歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手
歌唱力が高いとはどういうことか……。
これを問われて、明確に答えられる人はなかなか少ないと思います。
基本的に歌唱力を構成する要素は大きく分けて3つあります。
1つ目は基礎歌唱力。
これは声量、音程、リズム感、などといった基礎的な歌唱力のことですね。
2つ目は応用歌唱力。
これはフェイクやビブラート、シャウト、などといったと、言ってしまえば小手先の技術のことですね。
そして、3つ目が表現力。
これは主に抑揚のことですね。
この3つ目の要素の判断はとても難しいものです。
歌唱力は大きく分けてこの3つの要素があるわけですが、今回はこれらを基準に日本の本当の意味で歌唱力が高い男性歌手をピックアップしました。
知名度を無視して”ガチで”選定しているので、閲覧稼ぎのために知名度の高い歌手を並べてるだけの歌唱力ランキングに飽き飽きしている方は必見です!
歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手(91〜100)
最高到達点Fukase(SEKAI NO OWARI)

SEKAI NO OWARIの6作目の配信限定シングルで、2023年9月リリース。
テレビアニメ『ONE PIECE』のオープニングテーマとして書き下ろさたそうです。
このSEKAI NO OWARIでボーカルを務めるFukaseさん、ちょっと少年っぽい歌声がとても魅力的なシンガーさんですよね!
その歌唱もとても素朴で、決して「歌の上手さ」を強調したような歌い方をするシンガーさんではありませんが、ボーカルメロディで使われているすべての音域で、しっかりと響く歌声は特筆に値する思います。
涙ぐらし角川博

広島県出身の演歌歌手、角川博さん。
1976年にデビューし、「涙ぐらし」で注目を集めました。
その後も、女性の心情を歌った楽曲で人気を博し、特に1987年にリリースされた楽曲はテレサ・テンさんにもカバーされるほどの反響を呼びました。
角川さんの魅力は、なんといっても深みのある歌声。
クラブ歌手としての経験を活かし、聴衆の心に響く歌い方を身につけています。
演歌特有の「こぶし」を回す技術も習得し、幅広い表現力で多くのファンを魅了しています。
心に響く演歌が好きな方にはぜひおすすめです。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の男性歌手(101〜110)
誘惑ラプソディRYUICHI(ギルド)

あの有名なビジュアルエアバンド、ゴールデンボンバーと同じ事務所所属のV系バンド、ギルドの通算11作目のシングルで2014年1月1日リリース。
V系バンドというと、その演奏力や歌唱力が軽視されるような傾向もありますが、とくにこのギルドのRYUICHIに関してはさにあらず!
とても高い歌唱力と表現力を持ったシンガーです。
実はこのRYUICHIさん、筆者とは個人的な知り合いで、数年前、彼にボイトレのレッスンをしたり、遊びでいろんな楽曲をレコーディングして、その時に彼の歌唱のディレクションやプロデュースをしていたこともあるのですが、その頃から非常に吸収力の高い実力を発揮してくれていました。
そんなこともあって、レッスンしたりコラボするのがとても楽しかったシンガーさんでもあります。
…と、そんな身内的な贔屓目は抜きにしても、とても素晴らしいシンガーなので、バンドのボーカルをされている方などはぜひ彼の歌唱を参考にしてみてくださいね!
罪の恋二見颯一

民謡の大会で好成績を収めた実力派の演歌歌手、二見颯一さん。
宮崎県国富町出身で幼い頃から演歌や民謡に触れており、中学1年では民謡民舞少年少女全国大会中学生の部で優勝、高校2年では正調刈干切唄全国大会男性の部で優勝を果たしています。
そんな彼の魅力は、なんといっても歌唱力。
過去の成績が物語っているように、非常に高い歌唱力を持っており、こぶしの効き方はこの世代の歌手のなかでもトップクラスです。
ぜひチェックしてみてください。
望郷じょんから細川たかし

北海道虻田郡真狩村出身の演歌歌手、細川たかしさん。
1975年に『心のこり』でデビューし、80万枚を超える大ヒットを記録。
1982年には『北酒場』で日本レコード大賞を受賞し、翌年には『矢切の渡し』で2年連続受賞を果たしています。
そんな彼の魅力は、なんといっても圧倒的な歌唱力。
基礎歌唱力はもちろん、応用歌唱力や表現力も非常に高く、演歌界の頂点に君臨し続けています。
テレビ番組『欽ちゃんのどこまでやるの!』にレギュラー出演したこともあり、幅広い層からの支持を得ているのも特徴ですね。
演歌が好きな方はもちろん、本格的な歌唱力を持つ歌手に興味がある方にもオススメです。
千の風になって秋川雅史

秋川雅史さんの1作目のシングルで2006年5月リリース。
出自がテノール歌手で、クラシックの声楽を学んだという秋川さんですが、やはりクラシックを正式に学んだ方の歌声は特別ですね!
しっかりとした響きと深みのある低音から、決して細くなったりしない高音まで、楽曲全般に渡って見事な歌声を響かせてくれています。
彼の歌声を楽しむのに難しい理屈は不要でしょう!
全域に渡ってクリアに響く歌声を存分にお楽しみください!
帰ろかな北島三郎

演歌界の大御所として知られる北島三郎さん。
1936年北海道生まれの彼は、1962年に『函館の女』でデビューを飾りました。
『兄弟仁義』や『矢切の渡し』など、数々のヒット曲を生み出し、日本レコード大賞を7回受賞するなど、その実力は折り紙付きです。
北島さんの魅力は、力強く男らしい声と、情感豊かな歌唱力にあります。
演歌の伝統を守りながらも、人間味あふれる歌詞と心に響くメロディで、多くの人々の心を掴んできました。
2012年には紫綬褒章も受章しています。
演歌ファンはもちろん、日本の伝統音楽に興味がある方にもおすすめの歌手です。