和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚
ジャズという音楽ジャンルに興味がない方であれば、何となく外国の音楽といったイメージがあるかもしれません。
実はここ日本において、世界に誇る名プレイヤーは多く輩出されていますし、素晴らしい名盤も数え切れないほどにリリースされているのですよ。
今回は、そんな日本人ミュージシャンによる「和ジャズ」の名盤を集めた内容でお届けします!
60~70年代を中心とした往年の名盤を中心として、90年代から00年代に発表された作品にも目を向けたラインアップとなっております。
海外のジャズとは一味違う、日本人ならではのジャズ・ミュージックをぜひお楽しみください!
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和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚(51〜60)
Theme MustacheTakeshi Inomata & Sound L.T.D

兵庫県出身で現在もドラム塾の校長として活動しているジャズドラマー猪俣猛とコンビによる名曲です。
奇天烈な音調と転調を多く用いた構成でよりトリップ間強めのジャズ作品として楽しむことができます。
卓越したドラミングのシャッフルリズムに躍動するキーボードが高みへと誘う日本史に残る作品へと昇華しています。
くちばしにチェリーEGO-WRAPPIN’

EGO-WRAPPIN’の代表曲の1つで、スカのリズムが利いたアレンジのナンバーです。
2002年にリリースされた曲で10年以上前の作品ですが、今聴いても(見ても)新鮮に感じる、理屈ではなくカッコいい曲です。
ラブストーリーは突然にSOLO-DUO

ギラ・ジルカさんと矢幅歩さんの男女ボーカルユニット”SOLO-DUO”による「ラブストーリーは突然に」。
小田和正の往年の名曲をギラさんが英訳した英語の歌詞が乗って、バンドアレンジになっておりカッコいいジャズです。
このユニットのCDも発売されてるので、邦楽ジャズ好きの人は要チェックです!
Swanee原信夫とシャープス&フラッツ

2021年6月21日、日本のジャズの歴史における生き字引のような存在だった原信夫さんが94歳で亡くなられました。
幼少期から音楽に親しみ、戦中では大日本帝國海軍軍楽隊に入団、海軍軍楽隊として日々を過ごした原さんは戦後になってジャズ・ミュージシャンとしての道を歩みます。
その後は自身のバンドである「シャープスアンドフラッツ」を率いて国内外の著名なアーティストたちと共演を果たし、バンド・リーダーとしても作曲家としても活躍した原さんが、戦後の日本の音楽史に残した功績は計り知れないものがあります。
今回紹介している『ジャズ・フェスティヴァルのシャープス&フラッツ ’68-’70』は、原信夫とシャープス&フラッツがバンドとして脂の乗り切っていた時期のライブ音源を収録した2013年作の編集盤です。
未発表音源はもちろん、それまではレコード化されたことのない「全日本ジャズ・フェスティヴァル’70」などの貴重な音源も収録されており、まさにジャズ・ファン必聴の1枚となっておりますよ。
日本が誇るビッグ・バンドの真骨頂を、ぜひ良質な再生環境でお楽しみください!
ハチ山下洋輔

ヒジ打ちのピアノ演奏など型破りなプレイを駆使し、日本のフリージャズ界の先駆者としてシーンを席巻した山下洋輔さん。
フリージャズの分野に限らずオーケストラや和太鼓との共演、作曲家やエッセイストとしても活躍する山下さんは、まさに和ジャズの歴史にその名を刻む偉人の一人です。
そんな山下さんによる「山下洋輔トリオ」の絶頂期、1975年にドイツで行われた壮絶なライブの模様を記録した『キアズマ』は、70年代のフリージャズ時代における貴重な証言そのもの、と断言したいすさまじい熱量が迫りくる衝撃的なアルバムなのですね。
音楽理論や一般常識などあらゆる制約から解き放たれたかのように、縦横無尽に暴れ回る山下さんのピアノ、森山威男即さんのドラムス、坂田明さんのアルト・サックス……興演奏という音楽に慣れていない方であれば、何をやっているのか分からない単なる雑音にしか聴こえないかもしれません。
曲の終わりに収録された、耳の肥えた海外のオーディエンスの拍手喝采の反応を耳にすれば、どれほどの驚きを持ってこの音が迎え入れられたのかが理解できるはず。
聴き手の魂を解放するような演奏ですから、こちらも全身全霊で彼らの演奏に向き合うことをおすすめします!
Tell Me A Bedtime Story笠井紀美子

