和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚
ジャズという音楽ジャンルに興味がない方であれば、何となく外国の音楽といったイメージがあるかもしれません。
実はここ日本において、世界に誇る名プレイヤーは多く輩出されていますし、素晴らしい名盤も数え切れないほどにリリースされているのですよ。
今回は、そんな日本人ミュージシャンによる「和ジャズ」の名盤を集めた内容でお届けします!
60~70年代を中心とした往年の名盤を中心として、90年代から00年代に発表された作品にも目を向けたラインアップとなっております。
海外のジャズとは一味違う、日本人ならではのジャズ・ミュージックをぜひお楽しみください!
和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚(96〜100)
Love Addict中島美嘉

プロデューサーにMONDO GROSSOの大沢伸一を迎え入れ、アーバンクラブジャズに挑戦した1曲です。
バックのホーンアレンジが効いてます。
10年以上前の中島美嘉さんですが、十分大人の魅力も感じるPVに仕上がっていますね。
りんご追分伊藤君子

ジャズボーカルの重鎮・伊藤君子さんによる、美空ひばりの名曲「りんご追分」。
日本語で一言ずつ重みを感じる歌い方に引き込まれます。
バックバンドのメンバーも豪華なメンバーです。
伊藤さんは、津軽弁ジャズのアルバムを発売されたり、美空ひばりのカバーアルバムを発売されたり、精力的に邦楽ジャズに取り組んでいらっしゃいます。
街の灯り市川愛

堺正章がヒットさせた昭和の名曲「街の灯り」を歌うのは、ボーカリストの市川愛さん。
関西の代表的なピアニスト・竹下清志さんとトランペット・広瀬未来さんがサポートを務め、気持ちよさそうに歌っている姿が印象的ですね。
黄色い長い道秋吉敏子

現在はニューヨークに在住している秋吉敏子さんは1929年生まれ、日本が世界に誇るジャズ・ピアニストでありビッグバンドのリーダーとして知られている存在です。
娘さんがミュージシャンのMonday満ちるさん、ということも有名ですね。
14回に渡るグラミー賞ノミネート、1997年には紫綬褒章を受章、1999年には日本人として初めて「ジャズの殿堂」入りを果たすなど、その功績は短い文章で語れるようなものではありません。
本作『黄色い長い道/秋吉敏子リサイタル』は、日本人のジャズ・ミュージシャンとしては初めて海外留学を果たした秋吉さんが1961年に凱旋帰国、トリオ編成で1961年2月に録音された音源です。
当時は朝日ソノラマのソノシートとして発売されただけのものであり、後にレコードやCDで販売されるも廃盤状態が続いていた、まさに「幻の音源」だったのですね。
秋吉さん本人が最も愛着を持っている曲と言われている表題曲の『黄色い長い道』をはじめとして、自作曲や民謡、黒人霊歌など秋吉さんの個性とセンスが光る選曲にもうなる逸品です!
日本ジャズの歴史を知る上でも、非常に貴重な音源であると言えましょう。
JiLL’s blueJiLL-Decoy association

ジルデコという通称の、ボーカル・ギター・ドラムのジャズユニットです。
スタイリッシュでオシャレなサウンドを奏でるバンドですね。
2017年は結成15周年だったようです。
全国各地色々なライブハウスで活躍中です。
おわりに
往年の日本人ジャズは海外においても高い人気を誇り、アナログ・コレクターにとっては「和モノ」として重宝されているジャンルでもあります。
ジャズといえば海外の音楽のイメージしか持たれていなかった方からすれば、今回の記事でいかに日本人がハイレベルなジャズ・アルバムをリリースしていたのかが分かったのではないでしょうか。
この機会に、ぜひ往年の名盤をチェックしてみてくださいね!