歌い上げています。

楽曲が求める歌唱表現によって、地声からミックスボイス、ファルセット(裏声)まで巧みに使い分けて歌唱されています。

ロックバラードを歌うための参考楽曲としても非常に有用な楽曲だと思いますので、シンガーを目指す男性の皆さんはぜひ野田さんのこの曲での歌唱を参考にしてみてくださいね。

接吻田島貴男(ORIGINAL LOVE)

ORIGINAL LOVEのボーカル田島貴男の歌声を一度聴けば、心をつかんではなさない強烈な個性を感じるでしょう。

男らしくワイルドでありながらそれでいて甘い歌声に多くのファンが魅了されています。

時折きかせるフェイクが、これまたとても良いのです。

愛のメモリー松崎しげる

松崎しげるさんの通算14作目のシングルで1977年8月10日リリース。

ピッチ修正などさまざまな「歌をうまく聴かせる」ためのテクノロジーの発達した現代と違って、70年代〜80年代に活躍した歌手の方には非常に歌唱力の高い方が多いですが、とくにこの松崎しげるさんは、そのマックスで歌った時の声量からソフトに歌う時の表現力まで、とても素晴らしい歌を聴かせてくれるシンガーさんです。

全盛期の70年代以降でも、その歌唱力や声のパワーに衰えを感じさせないところもまた驚きですね。

ボイストレーナーとしての筆者の立場、耳で聴いても、松崎さんの発声は非常に素晴らしいと思います。

モニカ吉川晃司

吉川晃司さんのデビュー曲で1984年2月1日リリース。

やはり80年代から活躍されているシンガーさんの歌唱力は、とても素晴らしいものがありますね。

この吉川さんも歌い方にかなりクセがありますが、その基礎力、発声力などは確かなものをお持ちの方だと感じます。

今回ここでご紹介している『モニカ』は、リリース当時、かなり話題にもなり、高い売り上げを記録した楽曲ですが、個人的には、彼の歌い方は後のV系アーティストのシンガーさんにかなり影響を与えたのではないかなと感じています。

そんなJ-POP/J-ROCKの時系列に注目して聴いてみるのもおもしろいんじゃないかなと思いますよ。