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和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚

ジャズという音楽ジャンルに興味がない方であれば、何となく外国の音楽といったイメージがあるかもしれません。

実はここ日本において、世界に誇る名プレイヤーは多く輩出されていますし、素晴らしい名盤も数え切れないほどにリリースされているのですよ。

今回は、そんな日本人ミュージシャンによる「和ジャズ」の名盤を集めた内容でお届けします!

60~70年代を中心とした往年の名盤を中心として、90年代から00年代に発表された作品にも目を向けたラインアップとなっております。

海外のジャズとは一味違う、日本人ならではのジャズ・ミュージックをぜひお楽しみください!

もくじ

和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚(21〜40)

ススト

Circle/Line菊地雅章

「プーさん」の愛称で知られ、日本のみならず世界的を舞台に活躍したジャズ・ピアニスト~キーボード奏者の菊地雅章さん。

日本ジャズの立役者の1人であり、和ジャズ史を語る上でも欠かせない存在の菊地さんが1981年にリリースした『ススト』は、1980年11月にニューヨークのスタジオで録音され、翌年の1月に東京のスタジオでミックス作業を行ったという、まさにグローバルな1枚。

数年前の1978年頃、菊地さんはエレクトリック期のマイルス・デイヴィスさんのグループに参加してリハーサルやレコーディングを繰り返していたということですから、その経験が大いに反映されていたということは間違いないでしょう。

盟友の日野皓正さんをはじめとして、スティーヴ・グロスマンさんやビリー・スペースマン・パターソンさん、アイーブ・ディエングさんといった強力な海外勢を迎えたすさまじい異国的グルーブの嵐は、2020年代の現在においても刺激的の一言!

さまざまなジャンルを内包、クロスオーバーさせたサウンドはクラブ世代からの支持も集めており、その先鋭性はむしろ時がたてばたつほど色あせるどころか真価を発揮していくのではないでしょうか。

CM曲として起用された人気曲『Gumbo』のように、ゆるいレゲエ・ファンク調の聴きやすい楽曲も用意されていますから、小難しいことは考えずに体ごと本作の圧倒的なグルーブの渦に飛び込んでみましょう!

Summer Time安田南

純正ジャズの表現者として台頭したMinami Yasudaの名曲です。

ローテンポ、ローテンションのイントロからスウィンギンなボーカル響き渡る楽曲となっており、黒さが充満した雰囲気に仕上がっています。

管楽器、弦楽器配置のバランスも整っており、聴き応え十分のジャズとして売り出されています。

女の子は誰でも東京事変

椎名林檎本人も出演した化粧品のCMソングとしても起用された東京事変の曲。

ゴージャスなビッグバンドと椎名林檎とのコラボは素晴らしいですね!

歌詞もかわいらしく、映像もカラフルでポップな世界観でエンターテインメントな世界に浸れます。

産業革命JAM

新生クラブジャズのアーティストJust Another Mindの代表曲です。

元よりSoil Pimpのメンバーを中心とした構成であり、全員の確かな技術とジャズに対してのストイックなまでに洗練された姿勢が伺える名盤として完成されています。

リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピオン上原ひろみ

世界で活躍する日本のジャズ・ピアニスト、上原ひろみさんのアルバム「ビヨンド・スタンダード」より【リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピオン】です。

スタンダードからアレンジ物まで楽しめる1枚となっています。

この【リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピオン】は、日本盤のみのボーナス・トラックとして収録されています。

Make Her Mine中塚武

ポップスの系列にありながらスウィングジャズの系譜を高いレベルで自身の音楽性として昇華する中塚たけしのカバー名盤です。

原曲のスウィングジャズの名曲をより日本人好みのキャッチーな味わいとして落とし込んだ新種のジャズ名盤として数えられています。