和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚
ジャズという音楽ジャンルに興味がない方であれば、何となく外国の音楽といったイメージがあるかもしれません。
実はここ日本において、世界に誇る名プレイヤーは多く輩出されていますし、素晴らしい名盤も数え切れないほどにリリースされているのですよ。
今回は、そんな日本人ミュージシャンによる「和ジャズ」の名盤を集めた内容でお届けします!
60~70年代を中心とした往年の名盤を中心として、90年代から00年代に発表された作品にも目を向けたラインアップとなっております。
海外のジャズとは一味違う、日本人ならではのジャズ・ミュージックをぜひお楽しみください!
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和ジャズのすすめ~日本人ジャズの名盤・オススメの1枚(21〜30)
あめのいわやど鈴木宏昌

慶應義塾大学在学中からジャズピアノに傾倒し、その類まれな才能を発揮してきた鈴木宏昌さん。
作曲家、編曲家としても活躍し、アニメ音楽やテレビ番組の劇伴など、幅広い分野で日本の音楽シーンに多大な影響を与えてきました。
1972年にRCAレーベルからリリースされた『ロック・ジョイント琵琶』は、日本の古典文学『古事記』をモチーフにした意欲作。
当時の日本ジャズ界を代表する稲葉国光さんや杉本喜代志さんらが参加し、琵琶奏者の三宅史邦さんを迎えることで、伝統楽器とジャズ・ロックの革新的な融合を実現しています。
サイケデリックで幽玄な楽曲の数々は、現代でも色褪せることのない魅力を放ち、和ジャズの金字塔として高い評価を受けています。
日本の伝統文化と現代音楽の出会いに興味をお持ちの方、独創的な音楽表現を求める方に、ぜひ体験していただきたい一枚です。
Romance鈴木弘

モダン~フリーを問わず、さまざまなスタイルのジャズをこなすトロンボーン奏者であり、日本のジャズ界において「良い演奏をしたいならトロンボーンはあいつを押さえろ」と言われるほどの腕前とセンスを持った鈴木弘さん。
70年代初頭にアメリカに移住した鈴木さんが一時帰国していた時期に録音された本作『キャット』は、レアグルーブなどを愛好する世代にも支持を集める名盤です。
1975年に伝説的なジャズ・コンボと言われたフリーダム・ユニティのメンバーが集結し、1975年に録音された本作は翌年の1976年にリリースされています。
ファンキーかつソウルフル、メロウかつスピリチュアルな要素も兼ね備えた楽曲群はどれも最高のクオリティを誇り、全編に渡ってクールでカッコ良すぎなグルーブを生み出しておりますね。
鈴木さんの渋い演奏時の顔のアップと、さりげない猫ちゃんのシルエットが絶妙な配置でデザインされたジャケットもナイスです。
1970年代にこのような極上のグルーブを生み出すジャズ・プレイヤーたちによる音楽があった、という事実は本作のようなアルバムを聴けば理解できることでしょう。
Jubilee土井一郎トリオ

大阪出身のジャズピアニスト、土井一郎の代表曲です。
ビルエヴァンス等のモダンジャズ派の音楽性を主流に行うスタイルでありながらもシンセサイザーを取り入れていくなどの幅広い音楽性を昇華していくことで人気を博しました。
当該曲も日本のクラシックジャズにおいて名盤とされています。
リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピオン上原ひろみ

世界で活躍する日本のジャズ・ピアニスト、上原ひろみさんのアルバム「ビヨンド・スタンダード」より【リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピオン】です。
スタンダードからアレンジ物まで楽しめる1枚となっています。
この【リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピオン】は、日本盤のみのボーナス・トラックとして収録されています。
糸伊藤大輔

ジャズボーカリストの伊藤大輔さんが唄う「糸」です。
色んなアーティストがカバーする名曲ですね。
結婚式のシーンなど、色々な場面で耳にする機会があります。
伊藤大輔さんは、昔ライブを聴いたことがありますが、すらっと長身の爽やかな好青年でした。
Circle/Line菊地雅章

「プーさん」の愛称で知られ、日本のみならず世界的を舞台に活躍したジャズ・ピアニスト~キーボード奏者の菊地雅章さん。
日本ジャズの立役者の1人であり、和ジャズ史を語る上でも欠かせない存在の菊地さんが1981年にリリースした『ススト』は、1980年11月にニューヨークのスタジオで録音され、翌年の1月に東京のスタジオでミックス作業を行ったという、まさにグローバルな1枚。
数年前の1978年頃、菊地さんはエレクトリック期のマイルス・デイヴィスさんのグループに参加してリハーサルやレコーディングを繰り返していたということですから、その経験が大いに反映されていたということは間違いないでしょう。
盟友の日野皓正さんをはじめとして、スティーヴ・グロスマンさんやビリー・スペースマン・パターソンさん、アイーブ・ディエングさんといった強力な海外勢を迎えたすさまじい異国的グルーブの嵐は、2020年代の現在においても刺激的の一言!
さまざまなジャンルを内包、クロスオーバーさせたサウンドはクラブ世代からの支持も集めており、その先鋭性はむしろ時がたてばたつほど色あせるどころか真価を発揮していくのではないでしょうか。
CM曲として起用された人気曲『Gumbo』のように、ゆるいレゲエ・ファンク調の聴きやすい楽曲も用意されていますから、小難しいことは考えずに体ごと本作の圧倒的なグルーブの渦に飛び込んでみましょう!
ソー・ロング山中千尋

群馬県桐生市出身のジャズ・ピアニスト、山中千尋さんのアルバム「フォーエヴァー・ビギンズ」より【ソー・ロング】です。
あまり情報は出回っていませんがジャズ・ミュージシャンとして重要な人物、ベーシストのベン・ウィリアムスさん、そして新世代ジャズを担う実力派ドラマー、ケンドリック・スコットさんと共に作られた名盤です。
メロディアスなジャズに心掴まれることでしょう。