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歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手

歌唱力が高いとはどういうことか……。

これを問われて、明確に答えられる人はなかなか少ないと思います。

基本的に歌唱力を構成する要素は大きく分けて3つあります。

1つ目は基礎歌唱力。

これは声量、音程、リズム感、などといった基礎的な歌唱力のことですね。

2つ目は応用歌唱力。

これはフェイクやビブラート、シャウト、などといったと、言ってしまえば小手先の技術のことですね。

そして、3つ目が表現力。

これは主に抑揚のことですね。

この3つ目の要素の判断はとても難しいものです。

歌唱力は大きく分けてこの3つの要素があるわけですが、今回はこれらを基準に日本の本当の意味で歌唱力が高い男性歌手をピックアップしました。

知名度を無視して”ガチで”選定しているので、閲覧稼ぎのために知名度の高い歌手を並べてるだけの歌唱力ランキングに飽き飽きしている方は必見です!

歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手(1〜20)

今宵の月のように宮本浩次(エレファントカシマシ)

エレファントカシマシのボーカル宮本浩次の歌声には、まったく偽りを感じないストレートな力強さを感じます。

歌唱力とは表現力でもあり、彼はまさにそれを体現するアーティストです。

簡単には説明できない魅力に今日もどこかでだれかがやられているでしょう。

My Style遠藤正明

[Official Video] Endoh Masaaki – My Style – 遠藤正明
My Style遠藤正明

JAM Projectのメンバーであり、日本を代表するアニソンシンガーの1人、遠藤正明さん。

ロックシーンでは非常に高い歌唱力を持っていることで知られていますね。

高音に注目されがちな歌手ですが、彼の歌唱力を支える根本の要因はハイトーンではありません。

彼の武器はどの音程でも音圧をキープできること。

さすがに母音が「い」のときは倍音で歌っているわけではありませんが、それ以外は基本的に倍音で歌っており、高い歌唱力も相まって、どのパートでも迫力を出せます。

紫の夜を越えて草野マサムネ(スピッツ)

数々のヒット曲を生み出しているバンド、スピッツのシンガーの草野マサムネさん。

彼の魅力は何と言っても、その素朴な歌声にあるでしょう。

主に息漏れの多い裏声寄りのミックスボイスを使用した歌唱ですが、この力まないスタイルの歌唱が独特の浮遊感とクリアさを演出して、楽曲に素朴でどこか懐かしい雰囲気ながらも鮮烈さを与えていますね。

こんな優しいボーカルスタイルの草野さんですが、デビュー前にはメタルやパンクのバンドも経験していたというのが興味深いです。

きっとそれらの体験もいい方向で彼の歌に作用しているのでしょうね。

Bumpin’ Freakin’L.L BROTHERS

LL BROTHERS / Bumpin’ Freakin’ -PV-Music video- 2000
Bumpin' Freakin'L.L BROTHERS

かつて、日本のR&Bシーンで大活躍を収めた兄弟デュオ、L.L BROTHERS。

1990年代後半や2000年代当初は日本のR&Bの黎明期ということもあり、まだ本格的なR&Bは少なかったのですが、彼らはそんな時代で既に本格的なR&Bに取り組んでいました。

そんな彼らは180cmを超える非常に恵まれた体格を持っており、その体格から生まれる全身で共鳴する声質は圧巻です。

フェイクに関しても海外のR&Bシンガーと比べても聴き劣りしないものを持っています。

ラップも非常にレベルが高く、TOKONA-Xさんのファステストラップをイメージさせるフロウが特徴です。

La La La Love Song久保田利伸

久保田利伸(Toshinobu Kubota) – LA・LA・LA LOVE SONG
La La La Love Song久保田利伸

久保田利伸が、いわゆるJ-R&Bの世界に果たした功績は計り知れないものがあるでしょう。

彼以前にもR&Bにインスパイアされたであろう日本人シンガーはいましたが、ブラックミュージック独特のリズム感などを、日本語の歌詞でここまで表現できた人は彼以前には存在しなかったと思います。

もちろん声の伸びやかさやピッチの正確さも特筆もの。

年齢的にはすでに円熟期に達している彼ですが、声の伸びやかさにはあまり衰えも感じさせないところも素晴らしいですね。