1980年代に活躍したバンドの名曲&ヒットソング特集
1980年代というと、特に後半にはのちに活躍するロックバンドが数多くデビューし、90年代初頭に巻き起こるバンドブームの礎を築いた時代でした。
今回は、そんな80年代に活躍したバンドの名曲をご紹介します。
リアルタイムで体験していない方の視点で当時の彼らの映像を見ると、そのファッションや髪型に驚くかもしれませんが、奇抜な「ロックファッション」も含めて、日本のロックの黄金期に至る80年代のサウンドをお楽しみください。
1980年代に活躍したバンドの名曲&ヒットソング特集(111〜120)
1/2の助走TM NETWORK

TM NETWORKは1984年にデビューしました。
彼らの代表曲は「GET WILD」などですが、初期の頃はとてもシンプルでありながら、深い曲が多かったように思います。
シンセを使ったら機械的な冷たい音になりがちですが、これは温かみのある優しい曲で人気でした。
チャコの海岸物語サザンオールスターズ

デビュー以降、誰もマネできない独創的な音楽性により不動の人気を確立し、J-POPシーンにおける夏を代表するバンドとしても知られているサザンオールスターズの14作目のシングル曲。
歌謡曲やグループサウンズを感じさせる曲調や、ボーカル桑田佳祐さんが田原俊彦さんを意識した歌い方をしているなど、ところどころにバンドの遊び心を感じるナンバーですよね。
哀愁を感じるメロディと情景が見える歌詞が楽曲の世界観を完成させている、1980年代の日本の音楽シーンを語る上で外せない名曲です。
涙のバースデーHOUND DOG

HOUND DOGは1980年にデビューしました。
代表曲は『ffーフォルテシモー』や『ONLY LOVE』ですが、ファンの間でも根強い人気なのがこの『涙のバースデー』でした。
大友さんのハスキーな声が、まるで思いを絞り出すかのようで、聴いていてゾクッとする1曲です。
狂った果実アリス

谷村新司さん、堀内孝雄さん、矢沢透さんの3人からなるフォーク/ニューミュージックグループ、アリスの18枚目のシングルで1980年7月リリース。
当時、ニューミュージックと言われるジャンルが脚光を浴びてブームになっていたこともあって、40万枚のセールスを記録した大ヒット曲です。
筆者はこの楽曲のリリースをリアルタイムで経験していますが、シンセサイザーを使ったイントロのフレーズや間奏のサウンドに当時、とても新鮮さを感じたのを覚えています。
もちろん楽曲は彼らのセールスポイントでもある、谷村、堀内両氏によるハーモニーワークも存分に楽しめる作りとなっておりますので、彼らの活躍をリアルタイムで知らない世代の方にもぜひお楽しみいただきたい一曲です。
ギザギザハートの子守唄チェッカーズ

1983年9月に発売されたチェッカーズのデビューシングル曲です。
発売当初はほとんど売れなかったそうで、翌1984年1月に発売した、2枚目のシングル「涙のリクエスト」の大ヒットにより、同曲も相乗効果で順位を上げたようです。
Runner爆風スランプ

『大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い』をはじめ、青春を連想させる歌詞とキャッチーな楽曲で数々のヒット曲を生み出してきたロックバンド・爆風スランプの12作目のシングル曲。
もともとはバンドの方向性や方針により対立したことでバンドを去ってしまったベーシスト江川ほーじんさんに向けて書かれた歌詞ですが、タイトルどおり陸上部を背景に感じる爽やかなイメージも感じますよね。
また、曲中で何度も転調するテクニカルな楽曲構成でありながら、それを感じさせないバンドのポップセンスを確認できる楽曲でもあります。
疾走感のある曲調とキャッチーなメロディがテンションを上げてくれる、1980年代を代表するナンバーです。
肉のうたThe ピーズ

Theピーズは1989年にデビューしました。
代表曲は「バカになったのに」です。
この「肉のうた」はもう説明のしようがないくらい彼ららしい曲。
このほかに「からーげ」と「デブ・ジャージ」という曲の3曲を合わせて、3大お肉曲が続いています。