和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚
ジャズという音楽ジャンルに興味がない方であれば、何となく外国の音楽といったイメージがあるかもしれません。
実はここ日本において、世界に誇る名プレイヤーは多く輩出されていますし、素晴らしい名盤も数え切れないほどにリリースされているのですよ。
今回は、そんな日本人ミュージシャンによる「和ジャズ」の名盤を集めた内容でお届けします!
60~70年代を中心とした往年の名盤を中心として、90年代から00年代に発表された作品にも目を向けたラインアップとなっております。
海外のジャズとは一味違う、日本人ならではのジャズ・ミュージックをぜひお楽しみください!
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和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚(81〜90)
Lullaby for the girl土岐英史

2021年の6月26日、ジャズ・サックス奏者としてジャズ・シーンにおいて活躍するだけでなく、山下達郎さんのバックバンドとしての活動や幅広いジャンルのレコーディングに参加するなど、日本の音楽シーンにおいて多大な貢献を果たした土岐英史さんが71歳で亡くなられました。
同年の5月には2人のギタリストと組んだ意欲的なアルバムをリリースするなど、生涯現役を貫いた土岐さんは自らが率いたバンドでも多数の作品をリリースしていますが、本稿で取り上げているのは、土岐さんが1975年に発表した初のリーダー・アルバム『トキ』です。
土岐さんは当時25歳の若さで、参加したミュージシャンの渡辺香津美さん、井野信義さん、スティーヴ・ジャクソンさんも皆若く、新進気鋭のメンバーによるフレッシュな演奏が抜群にカッコいいですね!
アルト、ソプラノどちらもこなす土岐さんの確かな技量とセンスで魅せる流麗なプレイはもちろん、オリジナル曲では作曲家としての才能も遺憾なく発揮しており、世界基準のモードジャズの傑作として大推薦の1枚です。
キャラバン大西順子

京都府城陽市出身のジャズ・ピアニスト、大西順子さんの初ベスト・アルバム「セルフ・ポートレイト-ザ・ベスト・オブ・大西順子」より【キャラバン】です。
スカッとした演奏から湿っぽい演奏まで、色々な顔を見せてくれる大西さんのピアノを楽しめる名盤です。
First Love寺井尚子

日本のジャズヴァイオリニストの第一人者・寺井尚子さんが奏でる「First Love」。
艶やかなヴァイオリンの音色にうっとりとしちゃいますね。
なんとあの美貌で、寺井さんは2018年でデビュー30周年だそうです!
Trinkets & Things川崎燎

クラシックジャズファンクのコンピレーションとしても収録され、行き過ぎないアシッドジャズフュージョンのバランス感覚が秀逸に光る一曲です。
ギターの洗練された奏法とパーカッションの気持ち良さでラテンジャズとのジョイントとしても多くのDJからも重宝されました。
Sao Paulo本多俊之

サックス奏者本田俊之の代表曲です。
父親がジャズの評論家を行なっているジャズ一家であり、裏打ちされた確かな演奏技術を感じることができます。
本作においては如実にフュージョンの影響を受けていながらも確かなジャズの力強さを味わうことができます。
Softly As In A Morning Sunrise本田竹曠

「これが自分だ」と宣言するアルバム・タイトルの時点で最高に潔くてカッコいいのですが、モノクロのジャケットに映るアフロヘア―でヒゲの男性の横顔も含めて、ジャケ買い必至の作品です!
伝説的なフュージョン・グループのネイティブ・サンの結成メンバーとしても知られているジャズ・ピアニストの本田竹広さんが、本田竹曠という名義で1972年に発表した『ジス・イズ・ホンダ』を紹介します。
日本を代表するジャズ・ベーシストの1人である鈴木良雄さん、渡辺貞夫さんの実弟であるドラマーの渡辺文男さんの3人で組んだピアノ・トリオ編成の作品であり、スイングジャーナル誌のジャズディスク大賞における最優秀録音賞を受賞するなど、本田さんにとっては代表作としても知られている1枚です。
全6曲がスタンダードナンバーのカバーで構成されており、スタンダードナンバーだからこそ演奏者の個性が出るというものですから、そういった観点からも彼らの素晴らしいプレイヤビリティやセンスは十二分に感じ取れるのではないでしょうか。
独特のブルース・フィーリングを感じさせる本田さんのピアノは黒さ満点ながらも日本人独自の感性がしっかりと刻まれており、時折聴こえるご本人のうなり声も臨場感にあふれていて良いですね。
もちろんリズム隊の仕事も文句なし、小奇麗なピアノトリオとは違う激しくもクールな魅力をぜひ全身で浴びていただきたいです!
和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚(91〜100)
Babylonia Wind杉本喜代志

1970年代においてジャズギター最重要人物と目されていた杉本喜代志の代表曲です。
和風のジャズアーティストとしても先駆者的な位置付けにあり、楽曲としても荒々しさのある当時のジャズシーンを象徴するような仕上がりとなっています。
煙たい大人の漆黒のジャズを堪能できる深みある一曲です。