1970年代の日本におけるジャズ・シーンにおける伝説的なシンガーであり、80年代以降のシティポップ歌手としても世界中の音楽ファンから熱い視線を浴びる京都出身の笠井紀美子さん。
音楽活動と並行してジュエリーデザイナーとしても活動していた笠井さんは、1998年に活動30周年を迎えたのと同時に音楽業界からきっぱり足を洗ってしまいますが、その潔さも含めて伝説たるゆえんと言えるかもしれませんね。
そんな笠井さんが1979年にリリースしたアルバム『Butterfly』は、ジャズ界の巨人ハービー・ハンコックさんと共同名義で発表され、時代を反映したフュージョンやディスコ・ミュージック、シティポップ的な感性で織り成す先鋭的なサウンドは、リリース当初はその価値が認められなかった面もあったそうです。
むしろ本作の評価は時がたてばたつほど高まるばかりで、幾度かのリイシューも行われ、現在では日本のみならず海外の音楽ファンからも愛される作品となりました。
ハービーさんの名曲を自分流に歌い上げる笠井さんの歌声はまさにマジカルな魅力を放ち、スティーヴィー・ワンダーさんの楽曲をカバーした『As』もナイスな出来です。
ジャズ・ファンはもちろん、シティポップに興味のある若い音楽ファンも必聴の1枚ですよ!
Sunny綾戸智恵

綾戸智恵さんは、おそらく日本で最も有名な女性ジャズ・シンガーの1人でしょう。
音楽活動だけではなく、ドラマ出演やテレビのコメンテーターなども務め、幅広い活動でお茶の間に知られた存在の綾戸さんですが、ジャズ・シンガーとして1998年に『For All We Know』でアルバム・デビューを果たした時点では40歳という年齢で、かなり遅咲きのデビューなのですね。
本稿で取り上げている『Your Songs』は、デビュー以前からライブハウスなどでその圧倒的な実力が有名だった綾戸さんが、綾戸智絵名義で1998年にリリースした通算2枚目のアルバムです。
ジャズのスタンダードナンバーからビートルズ、エルトン・ジョンさんといったロック~ポップス・サイドのアーティストによる名曲を歌う綾戸さんの歌唱はまさに絶品の一言!
純然たるジャズ・シンガーとしての、そして稀代の歌い手としての綾戸さんの魅力を心ゆくまで味わいたいという方に対しては、本作はベストな作品の1つとして挙げられるのではないでしょうか。
Mrs. RobinsonHiroki Miyano & Earl Klugh

革新的なギター奏法と言われたさざなみ奏法という技術でフュージョン界やライトジャズの界隈で人気を博した宮野弘紀の代表曲です。
国内外でのフィーチャリングも積極にこなしおり、叙情溢れる楽曲に仕上がっています。
宮城野Jazztronik

野崎良太のプロジェクトJazztronikのジャズ名盤です。
妖艶なバイオリンの音色もウッドベースの高貴な演奏が特徴の一曲です。
ジャズの系列としても異彩を放つアダルトでサブカルチャーライクな性質を持つ楽曲で、宮城野の世界観が巧みに表現されています。
ワインレッドの心KEIKO LEE

言わずとしれた、日本を代表するジャズ・ヴォーカリストであるケイコ・リーさんが唄うこの曲は、しっとりした安全地帯の名曲。
ケイコ・リーさんは2017年9月にJ-POPのカヴァーアルバムを発売されたようで、ぜひ聴いてみたいアルバムです。


